工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

木曽 常盤橋わきのトンネル

2022-03-21 13:41:28 | 日記


雪も解け、木の芽も膨らんできました。
…まぁ春分の日ですもんね。

木曽も雪がかなり解け、山肌が露わに・・・
この時期は山の中の廃道や廃線がとても見つけやすいですw



王滝へ向かう県道の途中、三岳の道の駅を過ぎて山が迫る場所に現れる常盤橋
渓谷に架かる朱色のアーチが非常に目立ちますし、ちょっと狭くておっかないので、名前は知らなくても通れば覚えている方も多いのではないでしょうか。



その脇の岩山
実は木曽森林鉄道の隧道が貫通しています。
上松側は軌道敷に落石防護柵が設置されていて夏場はよく見えませんが、今の時期だとハッキリと落石覆いと坑口が確認できます。



王滝側の坑口も道路からよく確認できます。
道路脇には「常盤橋」などと書かれた石碑が
橋の名前しか書かれていないようでちょっと珍しい?





木曽林鉄の本線らしい立派なトンネルです。

石積みとコンクリート巻き立ては出口付近のみで、真ん中は素掘り構造でした。



反対側は下から見た通り落石覆いが連続していて坑門はよく見えません。

全長は20mほど、前に付く落石覆いも極短いもので、非常に模型的に感じました。

ちなみに西裕之氏の『木曽谷の森林鉄道』には沼~小島間のトンネルとして列車が通っている写真が掲載されています。

・・・ちなみに、少し上流にはこんな橋脚も



木曽林鉄跡はレールこそないものの、多くの構造物がそのまま残されており、突然現れるのが魅力ですね。

※今回紹介部分は道路からアクセス容易ですが、落石や動物の危険があるので訪問は気を付けて、自己責任でお願いします。

カーモデルをつくる(1/24 トラバント)その2(完成)

2022-03-15 06:52:11 | 今日の製作所


前回に引き続きトラビです。



床下。実際と比べるとどうなんですかね?
まぁ見えないのであまり気にしませんが。



車体塗装前の調整。
ボンネットはヒンジ部分を削らないとピッタリ閉まらないので注意です。
あとバンパーはバリが多く整形に苦労します。
フォグランプは実物写真を見ると未装備も多いのでカットしてしまいました。
・・・バンパーは年代によって?ちょっと形が変わるみたいです。



車体は黄緑色にしました。
ルマングリーンほどの鮮やかな色ではないので、クレオスの外舷21号色を採用しています。
・・・トラバント、どれもイマイチ冴えない感じなんですがなぜなんでしょうかね(笑

ちなみに車内はGMカラーの近鉄オレンジ、国鉄ブドウ色2号、西武ベージュを採用しています。
・・・どれも手持ちでそれっぽい色を使いました。





ということで唐突に完成
最後にプレミアムトップコート半光沢を吹いています。
・・・研ぎ出しとかはやったことありません・・・





ボンネットとリヤハッチが開くのがお気に入りです。
内装も作りこめるし1/24だと重量感があり手に持った時の満足感が違います。
・・・オーナーズクラブがアレなだけか・・・?w





反対側のリヤフェンダーはぶつけて交換したのか色を変えてみました。ここだけつや消し仕上げです。
これは昔ネットで見た写真の個体を真似たものです。
写真では錆止め色みたいな下地色のように見えたのですが、実際の外板の素材色はこげ茶という情報もあり、詳細は闇の中です。(現在その写真は検索しても見当たらず)
この表現がやりたいがために組むってポイント、ありますよね。まさにそれです。
・・・ちなみにトラバントの外板は合成樹脂で出来ているので、ぶつけると凹むより割れて壊れるようです。



テールライト部分もクリーム色。
ドイツ民主のDDRを✕でDに直しているのが良いw
ナンバーや国籍のデカールはたくさん付いています。
ユーロ圏なら説明不要なんでしょうけど、ナンバーと国籍の組合せには決まりがあると思うので、その辺の説明があればいいのになと思いました。

予想通りでしたが、窓下のモール?部品がバリが多く整形に苦労する上分厚くてかなり目立ちます。
実車はそんなに目立たないので、プラ帯材などで薄く作った方が良いかなと思いました。

しかしメッキパーツがほぼ無いのが潔いですね。
バンパーやライトリムが銀色の個体もあるようなので、グレードが存在したのか?不明です。

プラモデルを組んでみるとその車の細部まで知ることができていいですね。
実物ではなく、キットの設計者の拘りなどの意図を考えてみるのも楽しみの一つなんだなぁと知りました。

次は何を作ろうかナァ

カーモデルをつくる(1/24 トラバント)

2022-03-07 19:47:31 | 今日の製作所
久しぶりにカープラモに手を付けました。
Nゲージなんかに比べると大きな箱なので、部屋の整理にと・・・



レベルの1/24 トラバントです
おなじみ?東ドイツの大衆車。
「段ボールでできている」と言われますが実際は外板が合成樹脂でできています。
開発された1957年としては普通の車だと思います。スバル360と同い年ですね。
これが30年以上そのまま製造され続けたところに同車の凄さがあります。

ある日壁の向こう側から3世代くらい前の車が大挙して押し寄せてきたら結構なインパクトありますよね。
トラバントは移動の自由の大切さを教えてくれるような気がします。

この存在を知った当時学生の私はプラモが欲しくなりましたが、当時出ていたのはこれの旧製品、しかも絶版。
どうしても入手したくて、誰かの製作品をヤフオクで入手したのでした。
・・・安かったし作りも良かったけど、製品自体のプロポーションのイマイチさと、やっぱり自分で作りたいという思いがありそのまま実家の棚に飾りっぱなしです。

そして2009年(たぶん)まさかの新金型で再販!もちろん喜んで購入。
しかも2014年(たぶん)まさかまさかのuniversalも発売!もちろん購入。
・・・箱を開けて精密さとパーツの多さに圧倒された思い出w
結局こちらも押入れに長く眠ることとなりました。



今回手を付けたのは後者のuniversal(バンタイプ)
そうは言ってもとりあえずと1箱実家から持ってきていたものです。

購入後中身をあまり見分していなかったのですが、ボンネットとリヤハッチは開閉できる様になっています。
・・・見分せずに持ってきたため、まさかのランナー不足で慌てて新たに購入(=在庫の整理のつもりが1増w)したのは公然の秘密・・・
60周年記念モデルverは持ってないので良いのだw



ヒンジが片方欠けていたため、真鍮線で復旧しました。(奥の方



新しいキットだけあって勘合は良好です。



エンジン
・・・エンジンの付いたカープラモは久しぶりですw
汚しにはタミヤの墨入れ塗料とクレオスのウェザリングカラーを使います。
・・・個人的にはウェザリングカラーの方が汎用性が高いと思いますが、適材適所ですかね。
まぁ全体に細かいディテールですが、バリとダルいモールドは海外製だなぁという感じです。





エンジンルーム
マイカーを参考にw埃っぽく汚しています。
塗っては組み立てを繰り返すのが鉄道模型とはちょっと異なるところですかね。
好みの問題ですが、仕上げにエナメル系でウェザリングやフィルタリングをするため、基本塗装をラッカー系で筆塗りするので非常にニオイが・・・
なんかいい方法はあるんでしょうか?水性も気になりますが一式揃えるのもナァと・・・



大き目なパーツはエアブラシで塗装
車体は黄緑色にします。

・・・つづく