M's diary

よかったを探そう

お隣のおばあちゃん

2007年01月27日 13時45分05秒 | Weblog
 洗濯機が新しくなり、楽ちんになったのだが、楽すぎて、どこか後ろめたい気がするのはなぜか……。

 以前住んでいた家の隣りに、しっかり者のおばあちゃんがおられた。
 たしか、大正生まれで、その当時、70代半ばだっただろうか。
 洗濯機も使っておられたが、何かこだわりがあったのだろう。夏も冬も、裏庭の水場に立ち、木の洗濯板で何かを洗っておられた。
 ご病気で亡くなったのだが、亡くなる数日前まで、裏庭に出て、洗濯板を使っておられたのを覚えている。

 遠くまでよく歩き、庭の畑で野菜を作り、最後までしゃんとした生活を送っておられた。
 このおばあちゃんを思い出すたびに、昔の人は強いなあと、尊敬の思いが湧いてくるのだ。
 
 昔は、今のように蛇口をひねればお湯が出るわけでもなく、お母さんたちはみな、冷たい水を我慢しながら、手で洗濯をしていたのかもしれない。
 今は、なにもかも便利になりすぎて、我慢することが減っているなあ(別のストレスはあるけれど)。
 こういう生活に慣れてしまって、甘えている自分を反省させられる。

 楽になった分、他のところでがんばらないと、なんだか人間として退化していくような気がしてしまいます……。
        

イノシシの声

2007年01月22日 23時06分24秒 | Weblog
 一昨日の夜、8時半くらいだっただろうか。
 いつものように、犬君とチビ犬を連れて散歩に出かけた。

 団地の坂道の途中で、家人が「音がする」と言うので、立ち止まって耳をすませてみると、25mくらい南にある山の麓から、バキバキと枝を折るような音が響いてきた。
 何か体の重い動物が山を歩き回る音だ。

 家人がチビ犬を連れてそちらに近づいていくので、私もこわごわついていったが……。
 外灯はあるものの、暗くて何も見えない。
 しかし、人家のすぐ後ろの斜面から、バキバキという音に混じって、ときおり「ブシュ」とか「プギャ」とかいう声が……おおお、イノシシに違いない!
 家人は、もっと近づいてイノシシの姿を見届けたいようだったが、万一襲われたらえらいことになるので、引き返して、坂道に戻った。

 しかし、立ち去るのも惜しい気がして、なおも耳をすませていると、「キーキー」という、細くて甲高い声も聞こえてきた。
 ひょっとして、あれはウリ坊の声? 子連れではないのか!?

 こんな寒い季節に、子供がいるのかしらとも思うが、確かにウリ坊の声のようだ。
 子連れのイノシシは、子供を守るために攻撃的になると聞いた。
 これは危ない……ということで、帰ることにした。

 数年前に、団地の坂の下で、でっかいイノシシに遭遇したことがあったが、それ以来、姿を見たことはない。
 せっかく近くにいるのだから、この冬は、ちらっとでも見たいものだと思うけど、大ケガをするのもイヤなので、自制心をもって行動したいと思います。
        

ビートウォッシュの威力

2007年01月19日 15時50分22秒 | Weblog
 正月早々に、新しい洗濯機を買っていただき、おかげさまで毎日の洗濯が楽しくなった。
 今までは、月1回のペースで槽洗浄はしていたものの、洗濯槽の底の回転板(?)をはずして洗えるということも知らず、他には手入れなどまったくしていなかった。それでも11年保ったのだから、えらいもんですな。
 今度は大事にしようと思います(ほんまか!)。

 さて、日立のビートウォッシュの使い心地ですが……。

 確かに、洗い方はすごい。バッタンバッタンという、文字通りビートしている音が聞こえる(そんなに大きな音ではないが)。
 まさに「洗ってまっせ!」という感じ。
 うちでは年間を通して、粉石鹸を使っている。
 お湯で溶かしてから入れるのだが、前の東芝「高速銀河」だと、どうしても、洗い上がった時に石鹸の粉のようなものが服にこびりつき、特に色の濃いGパンやジャージなどには白いムラができてしまった。
 しかし、ビートウォッシュは、この「バッタンバッタン」のおかげか、それがない。
 石鹸がきれいに溶けるのかもしれないし、あるいは、すすぐ能力が高いのかも。
 これは、助かります!

