えくぼ

ごいっしょにおしゃべりしましょう。

「聞く力」はあなたの武器

2018-05-29 13:03:51 | 歌う
🌟何を聞いていたのか何を話したか空五倍色の空に火の星

何年か前のことだがこの歌をある会に出詠した。有名な歌人が私に「空五倍色」って私は知らなかった。どんな色ですか、古今集で知ったのですかと聞かれ私はうれしかった。私はいい気分で大歌人とお話しできた、朝刊のPRESIDENTの広告を見て思うあの歌人こそ「聞き上手」だと。

🔘秘伝!どんどん話しが弾む「聞く力」
🔘誰でも出来るすごい心理術
🔘仕事で大差、最強スキル公開
🔘池上さんも有働さんも傾聴力

話上手な人は飽きられてしまうことが多く自信が鼻につく。私たちの多くは話したいがうまく話せない。あの歌人は私が調べて話したがってる気配をすぐに察した、そして私を喋らせやる気に、、。

でも聞き上手な人は時には怖い。
🔘夫の隠し事を暴く「妻からの優しい問いかけ」

聞くのも話すのもほどほどに、ですね。










近づいて来るあの雨男

2018-05-27 13:30:10 | 歌う
太宰治の「斜陽」を読むとうカルチャ一の講座の誘い、湿った葉書

先日、新宿の朝日カルチヤ一からいただいた「恋と革命、太宰治の斜陽を読む」に私は「へえっ」と思った。今日の☀朝日俳壇で長谷川櫂はかわらず冴えている。

🔘 更衣高校生の顔となる(藤井啓子)

「評」夏服に着がえて、より高校生らしくなった。たしかに!

櫂の評はいつも楽しく面白く爽やかだ。5月のようなひと、でも
太宰治は雨男、いかにも6月の人に思える。

なぜなのか長谷川櫂が講師とう「斜陽の恋と革命について」

講座は6月16日土曜日 1時から2時半まで 新宿朝日カルチャ一センタ一、

爽やかな5月はまもなく終わる。1年で1番好きな5月は終わり1番嫌いな6月がやってくる、

6月に出会いて未だ続く縁、よれよれの縁ねばねばの縁

頑張れ!蒼井杏

2018-05-22 14:44:43 | 歌う
歌誌「未来」のanthologyのペ一ジは10数人しか選ばれない、そのなかに選者も入ると一般の会員は100人に一人位しか選ばれない、蒼井杏の担当の5月号はいつもと違う、

🔘ペットボトルの蓋あけられぬとさしだされふるえる水のさびしかりけり(草野浩一)

昨年の八月の昼、私は家をでてまもなく喉が渇いた。コンビニで水を買い近くの木陰で飲もうとしたがボトルの口が全く開かない、おばあさんが寄って来て通りかかりの少女に頼んだらすぐに空いた。「年を取ると握力が無くなるからねえ」と言われて、あのときのボトルの水のさびしかったこと、私はあらためて高齢者になってしまったことに気がついた。何千首もある作品のなかからこの一首を選んでくれた蒼井杏の優しさ、どうもありがとう。

蒼井杏は第6回中城ふみ子賞を受賞、未来短歌会会員、加藤治郎に師事、昨年「瀬戸際レモン」を書肆侃侃房から刊行し新鋭歌人として注目さられている。5月号未来では書評も書いていて多忙であろう。それでも未来短歌会の作品を丁寧に読んでいる。さすがに新鋭だ。もうじき真夏、ペットボトルは買ったときコンビニで空けて貰わないとねえ、あのオバアサンのひと言がさみしい。

大辻隆弘の短歌時評速報

2018-05-20 10:03:52 | 歌う
朝日歌壇の今日の寸評は大辻隆弘の「結社の存在意義」

「短歌結社の記念誌が続々と発行されている」からこの時評は始まる。
💐三月には「コスモス」の創刊六十五周年記念号
💐五月には「かりん」の四十周年記念特集号
💐七月には「心の花」の百二十周年記念号
💐九月には「未来」 の八百号記念号

結社誌の衰退が叫ばれるなかでこれらの結社は、今なお多く会員を擁し新たな才能を発掘し続けている。と述べる大辻隆弘は「未来」の選者である。

結社とはなにか、検索すると何人かの人が特定の目的達成のため継続的な総合関係を結ぶその団体、とのこと。

短い詩型から豊饒な作品世界を読みとるためには作品の「読み」を伝承する結社が貴重な場であろうと大辻隆弘は最後の段落で述べている。

「三島由紀夫賞」は古谷田奈月

2018-05-18 13:11:59 | 歌う
▼文芸に関わるひとの贅沢なる自死とりわけ三島由紀夫の

今年の「三島由紀夫賞」は古谷田奈月(36)に決まった。今朝の朝日「ひと」の欄に彼女の笑顔、まだ少女のような笑顔が5月にふさわしい。

「三島由紀夫賞」は新潮文芸振興会が主催する文学賞、賞金は100万円らしいですよ。

受賞作「無限の玄」の主人公の玄は彼女の父、5年前に亡くなった困った父である。夫にも父親にもふさわしくない男が結婚してオヤジになった。その娘が古谷田奈月、嫌われ者の父が小説を書くうちに面白い人になってゆく。

家族を大切にする父親だったら奈月は小説家にならなかったであろう。父親への批判が次第に面白いオヤジになってきたなんて面白い話ですね。