M's diary

よかったを探そう

マザー・テレサ

2008年04月30日 16時11分51秒 | Weblog
昨夜、犬君たちと散歩をしていたら、どこからか花の良い香りがしてきた。
何の花だろうと思って探してみたら、なんと、藤の花でした。
ご存じでしたか?
私は、藤が、あんなにいい香りがするなんて、知りませんでしたぞ。


さて、工房主さんが書いていたが、マザー・テレサの映画を私も見た。

彼女は常にシンプルであることを求めたようだ。
複雑な組織を作ることを嫌い、ただ、目の前にいる、貧しい人、傷ついた人に、文字通り手を差し伸べた。

彼女は、人間的な理屈や知恵で賢く判断しようとはせず、ただ、単純に神を信じ、神の声に従って生きようとした。
しかし、実はそれが、人間にとっての本当の賢さなのではないかと私は思う。

神の御心であるならば、道が開かれ、そうでなければ、閉ざされる。
自分のプライドや評判のためではなく、ただ神の前に自らを低くして生きる、その姿勢に、ものすごく大きな力を感じた。


キリスト教の立場から言えば、マザー・テレサのやり方には、賛否両論あることだろう。
彼女はイスラム教、ヒンズー教、あらゆる宗教の人を、差別なく「死を待つ人の家」に迎え入れ、キリスト教を押しつけることをせず、最期までその人の宗教を尊重して世話をしたという。
伝道熱心なクリスチャンの中には、それはおかしいという考え方もあるのに違いない。
しかし、そんな理屈はどうでもいいのだ。
彼女は、傷ついたひとりひとりの人の中に、キリストご自身を見ていたのだから。


1982年、マザー・テレサが日本に招かれ、宝塚の阪神競馬場で講演をしたことがあった。
私の実家から、徒歩で行ける距離だったのだが、私は行かなかった。
そのとき、マザーが、
「あなたがたはインドに来る必要はありません。
あなたの周りにいる、愛を必要としている人たちに、手を差し伸べてください」
と言っていたと、後で聞いた。
ああ、あの時、行っときゃよかったな……。

マザーの生き様と言葉を、心の隅に置いて、生きていきたいと思います。
        

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