ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

メコンを船下り -スローボートの旅ー 5

2018年02月27日 | タイ・ラオス旅2018

朝食は、泊まったゲストハウスではなく、本来泊まるはずのDPゲストハウスで食べる。
コーヒー、ジュース、フルーツ、のほかにパンと卵料理・ヨーグルトグラノーラ・
バナナフレンチトースト・サンドイッチのセットメニューが4種類。量も味も満足。

宿の主人にきくと、9時には部屋の準備ができるので移って下さいということだった。
もう一つ、小学校の場所を訊くと、市場の先1㎞くらいと地図で示してくれた。
昨日の宿振替でやり合ったせいか、やけに低姿勢である。やはり、言うべきは言っておかないといけない。

何故小学校か。
いつかラオスの小学校に行って、子どもや授業の様子、職員との交流ができればと、以前から願っていたのだ。
市場の先には集落が続いていて、右下に寺がある。
その寺を過ぎた店の前で、バイクが止まって声を掛けてきたのは、ハッサンレストランの主人だった。
「どこへ行くんだ?」「小学校だよ」「じゃあそこを曲がった先で左にある小さな道に左折すればいい」
と教えてくれた。どうやら丘の上の方にあるようだ。

そこでも、大工仕事をしている人に小学校の場所を確認して、坂道を上る。
やがて子どもの声が聞こえてきて、校舎が見えてきた。
どうやら休み時間らしく、校門のところに子どもたちが騒がしく集まっている。


校内に入ろうとすると、一人の子がどうぞといって入れてくれた。

どうぞどうぞ

まずは職員室に入って、挨拶。その後日本から持参した鉛筆や消しゴム、色紙にノートをプレゼントで渡す。

折り紙教室になった職員室

先生で、英語が通じるのはただ一人。それも私以上に覚束無い状況で、会話は諦めざるを得なかった。


教室の様子

生徒は元気で明るい

4年生で~す

イエ~イ

廊下側には窓に格子があります

へへへ

キャハハ

きゃっ、恥ずかしい~


では皆さんさようなら。
その先のビューピントまで足を伸ばす。今日は1日暇なのだ。
パークベンには見るところとてなく、スローボートの乗り継ぎの宿があるだけの町。
船の発着がある朝夕だけが賑わい、昼間は寝ているかのように静かな町だ。


ビューポイントの四阿

そこからのメコン川

帰りにまた小学校の前を通る。校舎の前にある屋台の店。休み時間におやつを買うのだ。


行きの道で見た段ボール製の日よけ

男の哀愁が漂うNさんの後ろ姿。帰りには日よけは完成していた。

市場の店

宿に帰り、昼食を食べようとするも、昼間はハッサンレストランも休業中。
パークーベンでは昼の滞在客はほとんどいないので商売にならないのだ。
近くのベーカリーが開いていたので、確認するとOKだという。
しかしメニューはブレックファーストメニュー。
ま、いいか。美味しいマンゴーーシェイクも飲めたし。ねぇN夫人。

昼からは休息時間。暑いですから出かけません。


3時からは、2階のテラスで、ビアラオを賭けてUNOで勝負する。
数ゲームしてNさんのおごりでビアラオを飲む。
寛いでいるときに、向かいのハッサンレストランから、ハッサンさんが声かける。
「小学校はどうだった?」「楽しかったよ」
その後また、本を読んだりと休んで、5時30分頃船着き場に行く。
まだファイサーイからのスローボートは着いていない。今日は遅れているようだ。

船は6時頃着いて、眠っていたパークーベンは一気に目覚めた。
今日のレストランのピークは午後7時かな。
満席になる前にハッサンレストランに場所を取らなくては。


パークーベンの最後にサンセットを見てはやレストランへ。
今夜は、ナンとカレーを食べました。これがまた美味しかった。
それと絶品スプリングロールも。ビアラオは言うまでもありません。

