先月30日に亡くなったルーマニア正教の元老(=一番地位の高い人)のお葬式が3日午前中にしめやかに執り行われました。92歳の大往生。すべての人が土葬されるルーマニアで、この日、元老は土の中に帰っていくのです。
いつも午前中は忙しく立ち働いているお姑さん、今朝は朝からお部屋でテレビがついています。家事をするときの普段着ではなく、黒っぽい服装。元老のお葬式の様子を幾つものテレビ局が生中継しています。
時折、十字を切りながら、中継が終わるまで、元老の棺に土がかけられ埋められていくまで、ずっとテレビの前に居られました。復活祭前のミサでも3時間もずっと立ち詰めでお祈りをされるほどの信仰熱心なお姑さんです、今日の日は特別な日だったようです。
夕方から旧市街の中心地に出かけました。街のいたるところにあるルーマニア正教の教会、ルーマニア国旗が半旗で掲げられていました。その横には黒い旗、これも半旗でした。
87%の人たちがルーマニア正教のこの国、中では何人もの老夫人がお祈りを続けていました。日常のお祈りとは異なる重々しい雰囲気、仏教徒の私も手を合わせて拝みました。ご冥福をお祈りいたします。
追伸:ルーマニア正教のことを詳しく知らないので、不適切な表現がありましたらお詫び申し上げます。
ルーマニア正教の元老:テオクティスト(1986年 - 2007年) Teoctist Arapasu
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