カイコです。
虫の嫌いな方、
ごめんなさい。
毎年、
3年生の子供たちが、
カイコを育てて
繭から糸をとる学習をするのです。
オバサンは担任ではないので
直接は関わらないのですが、
算数の時間に教室に入ると
箱に入れられたカイコを
見ることができます。
子供たちが
持ってきてくれる
新鮮な桑の葉を食べて、
カイコは
どんどん大きくなります。
やがては
繭になり、
殺されてしまうのに、
カイコたちは
ひたすら食べ続けます。
箱にはフタはしていませんが、
カイコは決して逃げません。
見ていると、
健気に思われてきます。
ただ、
困るのは土日。
学校に置いておくと、
エサをやる人がいないので
カイコは弱ってしまいます。
それで、
担任の先生方が
自宅に持ち帰り、
カイコの世話をすることになるのです。
ところが、今年は
どういうわけか
カイコの数が多すぎて、
担任だけでは
世話がしきれなくなった模様。
みんなで協力し、
手分けして持ち帰ることになり、
オバサンも
面倒を見ることになりました。
実は、
我が家の裏庭には
桑の木が生えているのです。
(植えたわけではなく、
石垣の間から
勝手に出てきたのですが)。
だから、
エサには困らないと思い、
協力したのです。
が、
いざ、持ち帰ってみると、
カイコの数があまりにも多い。
多すぎる(汗)。
一つの箱の中に
100匹?
いや、200匹くらい入っていて、
人口密度じゃない
蚕口密度が高すぎるのです。
桑の葉を入れると
カイコが一斉に集まって、
葉を食べ始めます。
ギシギシ、ギシギシと
小さな音がします。
しかし……
みんなが葉の上に乗ってきて
ダンゴ状態になるので、
いくら葉っぱを入れても、
あっという間に
葉が見えなくなってしまうのです。
下敷きになって
エサにありつけない者も
いるようです。
しかも、
そんな状態の箱が
2箱もあるのです。
庭の桑の葉だけでは足りず、
外にも出かけて行って、
桑をさがしました。
幸い、
近くの道路脇に
桑の木がたくさんありました。
土日合わせて
10回以上、
葉を取りに行きましたが、
それでも足りない様子。
カイコの世話に追われて、
休んだ気がしない土日でした。
しかし、
担任の先生方は、
毎週、これなんだから、
本当に大変だと思います。
明日は、
カイコたちを
学校に返します。
先生方の苦労が報われて、
カイコが
ちゃんと繭になれますように。