さすがにのんびりできましたな。な~んもないパークーベン。小学生と先生たちに感謝。

※パークーベンのレストランは、ゲストハウス併設が多いが、昼食はほとんど提供していない。
 夜の混む時間帯は、船が到着して1時間後くらい。荷物を解いてさあ出かけるかというのがその時間帯。
※パークーベンからスローボートに乗るときのチケット売り場は今は無い。乗船したあと支払う。
 スピードボートのチケット売り場は、船着き場の手前の左手にある。
※小学校は、9時頃から始まるようで、午前中で終了する。休み時間におやつを買って食べるのは自由だが、
 経済的な理由でおやつを買うことができない子の方が多いように見受けられる。
※パークーベンには観光する場所は全くないといっても過言ではない。
 乗り継ぎ以外で滞在する観光客は2,3人見かけただけである。
※のんびりするにはいいが、沈没するには、少々田舎過ぎるかな。2泊すれば十分。
 カンボジアのシェムリアップやシアヌークビルに比べると、刺激がなさ過ぎるかもしれない。
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メコンを船下り -スローボートの旅ー 4

2018年02月25日 | タイ・ラオス旅2018
いよいよ今旅行のメインであるメコン川下りの出発の日が来た。
ゲストハウスを9時頃に出る。
歩いてボート乗り場へ行く。20分ほどで船着き場に着くが、朝は爽やかで汗もかかない。
まず、スローボートのチケット売り場で、用紙に4人の名前とパスポート番号を記入する。
行き先はパークーベンまで、チケット代は105,000キップ(約1,500円)。
チケットはキップで支払うようにという注意書きがチケット売り場の壁に貼ってある。


高台にある白い壁の建物がスローボートのチケット売り場。左上は朝食を摂ったレストランとホテル

ほとんどの客は欧米人で、彼らは皆ルアンパバーンまでの通しのチケットを購入する。
料金は210,000キップで、パークーベンまではその半額、パークーベンとルアンパバーンまでもその半額で、
通しでも、2回に分けてチケットを買っても料金は同じである。
客の大半はパークーベンで1泊のあと、翌日に出発するので、通しでチケットを購入する。
我々のように、パークーベンで2泊する客は非常に希なのだ。

取り敢えずチケットを購入すると、シートナンバーが記入してある。
どうやら乗り込む船は既に準備してあるようなので、船まで行ってスタッフに訊くと「これだ」という。
乗っていいかというと、OKが出る。靴は脱いで乗り込む。
シートには、前からナンバーを書いた紙が置いてある。
片側2席と通路を挟んで4席の座席になっている。
我々は自由度が高いように、2席の方を前後で2つ取りたかったので、スタッフに言って、
シートにある座席番号の紙を、我々の都合に合わせて置き換えてもらった。
そうして確保した座席に帽子やタオルをおいて外に出る。

その船着き場を臨む高台にレストランがあって、そこで朝食を摂ることにした。
麺とカオニャオに紅茶という朝食。
客が少ないので、ここで11時前までゆっくりと過ごす。


このレストランの隣にホテルが併設されている

乗り込む前に、Nさんと2人で近くの店でカウチーパテ(ベトナムのバインミーと同じで、フランスパンのサンドイッチ)を2つ買う。
ひとつ10,000キップで、具は全て詰め込んでもらった。
船に行くと、ゾロゾロと欧米人が乗り込んで、席は既に8割方埋まっている。
出発は11:30だが、11時過ぎには既に満席になって、もう一艘船が出るようだ。
遅れてきた客は、別の船に乗り込んでいく。こちらの客の何人かもそちらに移って行った。


カウチーパテを購入


前の方は向かい合わせの席だが、長い時間を乗るには、我々の方の席が楽。荷物は床板収納

満席の船。100人以上乗ることができる

そろそろ退屈し始める

11:30過ぎ、船は出発し、ゆっくりとメコン川を下り始める。
最初は興味深げに川縁の景色を楽しんでいた客も、2時間を過ぎる頃から退屈し始める。
我々も、船中で買ったビアラオ(ぼったくりの25,000キップ)で乾杯したあとは、2時前にカウチーパテを半分ずつで昼食にし、
ただぼんやりと流れる景色を眺めている。
客の乗り降りで途中3箇所ほどの村に接岸するのが唯一の変化である。


