ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

Joong Ang Seoul Marathon中央日報ソウルマラソン

2008-11-04 | 海外&ルーマニア・マラソン大会


紅葉がいちばんきれいなこの時期のソウル、まっ黄に色づいた街路樹の植わる道幅いっぱいにカラフルなランナーが駆け抜けて行きます。3年ほど前の韓国映画『マラソン』(知的障害のある青年がマラソンに挑む実話からの映画化)のロケ地でもあります。下の写真、大会パンフレット表紙より。
 


2度目のこの大会、わたしは10キロにエントリー。エントリーしたのが8月初旬、夏前からの不調で、秋にフルマラソンは無理と判断が正しかったです。
 


8時スタートのフルマラソン、つづいて10キロは8時20分同じ場所からスタート。。両種目あわせて1万5千人規模の大会、広い道幅いっぱいにランナーが詰めています。フルはエリート招待選手枠があり、彼らは最前列スタート。

それ以外の一般ランナーは、ガンタイム(=ピストルが鳴ってからゴールまでのタイム)ではなく、ネットタイム(=スタートラインを通過してからゴールラインまでのタイム)で着順が決まるので、みんな余り慌てていません。10キロのスタートに並んでいると後ろからさらにフルの選手が人を掻き分けてきて、スタートする様子も。自分のペースで走り始めること出来ます。 

とはいえスタート時の雑踏を掻き分けるのは至難の業。特に10キロでは最初から自分の速度で走り始めないと、ペースが定まりません。というわけでうまく前のほうにもぐりこみ、前から5列目くらいからスタート。

フラットで幅の広いコースにドンと出て行きます。少し緯度の高いソウル、寒さを覚悟して行ったけど、雲ひとつない好天に恵まれ、最高のマラソン日和。半袖でも厚い暑いくらい。練習不足からスタミナが心配、最初に飛ばしすぎないようコントロールするつもりが、やっぱりペースオーバー。

10キロくらいのレース距離で、いったん走り始めた速度を意識的に落とすのは難しいです、そのうちどっちみち、オーバーペースがたたって後半、ペースダウンするのです。これをいかに耐えて食い止めるか、が今日の課題。 

やっぱり後半、足がもつれてきました、思うように回転していかずもがくような感じ。それでも夢中で走っているので故障で気にしている箇所に痛みは感じません。男子選手3人ほどに追い越され、追い抜かれ際になにか励ましてもらっているみたい、韓国語なのでよく判らないけれど、激励だと言うことはわかります。



オリンピックメインスタジアムへの直線道路、そしてスタジアムを4分の3周、このゴールは感激です。フルマラソンの距離を走ってきたならばもっともっと感動が大きいはず。やっぱり走るなら、フルマラソン。ゴールするならスタジアム。でも今回は10キロが限界。



ボランティアさんから完走ドリンを貰い、記録計測用チップを返却して完走メダルなどを受け取ります。後は仲間の待つテントへ。まだ9時過ぎですが韓国のクラブの人たち、ちゃんとお湯を沸かしてスープやラーメンなど用意してくださっています。各種キムチや湯がいた豚肉などいろいろ。10キロしか走っていないし、まだ余りお腹も空いていないわ~。

あとはフルマラソンを待つのが楽しみ。着替えたりお粥をいただいたりしているうちにもう、男子のトップ選手がゴールしました。2時間8分台の好記録で二人続いて。さらにエリートランナーが続き、女子のトップも2時間30分を切ってゴール。スピードランナーたちの爽快な走りを見ているとゾクゾク&わくわくしてくるのです。


 
後は市民ランナーが続きます。大阪から参加の仲間たちは4名、4時間を切るくらいからゴールするはず。ラスト1キロくらいの地点でランナーたちの列を見守ります。自分が走ることが大好きなので、1時間でも2時間でも、沿道で過ごすことは大歓迎。いまの自分はフルマラソンを走れる力が無いので、それぞれのゴールを目指しているマラソンランナーたちの少しでも近くに居て応援していたい気分。
 
この大会で初フルに挑むメンバーも。3年前のクラブ交流のときにランナーではなくサポーターとして参加、日韓ランナーの走る姿に刺激され練習開始、次の年、10キロ完走。その後日本でハーフマラソン参加など練習を積んで「初フルは、韓国の仲間が居るこの地で。」とクラブのユニフォームを着てスタート。
 
5時間を切るくらいの位置で走ってきた彼を見つけたとき、大きな声で叫んでいました。その後も競技場入り口まで沿道を走り声援。サブ5達成、おめでとう!


中央日報ソウルマラソン情報: 
当日の気象条件は、天候は晴、大阪より少し肌寒い感じの気温で、ほぼ無風でした。
コースは、オリンピック競技場前の道路ををスタートし、ソウル市郊外を折り返す、
ほぼ平坦なコースで、オリンピック競技場内にフィニッシュ。

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