工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

日鉄自タイプの16番電車を作る その2

2019-10-26 20:07:55 | 今日の製作所
前回の続き
一気に進めていきます。

やはり模型には旬というのがあるような気がします。
キットも買ってすぐは「作りたい!」と思うものですが、一度仕舞ってしまうと中々・・・
でも、不思議と作りたくなる時がまた来ます。
・・・まだ来ないのも沢山ありますがねw



屋根には500番の缶サフ、溶きパテを厚めに塗って整形します。
側面に塗ってしまうと削るのが面倒なのでマスキングしています。

車体の整形に合わせて床板を作製
幅はちょうど3センチ、3mm厚の木製です。



動力はストックのアルパワーを採用。
台車は日光、非動力のボルスタも日光製です。



車体には3mm角棒を裾に貼って床板を支えます。
あとはネジ止めの為の板をこれに渡します。



旧作と並べて高さを確認。
床板が付くと電車っぽくなり、モチベーションも上がりますね。

車体もツルツルになった所で細かいディテール工作に・・・



紙でシルヘッダーを、とかいつも思うのですが、切り出したり貼ったり面倒そうなので
いつも通りエバーグリーンのプラ帯材になります。

緑キャップのタミヤセメントで十分接着できます。


(つづく)

日鉄自タイプの16番電車を作る

2019-10-15 18:49:51 | 今日の製作所
千曲川流域はものすごい事になっており、自然の力、人間の無力さを感じます。
なんといっても「千に曲がる川」ですから。
それでも治水の努力は絶え間なく続きます。

最近は自然保護だの何だと言いますが、根源的に人間は自然を利用しているのです。
自然を克服してきた結果、現在の社会があると思っています。


さて、
空き箱で作る電車3作目がようやく記事に出来る程度になりました。



今回はこれ。
皆さんご存知?の銚子電鉄501。
詳しい説明は他に任せます。
日本鉄道自動車というマイナーなメーカーの作ですが、スタイルよく纏まっています。
元上田交通の12m級電車です。
上田時代(モハ2320)を作り、先作の3130と組んでみたいな・・・などという企みです。



人気のある電車ですので、ネット上や雑誌にいくつか図面があります。
TMSに載っていた図面を参考に、窓天地寸法などを直して作図しました。
いつも通り空き箱に図面を貼り付けてカット



今回の車両は四隅のRがきつめに思いますので、前面と側面は一体とし、乗務員扉後ろで接合する構造にしました。
・・・初めての工法なのでドキドキです。
12m車なので、長さも問題なく取れました。



内板を接着。
ドア下の板などもありますので、腰部分は更にもう一枚重ねて3枚重ねです。
接着は木工ボンド。アロンアルファで後から補強します。




ボールペンなどで屋根に溝を付けて慎重に屋根を曲げます。
幅は33ミリ。
・・・ホントは32ミリにしたかったのですが、あまりに屋根が厚くなりすぎるので・・・



・・・なんか似ていない?どっちかというと運輸省規格型?
ということで、ここで設計ミスが発覚w
前面の丸みを気にしすぎたため、屋根と前面の設計長さを取り過ぎました。

ということで、新たに設計を直して作り直し、
を開始したのですが、まぁコレも勿体ないなという事でそのまま作る事にしました。
・・・設計し直した物は後追いで真打ちということになります。
という訳で、こちらは銚子の501、真打ちは上田2321となる予定です。
・・・近江時代?は誰か任せますw




オデコ部分は木造ですが、予定より厚くなってしまったので適当な板が無く、ジャンク品で持っていた小高模型のサロ581?から持ってきました。
ここまで壊れていると直すのも大変ですし、サロだけあっても仕方ないし・・・

適当な大きさにカットして貼る訳ですが、整形はイチからヤスると非常に時間がかかるので、出来る限りカッターで適当なサイズにしてしまうのが吉です。



貼ってから力を入れてカッターを使うと確実に壊れるので、カッターで削ってから車体に接合します。





あとは80番のヤスリで整形。
マスクをしてカメラのブロワーで吹きながら作業すると比較的快適です。
削りすぎた所や接合部はポリパテで埋めます。

(つづく)