第4友好橋の下を通る

こんな景色が延々と続く

所々に牛がいて、その向こうに住んでいる人を偲ばせる

集落に続く道ができている

降りる客を出迎えに来たのか、ただ見物に来たのか、子どもたち

何故か子どもの表情は皆同じ。少し眉をしかめて、見ている方がなんだか切なくなる

夕方5時に船はパークーベンの船着き場に着く。
ゲストハウスの勧誘や予約客を運ぶ乗り物(トラック)で船着き場は賑わっている。
我々が予約した宿は歩いて数分の近さ。上り坂を5分ほど歩いてDPゲストハウスに着く。
ところがここでトラブル。


船着き場にファイサーイからのスローボートが着く

宿の主人が、自分の方のミスでここには泊まれないという。
斜め前のゲストハウスに振り替えてあるので、そこに泊まってくれと。
冗談じゃない。そんなバカな話があるかと詰め寄るが、ただ頭を下げて謝るばかりで埒があかない。
結局別のゲストハウスに泊まることに。
かなり古く、メンテナンスが行き届いてない宿で、腹が立ったが、既に6時になんなんとする時間だ。


メンテの悪い宿、ビラサリカ。作りは悪くないんだけどなぁ

連れの皆さんに宥められて、夕食に行く。
ハッサンレストランというすぐ近くのレストランで、客は誰いなかったが、
時間が過ぎるうちに客が増え、7時には満席で客を断るくらいになった。
インド料理とラオス料理の店で、ここの料理は当たりだった。


右手の黄色い看板がハッサンレストラン。ここの主人とは翌日何度か会うことになる

結構いけました。ここの料理

ビアラオ3本、チキンと野菜の炒め物、フライドポテト、フライドヌードル、揚げ春巻き、
ラープ(代表的ラオス料理)、カオニャオで締めて188,000キップ(約2,800円)で、一人当たり700円。
特に揚げ春巻きが、形は悪いが味は絶品。ハッサンやるね。

2軒先のパン屋で、クロワッサンなど4つほど買って帰る。50,000キップはちょっと高いんじゃありません?
それにいくら別腹と言っても、私はもうたくさんです。
宿に帰って早々と寝ます。
しかし私の腹立ちはなかなか収まらなかったのです。

※スローボートのチケット売り場の壁には、キップで代金を支払うようにという注意書きが張ってある。
 それ故に銀行で両替するか、銀行前にあるATMでキップを手に入れたがいい。
※チケットを購入する際は、乗客全員のパスポート番号が必要になるので、事前に準備しておくこと。
 料金は、ファイサーイ~パークーベンが105,000キップ。ファイサーイ~ルアンパバーンの通しが210,000キップ。
 途中のパークーベンで2泊しても通し切符は有効。パークーベンで購入するなら、船中で支払う。
 ゲストハウスに頼んで買ってもらうと、240,000キップで、30,000キップの中間マージンを取られる。これは高い。
※スローボートの定員は、100~130名、それ以上になると、増便の船が出るので、乗られないということはない。
 ただし、早めに席は確保した方がよい。ファイサーイ発の便は座席指定になるが、座席変更は可能。
※スローボートは約5時間でパークーベンに到着する。乗客は全員ここで降りて宿に宿泊する。
 出航する前に、達者な英語を話す男が船旅のガイドをした最後に、パークーベンの宿は高いので、
 今ここで予約すると安く泊まれると、脅しにも似た勧誘をする。これに欺されてその場で予約する客は多い。
 しかし、パークーベンでは、贅沢を言わなければ宿は必ず確保できる。
 何故なら、その日に船で着く客は多くても150名。宿の収容量は200名ではきかないだろうくらいに数がある。
※パークーベンの宿やレストラン街が集まっているのは、船着き場から真っ直ぐ上った道の500mくらいにある市場までに集中している。
 レストランは、ゲストハウスが経営しているものも多いので、食いはぐれることはないだろうが、
 船がついた時間から1時間後くらいがピークになる。船の到着時は日によって異なる。
※DPゲストハウスでは不快な思いをしたが、近辺では最も新しい宿で、シャワーの湯量も豊富。
 朝食も充実しているし、船着き場も近く、ロケーションとしては最高。目の前がハッサンレストランというのもいい。
※ハッサンレストランの主人はインド系の男性で、なかなか感じがいい。
 先にも書いたが、ここのスプリングロールは太目の巻きで、今回の旅行では3本の指に入るほどの味だった。
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メコンを船下り -スローボートの旅ー 3