 しかし、あれだけビートして洗ったら、よほど生地が傷むのではないかとも思うのだが、思ったほど糸くずが出ないのは不思議。
 ただし、糸くずの量は少ないが、「銀河」に比べると、非常に細かい毛のような糸くずが多く出るようだ。
 昨日は、起毛加工してあるGパンを洗ったら、洗い上がりに、Gパンの表面がいやに毛羽立っていて、う~ん、大丈夫かなと思った。
 大事な物は、手間でもネットに入れるか、手洗いコースでやったほうが無難かもしれない。

 「洗濯物が絡まりにくい」というのもうたい文句の一つだが、確かに。
 まったく絡まらないわけではないが、干す時に、ひとつひとつの物が、すーっと分かれて取り出せるのでストレスがたまらない(急いでる時に、ズボンの裾とタオルが絡まって取れないというのは、イライラしますんで)。

 あと、風呂の残り湯を汲み上げるホースがついているので、今までバケツでよいこらしょと汲んでいた手間は省ける。
 うちは一日に2、3回洗濯機を回すので、合計すると6~8回はバケツでお湯を汲み出すことになる。これは、かなりしんどいので、その点はずいぶん楽ちんになり、助かった。
 しかし、バケツで汲むと、給水時間が短縮され、洗濯が短時間で終わるというメリットがあった。
 それが、ホースで自動的に汲み上げると、楽だけど、かなり時間がかかるのだ。

 全自動の「標準コース」にすると、時間がかかるので、私は洗濯5分、すすぎ2回、脱水2回と、自分で設定して使っている。
 そうすると、5kgくらいの洗濯物は、「銀河」では30分余りで洗濯できたのだが、ビートウォッシュだと、48分かかる。
 バケツで汲んだら、もっと早く終わるのに……と、思うと悔しいが、贅沢を言い出すとキリがない。
 
 いろいろありますが、真新しい洗濯機を見るだけでも気分が晴れやかになるので、実にありがたいことです。
        

「にぼピーで元気」

2007年01月17日 09時52分43秒 | Weblog
 親が骨折したと書いたが、私の親の骨折は、骨粗鬆症による圧迫骨折らしい。
 重いものを持ち上げたら背骨がずれてしまったとか。
 女性は妊娠・出産でカルシウムを大量に消費するので、骨粗鬆症といえば女性に多い病気と思っていたが、今回、骨折したのは父親のほう。男性も油断できないようだ。

 父親の場合、若い頃からの食生活に原因があるのではないかということで、母は私に「あんたたち、魚や昆布をしっかり食べなさいよ」としきりに勧めていた。

 そういえば、平野レミさんが、自分はじゃこや煮干しが大好きで、そのせいか、骨や歯が丈夫なのだと書いていたっけ。

 そして、先日、タイミングよく古本屋で見つけた「NHK きょうの料理」のテキスト。
 平野レミさんが、じゃこと煮干しを主役にした料理を紹介していた。

 さっそく作ってみたのが、「にぼピーで元気」という料理(ネーミングがすごいね)。
 ごま油をまぶした煮干しと砕いたピーナツを電子レンジに2分ほどかけ、カリッとさせる。これを、砂糖、しょうゆ、みりんを煮立てた中に入れて、さっとからめておしまい。10分足らずでできてしまう。要するに「田作り」のようなものだが、これが、結構おいしいのである。

 というわけで、今年は、煮干しとじゃこに凝ってみようかなと思っていますが、すぐ飽きるので、どこまでつづくか……。
        

帰省話のつづき

2007年01月06日 11時37分33秒 | Weblog
 神戸から岡山へは阪神高速から山陽自動車道を走る。
 以前は、山陽道は広くてがらがらで走りやすい道だったのだが、5年ぶりに通ってみると、接続が良くなり便利になった分、大阪方面からの車がたくさん走っていて、交通量の多さにびっくりした。
 しかし、義父の話では「山陽道が混んでるのは正月だけ」とのこと。


