チェロ奏者の憂鬱。。。

チェロ弾きの安野英之です。
演奏のほかアマチュアオーケストラ指導・指揮、音楽高校の非常勤講師などしています。

北欧の作曲家

2021-09-13 | 天理オケ
先日の練習、シベリウスに時間を割いたように、グリーグにも時間を割いた。

シベリウスは(わりと)ひらめきで作曲している傾向が強く、動機が突発的に出てくることがある(私見)。
巧くやらないと邪魔になる音型を如何に活かせるか挑戦中。
自身も優れたヴァイオリニストだっただけあって、演奏家の気持ちも十二分にわかっているので、突飛な動機でも妙な説得力がある。
センスの塊のような作曲家。

一方のグリーグはライプツィヒでピアノと作曲を学んだので?超オーソドックス(もちろん良い意味で)。
ピアノ作品が多いことから北欧のショパンと呼ばれるくらい、情熱的な作品が多い(代表作のピアノ協奏曲も!)。
但し今回取り上げるペールギュント組曲の「朝の気分」は落ち着いた曲調。
短い穏やかな作品の中に、絶妙な転調があったり、オーケストレーションに工夫されていたりと、静かな中にも熱さがたぎる・・・

今回天理オケで演奏する北欧作品、シベリウスの「行進曲風に」が”動”ならグリーグの「朝の気分」は”静”。
小品でも内容濃くやりたい。
来週も細かくやります。。。

天理シティーオーケストラ特別演奏会
12月19日(日)@天理市民会館 入場無料 完全入替制2公演
①13時30分開演  ②15時30分開演(赤ちゃんOK)

①13時30分~(約50分間)13時15分~プレトーク
天理オケが贈る「くるみ割り人形」
 チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」より抜粋

②15時30分~(約50分間)
「クリスマス名曲コンサート2021」 曲間お話あり
 アンダーソン:そりすべり 
 シベリウス:行進曲風に(カレリア組曲より)
 グリーグ:朝の気分(ペールギュント組曲より)
 安野英之編:ディズニーマーチ!(エレクトリカルパレード~小さな世界~ミッキーマウスマーチ) ほか
コメント
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