2018年02月23日 | タイ・ラオス旅2018
今日はチェンライから国境を越えてラオスのファイサーイへ行く。
ネット情報によれば、チェンライの第二バスターミナルから国際バスが日に2便出ているようだ。
10:00と14:30の2便。
バスターミナルまでは、タクシーで行こうということで、宿の主人に呼んでもらうことに。

ところが、ここでトラブル。
主人がパソコンでしきりに調べていたが、電話を1本掛けると、振り向いて、
10:00発の国際バスは今は出ていないと言う。「え~っ」である。
そろそろ9時になろうとしているのに、今から計画変更?
と、主人が別の案を提案してくれた。「タクシーでどうですか。1,200バーツです。」

ここで思案する。
まず路線バスでチェンコーンまで行く。約2時間半~3時間かかるので、1時までにはチェンコーンに着く。
その後、トクトクを雇えば、30分足らずで国境のイミグレに着く。
出入国の手続きに約1時間。ラオスのイミグレからファイサーイの宿までは30分くらいか。
遅くとも3時半までには宿に着けるだろう。

一方、タクシーだとタイ側イミグレまでは直行だから、2時間はかからないだろう。
乗るはずだった国際バスの料金が一人220バーツで、4人で880バーツ。
タクシーとの差額が320バーツで、一人当たりだと80バーツ(約280円)。
昼過ぎにはファイサーイの宿には入れるだろう。

4人で相談の結果、荷物を持ってうろうろするのが嫌だとか、エアコンのないバスは勘弁とか、
ま、そういうことで、高齢を理由にタクシーで行くことに決定。私一人なら決して達しない結論である。
バーンジャルの主人にその旨を話して、タクシーを手配してもらう。
呼んでもらったタクシーは、中が若干広めのタクシーで、彼の心遣いが嬉しい。
この宿はそういったソフト面でのホスピタリティーが評判の宿なのである。


バーンジャルの主人(右から2人目)。本当に面倒見のいい人である

チェンコーンのボーダーまで運んでくれるタクシー

タクシーは幹線でなく、結構ローカルな道を通って、
ノンストップで走り、1時間30分くらいでボーダーのタイ側イミグレーションに着く。
出国手続きを終えて建物を出ると、ラオスイミグレまで運ぶバスが待っている。
手前にチケット売り場があって、一人25バーツ払う。


ボーダー間を走るバス。立派なバスだなぁと思ったら、バスの表記がチェンライーボケオになっている。
要するに国際バスで使っているバスなのだ。客が少ないので、ここのシャトルに使っているのだろう

10分ほど待って、バスはメコンに架かる橋を渡ってラオスイミグレーションに着く。
ラオスはやはりラオスで、イミグレーションの事務所周りには紙が散らかり、アライバルカードもない。
そのまま入国管理官の窓口でパスポートを出すと、アライバルカードを差し出して、書けという。
それくらいなら、外のテーブルにカードを準備しておけよ。


ラオスのイミグレ窓口

日本人はアライバルビザを取る必要がないので、手続きは早い。
外に出ると先に出た人たちは誰もいない。
トクトクが1台待っていて、ファイサーイの宿名を言うと、一人100バーツだという。
4人で300バーツと交渉するが全く受け付けない。
そのうち欧米人の女性2人が来て合計6名でファイサーの町へ。これが結構な距離だった。


他に交通機関がないので、強気なトクトク

1時前には宿に着く。この宿はAgodaのサイトで取っていた。
チェックインして部屋で荷物をほどいているとノックの音。
何事かとドアを開けてみると、宿の主人が電卓と何かの用紙を持っている。
話を聞いてみると、どうやら追加料金が欲しいということらしい。
Agodaのサイトから予約すると、クレジット決済で現地の支払いはないはずなのだ。

