網創漠蓄

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異端の神

2008-06-12 15:07:19 | ハヤテのごとく!
第179話からもう一つ。
8ページ目右上の、入ったばかりのところの上にあるこの像。



右手に鞭、左手に何か円形の物(盾と思われる)、頭が鶏、足は蛇。
(私が)見たことのある意匠です。

アブラクサス(Αβρασαξ)です。

英語版Wikipediaから拾ってきた画像も出してみます。



左の方、足の蛇は細めですが似た図であることは解ると思います。

ここの詳しい解説などもご覧ください。

紀元2世紀アレクサンドリアのグノーシス派が崇めた至高神で、
Αβρασαξというギリシャ文字の表す数字の合計が365となるため、
一年の365日を司る従神格が365柱存在するとされた。
中世のキリスト教では悪魔として扱われている。

(グノーシス派の思想は「反宇宙的二元論」とも呼ばれ、
われわれが生きる世界を「悪の世界」と考え、物質や肉体を悪と看做す。)

さて、どんな立場として置かれているのやら・・・


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