工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

ジオラマ建設開始

2022-10-11 20:32:35 | 今日の製作所


軽便祭に刺激を受けて、というか前から構想していたのですが、2つ目の地面に取り掛かりました。
・・・建物はだいぶ前から作り始めていたんですけどね。

今回はモジュール形式にしたいと思います。
1人で持ち運び可能なサイズのエンドレスレイアウトの場合、複雑な配線(=急曲線)とするとかなり小型の車両限定になってしまい、猫屋線レベルの車両が走れるとなると作れる配線や情景が限られると感じたためです。
いくつか表現したい光景があるけど1個のエンドレスに表現するのは無理があり、それらをモジュール形式で製作していこうという魂胆です。



せっかくなら既存の規格に従って作ろうと思い、KBMCのシモデン規格を参考にパネルを製作しました。
でも軽便祭で見た感じ、幅280mmではイメージした情景を作れないと考え前方に張り出しています。
・・・別に完全に従う必要はないので準拠という形です。

t=4mmのベニヤ板を天板にし、



接続部を除いてPECOのフレキを使用するため、嵩上げにt=2.5mmのベニヤを更に敷いています。





規格に倣って接続部にはトミックスレールを使用します。
PECOとトミックスレールはサイズが似ているので、トミックスレールのツメを壊さないように外すとPECOのレールを差し込むことが出来ました。(上写真)
もう一方はポイントがあるのでこの方法が使えず、2cmばかりトミックスレール区間があります。



小さな駅と車庫のあるモジュールを作ります。



土工トロが入線、社長が視察にトラバントでw乗り付け、いよいよ着工です。

アメリカンカープラモ(1/48シボレー6400)

2022-10-05 20:48:13 | 今日の製作所
最近アメプラ(アメリカンカープラモ)が俄かに人気のようで
影響され気になっていたモノをジャンク品ですが入手しました。



アメリカレベルのシボレーのトラックです。
どうやらChevrolet 6400というやつらしい。
箱絵がカッコいいです。
細かい薀蓄は火付け役?のバントウスペース等に譲ることにしますwが、
注目ポイントは1/48であること
・・・ナローゲージャー的にはOn・・・などと非常に欲しくなるスケールですw

このキットはレベルのカーモデル最初期の製品のようで、初版はなんと1955年。
このトラックの発売と同じくして発売されたキット(らしい)
アメリカのモデラーには「懐かしアイテム」になっていて何度か再販されているようです。
この製品は1994年再販版のようです・・・にしても30年近く前・・・



屋根には1955の刻印が





スライド金型?何それ時代のモノなので、キャブは6枚に分割されています。
「あっ(察し)」という感じのランナーでしたが、想像以上にキレイに組立て出来ました。
さすがレベル?
・・・組んでいる途中に力を入れたらリアパネルが折れてしまい絶望したのですが、目立たない場所なのでシレっと接着していますw



ボンネットは「movable hood」とか言って中のエンジンが見えるのがウリみたいですが、可動させるために大幅に隙間が取ってあり流石に悲しいのでプラ板で隙間を埋めました。



その他パテで接合部を整形してキャブが完成(屋根はまだですが)
想像以上にそれっぽくて完成が楽しみになります。



さて、当製作所ではやはりレールトラックにするぞ!と思っていたのですが、カッコよく仕上げるにはフレームを自作することになりそうです。
・・・思ったよりトラックの幅が広くて16.5mmが上手く決まりません。
そのまま作ってもいい感じになりそうなので、悩みます。

・・・つづく

第18回軽便祭およびナローレンタルレイアウトに関する考察

2022-10-04 19:19:54 | 今日の製作所
コロナの影響で滅茶苦茶久しぶりのイベント参加となりました。
こちらも久しぶり、3年ぶりに開催の軽便祭です。
・・・ナローゲージャーとしては参加必須?という事で馳せ参じ