彼の話をよくよく聞いてみると、ドルとキップのレートの関係で、2部屋であと50,000キップ(約700円)欲しいという。
随分安く見られたもんだというのがあって、口論になってしまった。
私にその追加料金を請求するのは筋違いで、請求するならAgodaにしろ、といって退けた。
しかし、すごすごと帰って行く主人を見送ったものの、気分は晴れない。
釈然とはしないが、あとの3人に相談して、手持ちの200バーツを支払うことにした。
それで主人の顔が晴れたので、それでよしとするか。


ファイサーイの宿、ホムホーゲストハウス。家具等の調度品はいいのだが、メンテナンスは全くなっていない。

取り敢えず、近くの「マイラオス」というレストランで昼食を摂る。
早速のビアラオ2本と、麺やチャーハンなどで375バーツ払う。
味はまあまあか。メニューにはバーツ表示だけで、キップの金額はない。さすが国境の町。


一人当たり94バーツほど。350円にも満たない。安いものである

私は昼食から一人別れて現地のキップに両替するために、宿のそばの銀行に行く。
2時過ぎに入って、番号札をもらって待つこと40分。
たった300ドル両替するのに何と40分のなのだ。窓口は4つもあるというのに。
その後、明日乗る船の船着き場に行き、チケットオフィスのありかと周囲の様子を確認。

宿に帰って5:30まで休憩し、皆で出かける。
丁度日が沈み始める頃で、近くにある丘の上の寺に3人は登り、
私は随分歩いたので、川の方に下って夕日を観賞することに。


寺に続く階段からメコン川が見える

川縁から見たメコンの夕陽

6:30過ぎから再びマイラオスで夕食。
麻婆豆腐、揚げ春巻き、海老シュウマイ、フライドポテト、カオニャオ(長粒米の餅米)、勿論ビアラオ2本、
締めて、150,000キップ(約2,200円)。一人当たり550円見当
これだから4人旅はいい。一人だとこれだけの種類の料理は食えない。


残念ながら、食べる前の写真を撮り忘れて、残骸のみ。料理名は書いてあるのでご想像を
8時頃宿に帰り、シャワーを浴びて早い就寝。


※チェンライ-ファイサーイを結ぶ国際バスは、当初、日に4便あったらしいが、
 乗客が少ないので、2便に減り現在は、14:30の1便になっているらしい。ネット情報によれば、
 12時過ぎにルアンパバーン行きの寝台バスがあって、それに乗れば、乗換なしでラオスのイミグレまでは抜けられるらしい。
※ファイサ-イには銀行が2つあるようだが、ホムホーゲストハウスの2軒隣はともかく時間がかかる。閉店は3時なのでご注意を。
 イミグレを出たところにある両替所は、同じ銀行のようだったが、ここもなかなか捌けない様子だった。
※イミグレ付近にはトクトクが1台いるだけでほかの交通機関はない。一人100バーツのディスカウントはほぼ不可能。
 ファイサーイの町までは結構な距離がある。町の中心地は一方通行になっているので、回り道をする。
※レストランは、宿を出た左に「マイラオス」のほかにメコン沿いにちょっと高級な感じのレストランがある。眺望は抜群。
 ほかに数軒が反対方向にあるが、こちらは小さい店が多く、料金も安いのだろう。欧米人が多い。
 支払いはバーツとキップのいずれでもできるが、バーツで支払った方が割がいいようだ。
※中心部から船着き場までは、約1.3㎞。歩いて行ける距離である。
※この時期にサンセットを見るなら、午後5時30分~6時前から出かけた方がいい。
 乾期の時期は、4時頃までは陽射しが強くて暑いが、5時を過ぎると気温が下がり、過ごしやすくなる。
 夜は日中の陽射しの名残で半袖でもいいが、朝は肌寒い。上着は欠かせない。
※ラオスと言えば、かの有名なビアラオ。飲食店での料金は、大瓶1本が12,000キップ~15,000キップ(約200円前後)。
 店で買えば、8,000キップ~10,000キップ(130円前後)。大瓶が一番お得。
 小瓶だと、ビアラオダーク(黒ビール)とビアラオプレミアムの2種類がある。
 プレミアムは、1本15,000キップでファイサーイの宿前にある唯一のコンビニで買った。
※また、ラオスでよく食べられるのが、カオニャオ(長粒米の餅米、タイでも同じ発音)で、これは独特の香りがあって美味しい。
 カオニャオには日本のふりかけがよく合う。市場でも大量に売っていて、普通のカオと料金は変わらない。
 1㎏4,000キップ(約60円)で、30㎏1体では、1,800円と安い。魚沼産コシヒカリとは月とすっぽんの金額。
 ラオス旅行中はほぼ毎日カオニャオを食べた。あの独特の香りは止められない。
※ファイサーイの中心地は、長さ400mくらいに収まる小さな町で、船に乗るために停まっている欧米人が多い。
 対岸のチェンコーンよりはかなり小さな町で、宿は安いがあまりいい宿はない。
 船は、11時30分発なので、チェンコーンに泊まって、8時に宿を出れば十分に間に合うだろう。
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メコンを船下り -スローボートの旅ー 2

