まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

ひとりで救急車を呼ぶ

2017-09-06 09:03:07 | くらし

元同僚定例会ランチのとき、イノウエサンの話。

「実は私救急車で運ばれたのよ」と言うからびっくり仰天。
なんといっても我らの中ではいちばん健康に気を付けていて、歩くやらジムに通うやら、ドックに行くやら。
ひとり海外旅行に飛んで行く行動力、丈夫だとばかり思っていたからね。それが。

その日は車でゴルフに行って仲間を送って帰宅したそうな。
やれやれと横になったら、急にぐるぐるぐるぐる天井が激しく回りだして目を開けていられなかったって。
激しいめまいはおさまりそうにもなかったので、横に置いたバッグから携帯取り出してめまいを必死に耐えて
緊急外来にかけた、が救急車呼びなさいと指示されて。

3人の息子さんたちは独立している、ご主人はあいにく出張している。ひとり。
自分でやらねばならない。
「あなた、とっても家電のところになんか行かれないわよ」と携帯で救急車呼んだそうだ。
玄関の鍵だけは開けておいてください、と言われたんですって。
そりゃあそうだわね、玄関締まっていたらいくら到着しても入れないわ。

で、めまいと闘いながら、何しろ目を開けるとぐるぐる回るんだから、這いずってようよう玄関にたどり着いた。
たどり着いたはいいが激しいめまいに伴って激しい吐き気。
またもや這いずってトイレで吐いていたら救急車が到着したんだって。

健康保険証はいつも財布にある。ところが「お薬手帳をお願いします」と言われても、それは携帯していない。
お薬手帳の大事さはなかなか認識できていない。でもね必ず問われるから、大事なの。
とても自力で取りに行けないから救急士さんに、
どこそこの棚の何番目の引き出しに入っているので取ってきてくださいと頼んだんですって。
いやあ大変だったわね。と。

で、ご主人と息子さんに電話したそうだ。
「これは目つぶっていても何番か登録してあるからぴっとできるわよ。
すぐに来てってその日に帰って来てちょうだいって言ったわよ。息子はえーっとか渋ってたけど」
医師は家族が来ることを強要するからね。
お二人とも夜遅くになって到着したそうだ。どうやらめまいもおさまり夜中の1時過ぎに帰宅したんですって。
何事にも理路整然、沈着冷静なイノウエサンだからこその行動。

イノウエサンは言う。
意識がはっきりあったから救急車も呼べたけど、これがばたって倒れて意識がなくなってたらどうなったかしらね。
(そうよそうなったときが一番恐ろしい、と我らは盛り上がる、喧々諤々)
ゴルフから帰ってすぐだったからバッグはまだ横に置いといたのよ。携帯がそばにあったから助かったわ。
留守してたから他の窓も全部鍵をかけておいたしね、これが開けてあったら救急士さんに頼むのかしらね。
それからお薬手帳は袋に入れて玄関にぶら下げておいてるの。
聞いている我らは皆わが身に置き換えて真剣だったわ。誰にでもそうなる可能性はあるものね。

今日、イノウエサンはようやく書いてもらった紹介状持って某大学病院のめまい外来を受診してるはずだ。

コメント (2)
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