工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

ノス鉄キハ203の小加工

2023-03-23 19:35:01 | 今日の製作所


一部界隈でアツいノスタルジック鉄道コレクション
楽しんでいる方々のアレコレを見ていいナァと・・・
しかし鉄コレ第1弾2弾のような価格ではなく、ブッタ切ったりするのはちょっと躊躇します。
・・・というか、オジサンは在庫が山のようにあるので、ざわざわ買うのもナァと言い訳してしまう訳ですw

しかしそうは言っても幾つか確保しており、今回はキハ203を軽く加工してみました。

この車両、スタイルと塗装はかなり好みなのですが、下回りがマッチョな2軸?というなんかアンバランスなカッコで気に入りません。
なので、KATOのBトレ動力でボギー化してみました。



そのまま嵌めると内股過ぎるため、5mmほど延長しています。
床板パーツが2枚必要ですが、モーターとギヤを使用した残材があったのでそれを利用しています。

集電は銅箔テープで適当に延長してみましたが、とりあえず通電しているようなのでこれで様子見です。
・・・集電はかなり苦手な工作ですw



岩手開発のキハ202を見ると台車はもっと外側に来ていますが、カプラーの関係でこの程度の延長にしています。
また、この動力を使うことによりエンジンパーツをちょうどの奥行に接着でき、元の太っちょな印象はなくなりました。空いたエンジンの外側には箱とタンクを取り付けています。
・・・最後に全体にジャーマングレーとエンジンにメタリックグレイを筆塗り。


車体は自由形と割り切っているため加工ナシ。塗装もこれが良いし。
窓ガラスパーツは下回りに干渉するため、窓下でカット
ツメの部分も1mm程度短縮しました。





屋根のみエアブラシで濃いグレーを塗装。
全体にエナメル塗料でスミ入れして完成です。





カプラーの関係で~とか言いつつ、連結させる機会は想定できないため片側はダミーカプラーに。
解放テコやタイフォンも付けたくなりますが・・・汗

以上、お手軽加工でした。



残りの2両はどうしようかナァなどと楽しんでおります。

TOMIXのかやぶき農家

2023-03-20 19:56:30 | 今日の製作所
みなさま明けましておめでとうございます。
・・・マジで更新してませんでしたが生きています。
最近「記事にするほどでもないかなぁ~」という事ばかりなので。
でも、今年もそういうのをチマチマ小出しにしていこうと思います。


トミックスのストラクチャーといえばまずこれを思い浮かべる方も多いと思われる「わらぶき農家」



「かやぶき」じゃないのは何故なのか?
茅葺きと藁葺きを明確に見分けることが出来るのか、この模型で判断できるのかは不明ですw
今は茅葺きの方が一般的な呼び方の気がしますが、1978年発売の時からそういう製品名のようです。

だいぶ前に安かったのでとりあえず買っておいたのですが、いよいよこれを配置したレイアウトを作りたくなったのでメイクアップしてみました。



部品の構成はすごく単純。
台座を入れて5個のパーツです。
・・・井戸は別パーツですが地面に接着されていて剥がせないのでノーカウントw

各パーツはよく見ると素晴らしいモールド
屋根をパウダー系の素材でディテールアップしている作例が多く、それはそれで素晴らしいのですが、このわらぶきのモールドを活かしてあげたいなと塗装のみで仕上げることにしました。



いきなりだいぶ塗った状態ですが、差掛けの物置と屋根を黒サフで全体を塗ったあとにタミヤエナメルを筆塗りしていきました。
わらを積んだ起伏まで表現されていてかなりのコダワリを感じますw
コツはベタ塗りにならないように。せっかく筆塗りなので・・・
ドライブラシ用にしている穂先の荒れた古い筆で、塗料をドライブラシ程度に筆に付け、ツンツンするように塗っていきます。
フラットアース、バフ、ミディアムグレイ、ダークイエローなど数色を重ねています。





こんな感じに。
北側は若干暗めにし、植物が生えている事にして緑色をちょっと追加しています。

建物壁面も同様にドライブラシ。
漆喰部分は剥がれた様子を再現すべく一部にバフを塗って土壁っぽく。

最後につや消しを吹いて完成。
地面はレイアウト製作時に作業するため、今回はこのままです。

筆塗りによる木質表現、楽しいですよ