2018年02月22日 | タイ・ラオス旅2018
チェンライ2日目の朝は、7時から朝食にした。
今回のチェンライの宿は、2年前の熊本地震の際に泊まったのと同じ、「バーンジャル」である。
2年前からすると、以前ガーデンレストランの朝食会場がなくなって、
その場所に宿泊棟が一棟新しくできていた。
非常に評判のいい宿なので、宿泊客が多くて建て増したのだろう。
他のゲストハウスに比べて若干料金が高いので、客はほとんどが欧米人だった。

我々は以前からある部屋に宿泊。
2年前に比べて、シャワーの湯の出が悪く、コックを捻って多く出すと湯の温度が低いので、
熱い湯を出すには、ひねりを弱くするため、湯量が少ないという欠点があった。
温水器の性能があまりよくないのだろう。

朝食は、以前よりよくなっている。
量はそう多くないが、内容が充実してきたようだ。
残念ながら、ヨーグルトがないのはマイナスか。
コーヒーは豆を挽くタイプのコーヒーメーカーで、エスプレッソもできる。
お湯は別にあるので、インナスタントの味噌汁やスープも持参すれば飲める。

今日の観光は、市内には取り立ててみる場所はないので、
チェンセーンまでバスで行って、そこからトクトクをチャーターしてゴールデントライアングルに行く。
8時30分前には第1バスターミナルに着いたが、何と工事中で全くの様変わり。
グリーンバスのオフィスはターミナル入り口左にあった。
今回はローカルバスなので、グリーンバスは利用しないが、
時刻表もなく、乗り場はなんとか確認できたものの、何時発かはバスが来るまで分からない。


工事中のバスターミナル

チェンコーン行きバス。カタカナ表記があるのは初めて見た

チェンセーン行きバス。扇風機あり。エアコンなし

バスの内部

チェンコーン行きは頻発しているようだが、チェンセーン行きは少ないらしい。
自家用車の普及で、バスの本数は随分減っているようだ。
9時前に来たバスの発時間を運転手に尋ねると、9時20分という。
ではまずトイレに行こうとするが、バスターミナルが工事中でトイレがない。
どこそこで訊くと、隣のナイトバザールのトイレを教えてくれた。
3バーツを入れる自動回転ドアのトイレ。

9時20分、ほぼ定刻にバスは出発。
1時間30分で着く予定が、2時間かかってチェンセーンに着く。
降りたところにトクトクが屯している。
そこで、ゴールデントライアングル往復のチャーターを持ちかけると、色よい返事がない。

そのうち一人が、400バーツで1時間ならいいという。他のトクトクは見向きもしない状況だ。
まあ、ぼったくりもいいとこで、妥協するのは業腹だったが、そこが4人旅のいいところ。
一人当たりで考えるとそうそう悪い条件でもない。
ということで、そのトクトクに乗り込むと、町中の狭い道をうろうろして民家のところに停まる。
「ちょっと待て」というと、民家の門を開けてホンダの乗用車を出して、「これに乗り換えろ」という仕草。
どうやら、車で行くつもりのようだ。

ということで、トクトクではなく、快適な乗用車でゴールデントライアングルに。
チェンセーンからゴールデントライアングルまでは7㎞程度で、あっという間に到着。
実は、この間はソンテウが走っていて、一人20バーツでいけるのだが、
ソンテウは乗り合いなので、満席にならないと出発しない。
帰りの時間を考えるとソンテウは利用しがたいのだ。

