ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

国酒の会 2018

2018年07月17日 | 酒と料理と
阿蘇市内牧の酒屋、「千代の屋」さんが主催する「国酒の会」が、7月14日に開催されました。
参加者は250名ほど。うち、宿泊パッケージの参加者は100名に及んだそうです。
テーブルに4本置いてある4合瓶の酒を注ぎ合って、少々長い挨拶にイライラしながらやっとの事で乾杯。


生演奏、生歌もありました

最初の乾杯の酒が美味くて、ラベルを見たら佐賀の酒だった。
佐賀県三養基郡基山町にある基山商店の基峰鶴 純米吟醸麗峰。
限定販売商品らしく、特定の取引がある酒屋にしか卸していないらしい。
この酒蔵のものは他に4種類ほど、雄町や山田錦などの米から造られた吟醸酒も中央ブースにおいてあった。


我々のテーブルから見た中央ブース

テーブルにあったのは、ほかに龍力の特別純米、黒龍の吟醸酒いっちょうらいなど。
テーブルにあった中では、基峰鶴が一番評判がよかった。
中央ブースで最も早くなくなったのは、三重県の「作」の「槐山一適水」。
伊勢志摩サミットで提供された酒を造る酒蔵の一つ。
これは美味かった。

そのほかに、東洋美人や、東一、澤屋まつもとなど毎年飲める定番酒もあった。
もう一つ美味いのを飲んだが、銘柄を思い出せない。
最後にテーブルに残った酒は頂いて帰った。
それが分かっていたので、基峰鶴は最初に飲んだ後栓をして取っておいたのだ。

プラザホテルの料理も美味しくて、これだけ飲んで6千円はお得でした。
今年は奥方と大学の後輩との三人で参加しました。
来年は、多分7月の第一土曜日に開催されます。
詳細はまたこのブログで紹介しましょう。
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閉塞感 

2018年07月12日 | 日記(?)
正確ではないが、「国民はそれに値する政府しか持てない」という意味の格言がある。
選挙で政府を選択する民主主義においては、仕方のないことなのだろう、がしかし。

最近の日本では、政府の個別の政策についての世論は反対の方が多いにもかかわらず、
自民一強という(公明はコバンザメ状態)状況で、
そういった世論は全く無視されて、法案が成立していく。

そうした状況の中でも、政党支持率は加計・森友問題後の一時期を除き、
30%を切ることはない。
そして今、NHKの世論調査で、44%まで回復したそうだ。

私にはそれが分からない。
世の皆様、いろんな政策にあんなに反対してたじゃない。
森友問題の後、ゾロゾロ出て来た不祥事に、あんなに怒っていたじゃない。
もういいの。それでいいの。
そんなんじゃ、平成の口先男の思う壺じゃありませんか?

先日から引き続いている西日本豪雨被害について、日刊ゲンダイに記事がある。
次のような写真があって、多分国民のほとんどが呆れて、怒ったことだろう。


日刊ゲンダイから引用。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/232956

口先男を囲んだ酔っ払いの自民党議員が間抜け面でニタニタ笑っているそのとき、
被災地では既に避難勧告も出ており、気象庁も重大な事態だと発表している。
その後8日に非常災害対策本部を設置。
初会合で平成の口先男は「救命救助、避難は時間との戦い。引き続き全力で当たって欲しい」と。
相変わらずの口先ぶり。図々しいにもほどがある。

この写真や対応を見ても、あなたは44%の支持率を認めますか。
「ほかにましな政治家がいないから」という理由で指示するっていうことは、
この連中が好き勝手するということを認めるということなのです。

もっとましな政治家はいますよ。
国民が声を上げないから、口先だけで国民をだます口先男が幅をきかせるのです。
「救命救助、避難は時間との戦い。引き続き全力で当たって欲しい」なら、
何故もっと早く対策を出さなかったの。口先だけでなくてさ。

