えくぼ

ごいっしょにおしゃべりしましょう。

病院、老人ホ一ムが消える街

2019-07-30 13:28:46 | 歌う
本日発売の週刊朝日の広告を見て怖くなる。猛暑がはじまりヤレヤレなのに騒がしいですよ週刊朝日さま、でも日本の人口減少は深刻。昨今の大都市の空き家の増加は人口が減少するなかでますます深刻な悩みですね。

空き家がいちばん多いのは大阪、つぎが東京らしい。人口が多いが独り暮らしの老女が多い。70歳を超えた女たちは家事がおもうようにできない。いわゆるゴミ屋敷の住人になってしまう。

大阪や東京のような大都市でも近所がゴミ屋敷だとしたら棲む気になれない。住人が減ったら、病院、老人ホーム、百貨店まで消えてしまう。そんな現象が起こるだろか。1年後。五輪が終わり競技場もホテルも無人のままの東京、まさにゴ一ストタウン!、電車もバスもタクシ一もない、レストランも営業していない、そんな東京は砂漠だ、悪人もいないが善人もいない東京、なぜか国会議事堂だけ夕ぐれなのに明かりがともっている。

🌃 高層の街を縫うごと歩くとき夕月はビルに削られている

「コケ旅」 へ行こう

2019-07-29 14:03:48 | 歌う
わたくしの抜けがらとなりハンガ一に吊られる服は古寺の苔色

昨日に続いて今日も33度、いまテレビで東京の梅雨明け宣言が、遅すぎる夏がやって来た、夏服と言えば明るい青がお決まりだが、40歳を過ぎた女は青が似合わない。青は青春の色、未練がましく青い服を着るのはやめよう。私は苔色の服を着ると心地よい。涼しくなる、女らしい気分になる。

「コケ旅」 へ行こう!朝刊の本の広告を見ながら3年前の今頃を思い出した。コケの世界は、驚きの小宇宙、日本各地に苔の絶景がある。

まず京都の西芳寺、世界文化遺産として知られている。しっとりとした苔に覆われた庭園は心を穏やかにする。

奥入瀬の渓流の岩は見事な苔に覆われ素晴らしい。心を洗われる。写真など撮らず短歌も詠まず私はただ眺めた。

苔の名所は各地にある。古木の密集している茂みには木がまるで苔のスカ一トをはいたような、楽しい大木も、湿度の高い日本は苔には棲み心地がよいのだろう。私は散歩の途中で立ち寄った神社や寺で苔に覆われた古木に会うとうれしくなる。私を待っていてくれたような、思わず深呼吸する。

つゆの花火大会

2019-07-28 08:48:11 | 歌う
東京の夏の風物詩「隅田川花火大会」 は昨夜27日に行われた。この夏は雨が続き東京の梅雨明け宣言はまだである。花火大会は雨ならダメ、わたしは花火大好き女、でも長岡の花火大会を最後に花火大会はテレビになってしまった。昨夜は雨も降らずにソファで花火を楽しんだ。花火が終わってから雨がぽつぽつ、何とも有難い夜だった。

☔ 雨の夜の鏡の奥のわたくしは太宰治のように頬杖
☔七月のなかば過ぎれば遠ざかる太宰治はわたしの梅雨

東京はまだ小雨の日が続き梅雨、しかも30度を超す蒸し暑さ、不可解な天気

☔ 五階より見下ろ街に傘の花あまた咲きいて動きやまざる
☔雨は止み人工池の水面はわれの笑顔を求めていたり

☔まだ若きドラマの女もソファにて窓を流れる雨を見ている
☔昼過ぎのわれに読書をさせる雨・青葉をそっと洗っている雨

☔ はつ夏の雨はつふやくように降る少しかなしい詩のように降る
☔ いま言いし君の言葉を消している淺夜の雨の囁く科白
☔「火星には雨が降らないそうですね」
「地球には不幸が降るそうですね」

☔おそらくは黒のドレスで唱ってるダミアの声はしだいに豪雨

白と黒の魅力

2019-07-26 14:22:24 | 歌う
◾ 白黒の映画に西瓜を食むおんな
、昭和のはじめの夏が涼しい

猛暑の今。テレビをみているとますます暑くなる、ことに赤、朱、紅、黄などは目も疲れる。そんなときモノクロのテレビはノスタルジックて新しい魅力だ。白黒時代の名作映画、「ノ一トルダムのせむし男」 「タイタニック号」 「小津作品」など白黒ならではの味わいがある。新聞や雑誌も同様だ。極彩色の広告よりモノクロのほうが私の目には心地よい。特に本の広告は白黒のほうが説得力がある。言葉がストレ一トに伝わっくる。

🍉 わが切りし西瓜の赤き断面に西瓜の汗が滲みていたり

この歌はモノクロよりカラ一のほうが私の気分が読者に伝わるかしら(笑)

韓国への旅 、30年前の

2019-07-25 14:14:20 | 歌う
日本政府が韓国への半導体関連素材などの輸出管理を強化すると発表したのは7月1日、これをきっかけに日本と韓国の対立が深まった。昨年の訪日客数の24%は韓国から、中国に次いで2番目に多い。私は韓国が好きでまた訪ねたいと思っていた。初めての旅は平成元年釜山から10日足らず旅だった。

◾「オソオセヨ」 と迎えられいてニッポンに最も近き外国の釜山

◾太宗台より見下ろす港は煙突とあまた汽船の海をふさげり

◾ 韓国の木々の肥えぬは動乱の多過ぎし故とガイドは語る

◾ 武烈王古墳を覗けばなにもなく重き空気のなかに我あり

◾盗掘は日本人だという説を小声にていうガイドのおばさん
(韓国のガイドさんは日本の観光客に遠慮しながら説明したのが微笑ましかった。笑)

◾おおかたの花びらは空に向け開きむくげは韓くに象徴の花

◾ チマチョゴリの女ホテルのロビ一にてふうわり紅き牡丹の花に

◾ 野や山を車窓に流しセマウル号車内に咽ぶスロ一バラ一ド

◾ 辛きキムチは好物となり韓くにを去りてゆきますカムサハムニダ