ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

モルドヴァからオリンピック選手参戦

2008-10-11 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
午後からはパスタ・パーティ。繁華街の中にある老舗レストラン「Caru’cu Bere」に会場を移しています。19世紀創業の古めかしい建物、名前の由来は「ビールを運ぶもの」、căruţăは馬車。
 


国外からの招待ランナーも適当に席に着き、わたしたちも知り合いのいるテーブルに適当に混ぜてもらい、文字通り数種類のパスタ(だけ)とソフトドリンク飲み放題。友人のいるテーブルを廻りながらあちらこちらと「は~い、元気?」「どうしてる?」と歓談。



広い店内を廻るうち、北京オリンピックのJAPANの公式ユニフォーム(ミズノ製)を着た選手を発見。胸に日の丸と五輪マークも入っています。でもこの人、ヨーロッパ人。きっとオリンピックのときに日本の選手とユニフォームを交換したんだぁ~
 
マイダーリンに「気になるわ、気になるわ、オリンピック選手かもね。日本の誰と交換したんだろう?」と話していると、「聞いて来たらいいじゃない。行っておいでよ。」といとも簡単に。
よ~し、行ってみよう~。
 
陸上競技ファンらしく近づいていって話しかけてみたら(by 英語)、とても気さくに英語で答えが返ってきました。「僕は3000m障害。誰と交換したか、覚えてないよ。」と言いつつも、「君も日本人?日本は良い国だよね、僕、日本の文化に興味あるんだ、特別なものだよね。」と温かい会話。
 
わたしの英語がルーマニア語交じりになっているのを聞き取って、「君、ルーマニア語を話すの?僕たちは隣の国、モルドヴァから来たんだよ。モルドヴァでもルーマニア語を話しているんだよ。」~「知ってます、知ってます。」とルーマニア語で答えたら急にルーマニア語オンリーの会話になってタジタジ。
 


はい、そして一緒に写真を撮ってもらいました!わたしも日の丸と五輪マークの入ったTシャツを着てくればよかったぁ~。
 
その後:
家に帰って北京オリンピックの公式サイトで結果検索してびっくり。堂々のオリンピック選手、3000m障害のファイナリスト、12位。予選で出した8分18秒97はモルドヴァのナショナルレコード。こちらをご参考に。

LUCHIANOV Ion
MDA - Rep. of Moldova
Men's 3000m Steeplechase


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いざ、物申せ

2008-10-11 | 海外&ルーマニア・マラソン大会


明日のマラソン大会は、ブカレストで初の国際マラソン。金曜日からすでにスポーツエキスポ・テントでナンバーカードの交付が始まっています。「RO CLUB MARATHON」のメンバーたちと集合すべく、午前中に会場まで出向きました。

国民の館前広場がその会場、メインスポンサーのトヨタの横断幕が誇らしいです。でもこれって、トヨタが乗っ取ってるような?おかげでみんなに「明日は優勝したらニッポンのトヨタの車がもらえるの?」なんて聞かれました。優勝賞金は男子で5000ユーロ。車は出ませ~ん。
 
わたしは4キロファンラン(当日受付)ですが、マイダーリンはフルマラソン。ナンバーカードを受け取り、主催者の一人ヴァレリァ(=Valeria Racila、 1984年ロサンゼルス五輪のカヌーの選手、マラソン&ハーフマラソン経験も20回以上)を見つけ、明日の展望を聞いています。
 


明日、フルマラソンにはケニア・ロシア・ポーランド・モルドヴァなどから有力ランナーを招き、国際色豊かにしているとのこと。彼らは皆、国際レベルのエリートランナーたちです。
 
「これではルーマニア人ランナーにチャンスはないよ。国外招待選手を招いて、出場料を払い旅費を払い食費を払い、その上さらに賞金まで持っていかれるのかい?!」とマイダーリン。さっそく主催者側に「ルーマニア人枠を設ける」ことを進言です。
 
たとえば、例年10月開催のイスタンブールマラソン、これも国際マラソンですがトルコ人の部が設けられていて入賞枠が別になっています。もちろん総合の部に食い込むトルコ人も認められます。このようなことを堂々と進言、主催者側もすぐにその意見を認め、ルーマニア人トップに特別に賞金を出すことを確約してくれました。
 
もちろんアマチュアであるマイダーリンにルーマニア人トップのチャンスはありません。でもこのようなことを堂々と意見すること&出来ること、これはこの国でとっても大事なことなのです。ルーマニア人ランナーの意気高揚のためにもね。

過去にはこんな売り込み方もありました。ご参考までに。
 


最後に「RO CLUB MARATHON」のラン仲間をご紹介、双子のシルビアとコルネリア、先週のトレイルランの大会、年代別1&2位、明日は4人でチームを組んで駅伝に出走。




 
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