次の日曜のブカレストマラソン、種目はフルマラソン・ハーフマラソン、フルマラソンの距離を4人でつなぐ駅伝、ファンラン4キロとちびっ子ラン1キロ。
女子ランナーばかり4名で駅伝チームを作ろう、と盛り上がっていたのですが、web-site発表の入賞枠は3位まで、賞金は均一に400ユーロずつ。これをみて疑問に思った女子選手が主催者側に確かめると、男女の区別なく、トップ3のみが入賞との答えが返ってきたと言うのです。
MARATON - STAFETA (TEAM RELAY MARATHON )
Prizes:
Place1 400 €
Place2 400 €
Place3 400 €
「女子を馬鹿にしてるわ、男子ばかりでチーム編成をしたほうが速いに決まっているじゃない。走るの止~めた!」とメンバーが続々離脱、チームとしての出走はなくなってしまいました。
なんだかちょっと残念、ルーマニアの同年代の女性ランナーたちと一緒にチームを組めるなんて楽しみ、と思っていたのですが。入賞を狙うことの是非についてもいろいろ考えさせられることの多い今回のエントリーです。
でも、チームが入賞するorしないにかかわらず、男女区別がないのは以前にもクロスで経験したけれども、わたしも主催者側の姿勢を疑問に思います。どのスポーツでも必ず男女区別はあると思うけど。
せっかくルーマニアの女子マラソン選手が北京オリンピックで金メダルを取ったというのに、これではマラソンブームが盛り上がってこないかも?
日本ではシドニー金の高橋尚子選手から徐々に盛り上がり、そのころから道路を走っていても「姉ちゃん、がんばってるな。めざせオリンピックやな。」などと励ましてもらうことも多かったのです。いまでは空前のマラソンブーム、自分が走る・走らないかかわらず女子マラソンは国民の関心事。上の写真は始めて2時間20分を切った女性としてベルリンマラソン・プログラムに載っている高橋尚子選手。
野口みずき選手の北京オリンピック直前の不出走表明は新聞の一面で取り上げられ、マラソンしない人でも巷で「野口選手、残念だったよね。」と話題にしていました。
ルーマニアでは・・・「これって、誰よ?」、これが金メダルを獲得したコンスタンティナ・ディツァ・トメスクを報じる第一面。女子選手をもっと盛り上げてほしいで~す。
ご参考までに:北京オリンピックでルーマニアが獲得した金メダルは4個。すべて女子選手の偉業です。
女子マラソン コンスタンティナ・ディツァ・トメスク
柔道女子 48kg級 アリナ・アレクサンドラ・ドゥミトル
体操女子 種目別床 サンドラ・イズバサ
ボート女子 かじなしペア ビオリカ・スサヌ&ゲオルギータ・アンドルナケ
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