今日で2学期の授業が終了。
ホッとしたと言いたいところだが、
最後に失敗したなと思っている。
他の子供たちが
次々に九九をクリアしていく中で、
ペースの遅いSちゃんが目立つ。
何とかしなければと
私自身が焦っていた。
Sちゃんは、
やる気が出る時と、
出ない時との
差が激しい。
今日は、
初めからやる気がなさそうだった。
今日で2学期が終わってしまう。
覚えかけた7の段を
なんとかクリアさせてあげたい。
ヒーターの前で座り込んでいるSちゃんを
叱咤激励し、
新聞紙のボールでサッカーをしたり、
卓球のマネをしたりしながら、
7の段を最後まで言わせた。
黒板に7の段のかけ算の式を書き、
乗り気でないSちゃんを励まして、
答えを書かせた。
さらに、
7の段のプリントを渡して、
横で褒めちぎり、励ました。
こうして、
Sちゃんは、
どうにかこうにか
7の段が言えるようになった。
Sちゃんは
笑顔で帰って行ったけど、
なんとなく、
これでいいのかな、という気がした。
Sちゃんが元気がなかった訳を
聞いてあげればよかった。
もしかしたら、
Sちゃんは、
自分がみんなよりも
九九を覚えるのが遅いことを
気にしているのかもしれない。
Sちゃんの気持ちを
もっと聞いてあげればよかったのだ。
もやもやした気持ちを抱えながら、
今までの記録を読み返してみた。
1学期に来てくださった
スクール・カウンセラーの先生が
こんなことを言われていた。
「その子に合った内容、
その子に合ったやり方で学習する。
学習内容のレベルを落としてもかまわない。
学んだことが定着しなくてもかまわない。
『教えてもらえた。
わかった。
できた』
……という自尊感情を高めることが大事。
いつまでにこのことを教える、
という期限や目標を決めない。
決めるとプレッシャーになる」
Sちゃんが基準なのだ。
Sちゃんに合わせて
進めなければいけないのだ。
3学期は、
そのことを忘れないように、
Sちゃんのために授業をしよう。
そんな反省で
締めくくられた
2学期でした。
ホッとしたと言いたいところだが、
最後に失敗したなと思っている。
他の子供たちが
次々に九九をクリアしていく中で、
ペースの遅いSちゃんが目立つ。
何とかしなければと
私自身が焦っていた。
Sちゃんは、
やる気が出る時と、
出ない時との
差が激しい。
今日は、
初めからやる気がなさそうだった。
今日で2学期が終わってしまう。
覚えかけた7の段を
なんとかクリアさせてあげたい。
ヒーターの前で座り込んでいるSちゃんを
叱咤激励し、
新聞紙のボールでサッカーをしたり、
卓球のマネをしたりしながら、
7の段を最後まで言わせた。
黒板に7の段のかけ算の式を書き、
乗り気でないSちゃんを励まして、
答えを書かせた。
さらに、
7の段のプリントを渡して、
横で褒めちぎり、励ました。
こうして、
Sちゃんは、
どうにかこうにか
7の段が言えるようになった。
Sちゃんは
笑顔で帰って行ったけど、
なんとなく、
これでいいのかな、という気がした。
Sちゃんが元気がなかった訳を
聞いてあげればよかった。
もしかしたら、
Sちゃんは、
自分がみんなよりも
九九を覚えるのが遅いことを
気にしているのかもしれない。
Sちゃんの気持ちを
もっと聞いてあげればよかったのだ。
もやもやした気持ちを抱えながら、
今までの記録を読み返してみた。
1学期に来てくださった
スクール・カウンセラーの先生が
こんなことを言われていた。
「その子に合った内容、
その子に合ったやり方で学習する。
学習内容のレベルを落としてもかまわない。
学んだことが定着しなくてもかまわない。
『教えてもらえた。
わかった。
できた』
……という自尊感情を高めることが大事。
いつまでにこのことを教える、
という期限や目標を決めない。
決めるとプレッシャーになる」
Sちゃんが基準なのだ。
Sちゃんに合わせて
進めなければいけないのだ。
3学期は、
そのことを忘れないように、
Sちゃんのために授業をしよう。
そんな反省で
締めくくられた
2学期でした。