工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

16番 小湊鉄道キハ5800をつくる その1

2022-04-29 06:43:36 | 今日の製作所


もうGWに・・・
あっという間に春は過ぎます。ハナモモも標高によってはすっかり散ってしまいました。(木曽町)

花見も散歩も最高のシーズンですが、世界には散歩もできない地域があるのだというのを今更ながら見せつけられた本年です。
・・・10年前、世界はもっと自由で開かれたものだったと思うのですが、そういうのは長く続かないのでしょうね。

さて、久しぶりに紙を切りたいなとShopKIHAの小湊キハ5800に着手のは秋
窓をカットして放置していたのですが、幸運にも社紋デカールの提供を頂いたため作業再開しました。



側板を接着したところ。
薄板で屋根もスムースに曲げられますが、側面部分は何枚も貼り重ねるので強度はちゃんとあります。
接着には指示通りセメダインプラモデル用(瓶入り)とアロンアルファを使用しています。
・・・折り曲げるとどうしてもめくれやすいので、ドア周りや幕板部分の隙間(断面)から徹底的にアロンアルファを染み込ませるのがコツです。



前面。平面顔ですが四隅のRがかなり緩いのが個性的ですね。



このメーカーのキットの特徴、積層によるオデコです。
結構大変ですが、嵌め込んだ時の達成感はかなりあります。





前面を接着、屋根に骨となる梯子型のパーツを挿入(かなり頑丈になります)し、オデコを嵌めて箱になりました。
パテで積層跡を消していきます。
これがかなり大変なので、正直積層パーツを使わずポリパテ充填の方が楽な気も…
ポリパテだと形状を整えるのが大変なので、一長一短ですが。


(むかーしの写真。許可を得て撮影)

ところで実車ですが、旧三信鉄道の電車で信州ゆかりの車両でもあります。
解体するタイミングを逃してしまい今まで残っていた、という感じでしょうが、今後も末永く保存されてほしいと思います。
・・・ところでいつから塗り直してないんでしょうねw

アリイのミゼットを作る

2022-04-17 17:14:24 | 今日の製作所


またまたカーモデルです。
カッコいいアメ車のピックアップなどと考えていたのですが、
当工場の予算と在庫の都合上wにより、ストック品の1/32ミゼットになりました。
(だいぶ変わったなオイ

立川第一デパートの壽屋で入手したもののようです。
高校時代か失われた時代か…10年くらい死蔵していました。

カーモデルはサクッと作るの旨としていますので素組で・・・
と思ったのですが結局結構加工しましたw



まずは基本的な修正。
かなり古いキットで、バリ等の除去を丁寧に
Aピラーにある金型のスライド面?の断絶が激しいため、パテで埋めます。



荷台の内部はさっぱりしているのでプラ帯材でディテールを追加してみました。
ホロをかけない場合は効果大です。



クチバシ部分もバリがすごいので修正。
頭の部分は実物を参考に、少し盛り上げました。
・・・パテはタミヤホワイトパテを使用しましたが、薄く塗っても切削中に剥がれず、なかなか調子よく作業が出来ました。

そしてここまでやるなら、と前面窓も修正。



本キットは前面窓がかなり四角く、実車の雰囲気とちょっと異なります。
窓の天地寸法も狭いようです。
(ちなみにこの部分を見ると、箱絵はこのキットを参考に描かれているのがよく分かりますw)



窓周辺を平滑にし、0.5mmのプラ板をHゴム外周に合わせて整形して接着、固まってから内側を削ってみました。
・・・ここまでやると窓ガラスパーツも使えないので、かなり手間です。あまりお勧めしませんw



そして塗装
いつもの若草色です。
だいぶきつめにウェザリングしてみました。





このキットは4台目くらいなのですが、パーツ数も少なくサクッと作れて飽きません。