サムネになるような写真が無いのでパラパラ気になったモノの写真を。
・・・全体のまとめは他のブログを参照してくださいw

所属するクリッターズクラブの今回の企画はアルモデル中毒



自分も賑やかしにいくつか展示させていただきました。
・・・設営した役得?で一番真ん中に置かせて貰いましたw
人の作品をリアルで拝見するのはやはり刺激になりますね。



四頓倶楽部さんの木橋のジオラマ
ライティングが素敵。
裏からオレンジの光を照らして川に映る夕日を表現する意外な方法。



いつもお世話になっている不器用な淳さんの機関車群
毎回キュートな仕上がりです。



初めてお会いできた鉄模三昧さんの作品
不器淳氏に似た要素がありますw



雀坊さんの松本製材
ロクハンの動力を使った6.5mmは考えてみたものの、題材が少ないんですよね。
松本製材の模型も(多分)初めて見ました。渋いです。



栂森さんのカバン線
初見ではありませんが、とても好みです。
何が良いのか上手く呑み込めていなかったのですが、艶消し仕上げがポイントだと気付きました。
(勿論細部までの丁寧な仕上げは言うまでもありません)
どのように仕上げているんでしょうか?目指したいところです。



昼にはいちかわ師匠と3年ぶりぐらいに再会
作品を拝見しつつ乾杯できました。他にも初対面でしたが素敵な方との最高の時間でした。


と、3年ぶりのリアル開催の軽便祭、やはりリアルで見るサイズ感や迫力は何物にも代えられませんね。
毎回貴重な体験です。

「松本君はジオラマ寄贈しちゃったんでしょ」と何回か声をかけられました
・・・それで良かったんだよ と思いましたが、わずかに惜しかったかなともw
実際に作る方に見て頂くのも重要ですよね。


と、まぁここまでが軽便祭の(超雑な)レビュー(という感想)

※※※

これだけだとタダの備忘録にもなりませんので、ナローゲージャーの中で度々俎上に上がる「ナローのレンタルレイアウト」はナゼないのか?について個人的な感想(股間)を開陳したいと思います。

まず第一にナロー人口が少ないという大前提は置いときますw

例えば猫屋線を走らせられる貸しレがあったとして、
・kidsとお母さん
・黙々と自分の猫屋線を走らせるオジサン
この辺りは全然想像できません。上はまぁそうだろうなとして、下は何ででしょうか?車種が少ないから?編成が短いから?
・・・個人的には例えばリオグランデはアリな気がします。何故なのかうまく説明できません。でもそんなの持参する人はほぼいないですよね。
レンタルレイアウトは広いレイアウトを悠々と列車を走らせることが出来るのが大きな魅力だと思います。リオグランデは正にこれに合致しますね。でも日本の味噌汁軽便でそういうことが出来ればそれも楽しいと思います。木曽のキャブフォワードの運材列車が古編成で走る情景も大いにアリです。
・・・要は今まで誰も経験していない楽しみ方という事なんでしょうか?

一方で
・仲間内でワイワイと色々走らせる
これはナローでも大いにあり得ると思います。しかしながら、私の仲間内で「走るのを見る」というと特殊なSLの動きを観察して楽しむなど、車両自体のギミックを楽しむ方が多いように思います。
これは広いレイアウトでの楽しみ方ではありません。

あと、ナローゲージャーの頭の中には「こういう風景を走らせたい」ってのがあって、割と千差万別だと思うんですよね。下津井を意識したジオラマに沼尻が走るのはなんだかナァだし、逆もしかり。

これだwと思ったのは、お客さんに「勝手に情景を作っていいよ」というコンセプト。会員制?
でもこれってつまりクラブハウス(集会所)ですよね。
車両を前にウダウダ喋るのが好きな方も多いですし、碁会所的なスペースになりそうです。
クラブハウスがあればスペースが無くてジオラマを作れない・・・という問題も解決。素晴らしい。



どこかで既に実現されているクラブは存在するのでしょうか?
首都圏では人数が多いといえ財政的に困難でしょう。
信州なら実現可能性は高まります(?)が、果たして何人集まるやら?汗

という、空想をひたすら綴るアブナイ日記でした。