さて、私も初めて来たゴールデントライアングルだが、噂どおりというか、何もない。
メコン川とミャンマーからの川があって、3国の国境というだけである。
しかし、観光客は多い。例によって中国人多し。間もなく春節だしね。


ゴールデントライアングルの記念碑。右を流れるのがラオスから来るメコン川

パイナップルを食べる

キンキラの大仏さん

ま、30分もあれば退屈する観光地で、既に12時を過ぎているので、チェンセーンに帰る。
あのトクトクの運ちゃんは、今日はホクホクで休業だろう。
今日は日曜日だからか、前回来たときの静かな町とは異なり、
歩道は屋台で占め尽くされ、歩くのも大変だ。

前回来たときに食べた麺屋は見当たらず、川沿いにも食堂はない。
仕方なく屋台の飯屋で、麺とカオマンガイで昼食。


歩道の屋台で昼食

チェンライへ帰るバス

3時前にはチェンライに着く。
バスターミナルからの道を出たところで皆さんとは別れて、両替に。
チェンマイで名の通った両替屋の「スーパーリッチ」がチェンライにあるというので、そこまで行く。
少し距離はあるが、散歩がてら歩いて行くと見つかった。

「スーパーリッチ」の両替レートは、10,000円で2,890バーツ。
空港の銀行窓口では、確か2,690バーツだった。
10,000円につき200バーツ(約700円)の差がある。ほとんどぼったくり。
その後、バスターミナルとナイトマーケットの入口ゲート(一緒)左にある両替屋では、
2,860バーツと分かった。足を伸ばして、スーパーリッチに行く必要はない。
10,000円につき、30バーツ(約100円)なので、麺一杯分にもならない。

暑い午後はしばらく昼寝でもして、夜に備える。
6時過ぎからナイトマーケットへ繰り出す。
まず、帽子を忘れたNさんのキャップをマーケットで購入。
取り敢えずビール、ということでレオをタワーの器で注文。
その後、フライの盛り合わせと、ししゃもフライの単品。焼き魚も発注してテーブルに着く。
このナイトマーケットに来るのは既に5度目である。自分のテリトリーと言ってもいい。


ビール、うまっ!テーブルにあるのがビールタワー(370バーツ)

肴も美味っ!

奥方は私がタイで一番のお気に入りの町、チェンライとナイトマーケットを気に入ってくれたかしら。
Nさんご夫妻は2年前から2度目の訪問で、かなり気に入ってくれたようではあるが。



帰りはライトアップされた時計台を見て、2日目のチェンライも終わる。



※チェンセーンまでの路線バスは、一人37バーツ。数年前から料金は変わっていない。
 料金の支払いは、バスの中で車掌に払う。ぼられることはない。
※チェンセーンのバス停は、メコン川沿いの道まで100mくらいのところで停まる。
 降りるとトクトクが屯している。ゴールデントライアングル行きのソンテウは青色で、トクトクが屯する場所から50mほど手前になる。
※ナイトマーケットに入るゲートの左にある両替所は、夜の9時くらいまでやっているが、
 夕方はしばらく閉めている。6時頃に行ったときは開いていたので、ナイトマーケットに合わせているのだろう。
※ナイトマーケットのフードコートは指さし注文ができるので簡単。
 ビールは左側の一番奥で販売している。生ビールの2リッター入りタワーもここで購入すると、スタッフが運んでくれる。
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メコンを船下り -スローボートの旅ー 1

2018年02月21日 | タイ・ラオス旅2018
10年ほど前から温めていた企画があって、
それは、タイのチェンコーンから国境を越えて、
対岸の町ラオスのファイサーイからスローボートでルアンパバーンに行くというものだ。

以前、チェンライで退屈したとき、1泊でチェンコーンに足を伸ばしたことがあって、
メコン沿いの町に癒やされた折、対岸のラオスへ行くイミグレーションがその町にあるのを知った。
当時は、タイのイミグレを出ると、船で対岸のラオスイミグレに行き、入国していた。

