ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

日本から持ってきた本『エンデュアランス号漂流』

2007-08-24 | ルーマニア・わたしの日常


ルーマニアでは「日本語会話教本」くらいしか日本語表記にお目にかかれず、大変寂しい思いをしています。前回、日本に帰るとき、帰国便の中で日本語の新聞を隅から隅までむさぼるように読んでいました。

残念なことに、日本語の単行本はルーマニアでは手に入らないのです。ネット上で見る日本語も良いけれど日本の活字が恋しくなることがあります。
 
ブカレストの日本人学校を訪ねたときに、日本語の本を集めた書架がおいてありました。学校に赴任されていた先生方がルーを離れるときに寄付されたものが中心だそうで、残念ながら新刊本などはお目にかかれません。でも一般にも貸し出しをしてくれるので利用価値あり。
 
本はかさばらないけれども重いので、さて、さしあたって必要なガイドブックや辞書以外に日本からどんな本を持って行こうかしら?そんな中で友人が薦めてくれたのがこの本。走り仲間のあいだでひとまわり、みんなが廻し読みしてついにルーマニアまで旅してきました。

『エンデュアランス号漂流』、1914年の南極大陸横断英国隊の偉業を克明に忠実に描いたという冒険ドキュメンタリー。船は途中で沈没してしまい、南極の氷の海に取り残された28人が1年8ヵ月後に全員生還を果たす奇跡のノンフィクション。余りにも痛快な「勇気と感動の実話」、ルーマニアに来るまでの道中で一気に読み終えてしまいました。

そして、この週末また気温40℃を超えているブカレストで読み返し始めました。一日中氷点下、氷の海に閉ざされた南極、気温はマイナス40℃くらいにまで下がることもありそうです。
 
暑さがぶり返していますが、明日からの土&日はブカレストで「ルーマニア・マスターズ選手権大会」。私は日本人なので残念ながら参加資格なし、オープン参加も認められず、昨年に続き応援&写真撮影です。楽しみながら陸上競技に取り組むシルバーさんたち、健脚人生の大先輩、お手本です。


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