 岡山は、相変わらず、のんびりしていて、広葉樹の多い山々は優しい色をしていた。
 しかし、田んぼが埋め立てられて家が建ち並び、狭い地域にもともと2軒スーパーがあったところに、さらに24時間営業の大型スーパーやホームセンター、生鮮市場などができていて、不思議な気分になる。
 人口は増えていないそうだから、こんなに家や店を作ってどうするんだろうと思う。
 新しい店ができた分、やはり、老舗のスーパーが潰れたと聞いて、気の毒になった。
 
 家人の家族も元気そうでなにより。
 親としては、もっとゆっくりしていけばいいのにと、寂しく思っていることだろう。
 バタバタと帰ってしまい、申し訳ないです。


 帰りは、山陽道から中国道に入るのに、以前は播但自動車道を経由しなければならなかったのが、やはり接続が良くなり、ノンストップで走れた。
 しかし、こういうところにばかりお金がかけられているんだなあと思うと、複雑……。

 Uターンラッシュをはずして早めに帰ったのだが、八日市のあたりでバイクと自動車2台の事故があり、またまた渋滞。
 事故現場を見たが、2台の車のガラスはすべて粉々に割れていて、悲惨な状態だった。バイクの人は大ケガだったのではないかと思う。
 それ以外にも、あちこちで衝突事故があり、路肩に車が停まっていた。
 スピードの出るものは便利だけど、やはり怖い(気をつけましょうね)。
 
 以前はいつも中央自動車道を利用したが、今回は行きも帰りも東名。
 中央道の方が空いているような気がするけれど、あの急な坂と急カーブの連続は疲れる。
 これからは年相応に、ストレスの少ない方を選んだ方が安全かも。


 帰ったら、犬君もチビ犬も大喜びしてくれて、飛びついてきた。
 無事に帰れて、やれやれでした。
        

あけましておめでとうございます

2007年01月05日 11時08分03秒 | Weblog
 今年のお正月は、あったかいですよね。
 犬君たちの夜の散歩も、ウインドブレーカーを羽織るだけで行けてしまうのが、ウソのよう(例年だと、ダウン・ジャケットを着ても冷えるのに)。
 雪も降らず、ホッとひと安心。
 

 年末は、久々に帰省した。
 両方の親が、昨年、相次いで骨折したので、久しぶりに顔を見に行こうかと思い立った。
 以前は、毎年、お盆と暮れに、徹夜で運転して帰省していたが、だんだんと時間的な余裕がなくなり、元気もなくなり、5年ぶりとなってしまった。

 以前は夜中に走っていたせいか、いわゆる帰省ラッシュの渋滞には遭遇したことがなかったのだが、今回は、愛知に入ったあたりからちょこちょこ渋滞があり、彦根の手前で大渋滞に巻き込まれてしまった。
 交通集中による渋滞35km。通過するのに100分かかるという(確か、そんな数字だったような)。
 家人の決断により、彦根で名神高速を降り、琵琶湖に沿って走り、琵琶湖大橋を渡って京都東インターからまた高速に戻った(地図を見て抜け道を探すのが得意な家人のおかげ)。後は順調。
 一か八かの決断で、高速を降りたのだが、下の道路は凍結していなかったし、彦根城のそばを通り、美しい城下町の街並みを見ることができて、ちょっと得した気分になった(商店街の建物はすべて江戸町屋風になっていて、銀行には「両替商」という看板が)。
 こんなことでもなければ、たぶん彦根に行く機会はないだろうと思う。

 予想より3~4時間遅れたものの、無事、私の実家にたどり着き、弟の家族にも会うことができた。骨折した親も、まあまあ元気そう。

 そして、翌日、久しぶりに神戸の街を歩き回った。
 子供の頃、ときどき連れて行ってもらったロシア料理の店が、震災でなくなったと聞いていたのだが、北野坂のほうに移転していて、15年ぶりくらいにピロシキとボルシチをいただいた。
 小さくて素朴な店だが、相変わらずの人気(ちょっと贅沢をして、マトリョーシカ人形を買った)。

 2泊3日で西宮と岡山を回らなければならないので、余裕がないと言えばないのだが、意外なほどゆったりとした気分ですごすことができ、ありがたかった。