現在では、第4友好橋ができていて、チェンコーンからはトクトクなどを使って、橋の手前にあるタイのイミグレに行き、
そこから出国して、ラオスイミグレとの連絡バスで橋を渡る。
橋を渡った先に、ラオスのイミグレーションオフィスがあり、アライバルカードを書いて入国手続きをする。
または、チェンライの第2バスターミナルから国際バスで行けば、乗換なしでファイサ-イに行くことができる。
ということで、まずはチェンライに行かねばならない。

経路は、福岡空港-バンコクーチェンライ、が飛行機。
荷物はチェンライまでスルーで運んでくれる。
チェンライは国際空港なので、カスタムもあるのだ。

入国手続きのイミグレーションは、トランスファーの掲示にしたがって進むと、
最終目的地がチェンマイ、チェンライ、プーケット、クラビ、サムイ、ハチャイについては、
入国せずに、コンコースCとBのコーナーに乗り継ぎカウンターがあり、
そこで、胸にシールを貼ってもらい、入国手続きをする。
パスポートコントロールを出ると、手荷物のセキュリティーチェックがあり、
そこを抜けると国内線のコンコースに出る。
後は、搭乗ゲートを液晶画面で確認して、ゲート待合室で待てばよい。

空港での待ち時間が約3時間。チェンライ着は20時過ぎの予定だ。
チェンライに2泊して、3日目に国際バスでファイサーイに行く。
ファイサーイに一泊して、翌日のスローボートに乗るという手はずである。

この目論見があっけなく崩れることになるのだが、それは後で書く。
スローボートは途中のパークーベンで、一度船を下りて泊まり、
我々だけはパークーベンでのんびりと1日余分に過ごして2泊し、
翌朝また船に乗り込んで、夕方ルアンパバーンに到着する。

ルアンパバーンに2泊の後、ルアンパバーン-バンコクー福岡と飛行機を乗り継いで帰国という計画である。
さて、これを私夫婦とNさん夫婦の4人でやっつけるのだが、
いろいろとハプニングはありました。


バンコクはスワンナプーム空港で、チェンライ行き飛行機の待合室にて、Nさん。後期高齢者ですが、すこぶる元気

Nさん夫人(右)と、私の奥方(左)。それに私を加えた4人の、のたり旅です。

その顛末をこれからアップしていきます。
このルートの最新情報もお楽しみに。


※バンコクーチェンライは現在、タイエアからタイスマイルエア(タイエア傘下)に変わっている。
 タイスマイルエアはフルサービスのLCCで、夕食にサンドイッチが出る。
※スワンナプーム空港から出る国内線は、タイエア系とバンコクエアのみで、
 LCCのエアアジアやノックエアは、国内線専用のドンムアン空港発着である。
※スワンナプーム空港からドンムアン空港までの移動には、最低でも乗り継ぎ時間は3時間以上、
 慢性的な渋滞を考えると、4時間は欲しい。ということで、今回はタイスマイルエアを利用。
※料金的には、ノックエアやエアアジアが安いのだが、この不便さを考えると、
 我々のような高齢者は少し高くて(2,000円くらい)も、同じ空港での乗り継ぎを選ぶべきだと思う。
※当日チェンライ乗り継ぎの場合、BとCコンコースの角にある乗り継ぎカウンターで、アライバルカードを出して入国する。
 ただし、ここで手続きするには、荷物は最終目的地まで送ってもらっておくことが必要である。
※荷物をバンコク着にしておくなら、トランスファーでなく、アライバル表示にしたがって、入国して荷物を受取、
 その後、航空会社のカウンターで改めて国内線飛行機のボーディングパスを発行してもらうことになる。 
※チェンライに着くと、バンコクの乗り継ぎカウンターで、航空会社のスタッフから胸に張ってもらったシールを付けている客は、
 国際線客出口に案内されるので、シールは決して失わないようにする。
※バゲッジクレイムも国内線客とは別なので、受取までの時間は短い。受け取った荷物は一応セキュリティチェックのX線装置を通す。
※アライバルフロアは一階だが、そこに出ると正面と左に外に出るドアがある。
 左方向に出ると外にメータータクシーのカウンターがある。メータータクシーだが、チェンライ市内までは、200バーツの一律料金。
 右手正面のフロア内にもタクシーカウンターがあるが、一度ここを使ったら、300バーツだった。お勧めできない。
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