えくぼ

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穂村弘の「めんどくさい」

2017-03-14 12:12:23 | 歌う
      穂村弘の「めんどくさい」
 
 ✿ めんどくさいという気持ちに、どうしても負けてしまうのだ。これはもう一種の犯罪。。。。他人ではなく自分に対する犯罪だ。

 3月15日朝日「折々のことば」は穂村弘エッセイ集「野良猫を尊敬した日」から

 哲人の鷲田清一は「片づけのように、しなければとわかっていても、このままだと危ういとの予感があっても、目先の面倒くささに負け、ついに動かない。小銭を落としてもちゃんと捜すさずに なかったことにしてしまう。そんなつるんとした無感覚は、社会との向き合い方についてもいえる?」と述べている。

 わたしの知る限り優等生は 面倒くさがらない。「穂村弘が面倒くさがるなんて、ホンマ?めんどうくさいという気持ちは自分に対する犯罪だ。とまで思うのは、彼が自分に厳しいからだ。会社に所属しないフリーターは、だらだらしていたらこの世から落ちこぼれてしまうだろう。穂村弘は言葉の達人だけでなく、おしゃれも行き届いている。「まだ若いなあ。スリムだなあ。彼は当分わたしのビタミンCだ」とおもう。

 なりふり構わず野暮でも魅力のある男もいる、が共に話していて、もっと一緒にいたいという男は少なくなってきた。男が見た目のいい女を好むように、老女といえども、いや老女ほど見た目のいい男をありがたがる傾向がある。穂村弘よ老人にならないでね。

♥ めんどうくさい、めんどうくさいというように歩いているかも泥ネギさげて
  
             3月14日 松井多絵子 、

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