甲府モデルの16番貨車を組む

2019-10-09 20:20:33 | 今日の製作所


なにか簡単に作れそうな手持ちキットを・・・ということで、甲府モデル(パンケーキコンテナ)さんの16番貨車に着手しました。
・・・テ1200?なんて知っている方が珍しいと思いますが、戦後に国鉄が製造した小型の貨車です。
12トンというと、戦前の貨車と同じようなサイズなので、パッと見私鉄の貨車にも見えるかなという算段です。
・・・でも二段リンクなんですけどね。

キットの構成は床板になる厚紙と主にボディーの薄紙2枚の3枚構成。
パーツも少なくすぐに作れそうです。

基本的に説明書通りに作りますが、ボディー側板は内板を貼る前に屋根に曲げ癖を付けると良さそうです。
接着は大面積の部分は木工ボンド、仕上げにアロンアルファを使用しました。

このメーカーのキットの紙は他のメーカーの物に比べて兎に角染み込みやすいので、アロンアルファでガチガチに固定してしまうのが確実と思われます。






軸受は三枚貼り重ねてから床板に差し込む構成ですが、床板も何枚も重ねたモノなので、その通り組むと中々奥まで差し込めないことが予想されました。
ここが精確でないと軸がぶれて走行が残念な感じになってしまうので、3枚張り合わせるのは差し込んだ後にし、最初に左右のパーツを確実に挿入、後から真ん中に入るスペーサーのようなパーツを叩き込んで仕上げました。



床板はこんな感じ。全部キットのパーツです。
転がりもまずまず。軸部分を事前に浚っておけばもっと良かったかも知れません・・・
ブレーキとステップについては、取付方法を少しアレンジしています。



ボディーは扉などを付ける前にサフ吹き
表面がザラザラしているので、兎に角磨きます。
500番のサフを吹いて800~1000のヤスリで整形。
この時に屋根裏の溝が表面に現れた凹凸もキレイに消します。

だいたいキレイになったら扉等を取付け



側柱などはプラの帯材を使ってアングル状にしてみました。



そんな感じで1両完成。
ほぼキットのパーツでここまでできます。
昔のブリキの貨車よりかなり実感的、これはお得なキット?
塗装はオイオイやっていきます(汗
(工作時間約4時間)

京成青電のキットを組む その1

2019-10-08 07:17:07 | 今日の製作所
季節は急速に秋?
台風がほぼ毎週やってきますね。



さて、モデルアイコンの青電のプラキット
発売時はいろいろと話題になりましたが、いまさら手を付けようかなと。
新品で買ったり、中古でやってきたり・・・3箱あります(汗

鉄コレで青電は発売されたことだし、普通に作っては面白くありませんのでw
オーソドックスな改造?の新京成300をとりあえず1本つくろうかなと。



今回切接ぎに使ったのはウェーブのレザーソーとガイドボックス
これなら何カ所もある切接ぎをサクサク出来るかなと。
・・・使ってみた感じ、Nだと刃が太すぎるかなと(t=0.4mm)
鋸の刃は左右に振れているので、これはガイドボックスに当たったり邪魔なので、
目立てヤスリで削ってしまいました。
後はガイドボックスの溝が刃に対して大きいので一応慎重にカットしないとブレます。
まぁ当然と言えば当然ですが。



作業は乗務員室後ろの窓を削除し、連結面側の扉を左右の側板で交換し、戸袋位置を変更します。



ガイドに乗せてサクサク切断できました。
・・・ただし、窓柱位置で切り継ぐ場合、最初から正確な位置で切断はムリなので、
切断後にヤスリで調整・整形して接着します。
なので、切断の段階でそこまでの精度は不要?とか思ってしまいました(汗

まぁ、位置決めにそこまで神経質にならなくても垂直が出るので便利な道具です。