最近、異常気象による災害が毎年のようにあるけど、いろんな対策はいつも犠牲者が出てからである。
災害で活躍する「レッドサラマンダー」という特殊車両だって、
本気になれば、市町村に1台は配備できるはずだし、
「国民の命を守る」というのは、何も他国の攻撃からだけじゃないはずだ。

2012年九州北部の豪雨で阿蘇でも甚大な被害が出た。
床上浸水の水害の後片付けの時は、本当に心が折れそうになった。
手の指10本、爪の付け根のところに細菌が入って病院に行き、
抗生剤を飲みながら、床下の土砂を取り除いたこともあった。

今、各地の被災者の人々の様子をテレビで見ると、心が痛む。
「頑張れ」とは言えない。これ以上頑張れないほど皆頑張っているのだから。
ただ、時間が経てば、少しずつでも前進できるだろう。
その希望は捨てないで下さい。

他国の攻撃にはやたらと危機をあおり立てるが、今回のような危機はどうなんだよ。
本気で「国民を守る」気概が見えないよね。
上の写真を見て貰いたい。こいつらが明日ものうのうと日本の政治をやりたいようにやるなんて。
民主主義が恨めしい。

ここ数年、政治には顔を背けてきた。
自分自身の閉塞感に心を蝕まれそうだから。
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久しぶりの新潟

2018年07月08日 | 日記(?)
6月最後の日曜日に横浜に行くことになり、そのついでに土曜日から出かけて新潟の友人を訪ねた。
友人と言っては失礼になる4才上の先輩だが、グアテマラの日本人学校に勤務されていた方である。
グアテマラに旅行した時に知り合ってから早40年近くになる知人である。


越後湯沢。スキーで有名なリゾート地


さすがに米どころ。きれいな水田が続きます

今回が4回目の訪問になるかな、確か。
思い出したように訊ねては御馳走になっている。
今回は、Hさんご夫妻の行きつけの店で、
鮭が美味しい店だという「鮭山マス男商店」という冗談のような名前の店だった。

新潟は魚が美味しいところだが、鮭が名産とは知らなかった。
「この店はサケが美味いんだよ。」というHさんの言葉に、
つい「どんな酒なんですか?」と私が反応したのは無理ないことでしょう。
だって、新潟は日本酒の酒所ではあるが、鮭が美味いというのは始めて聞いたのだ。


左がHさんご主人。何度もステントを入れる手術をした、ある意味で強者なのだ。
どうぞいつまでもお元気で。

新潟も南の方になると寒ブリ、北の方は鮭がよく捕れるとのこと。
鮭は北海道というのは思い込みなのだ。
たしかに特別に焼いて貰った鮭カマの焼きは絶品だった。
酒は吉乃川という新潟の銘酒。
酒も鮭も美味しゅうございました。
Hさんご夫妻、ご馳走様でした、そしてありがとうございました。

翌朝、新幹線で東京に向かい、乗り換えて桜木町で降りる。
ここから徒歩でJICA横浜で開催される会合へ行く。
かって日本に存在していた学生団体である日本学生海外移住連盟という団体のOB会に参加する。
北から南まで、多数の大学の海外移住を目指すサークルが加盟していて、
南米を中心に多数の移住者を輩出している団体である。


JICA横浜へ行く途中の風景

既に連盟は解散しているが、いくつかの大学では未だにサークルは存在している。
参加者は皆60才以上の爺さま婆さまばかりで、年々高齢化するばかりの、いわば老人会である。
かって、学生時代に夢を共にした者の同窓会みたいなものだ。
年に1回、思い出話や現状を知らせ合ってしばし懇談するという会である。


この日は50名を超える参加者。

至る所で記念撮影

私と同期のOB。学生時代に連盟の派遣で1年間海外に行った仲間である

こういう講演もありました

その会に2年ぶりに参加して、品川まで帰り、宿にチェックインしてから神田に向かう。
これも毎年1回は会うという、いわば息子夫婦のような若い友人Aさんご夫妻と会うためである。
飲みに行ったのは、前回と一緒の「中国東北料理」の店。
普通の中華料理とは一味違っていて、この日も多くの客で賑わっていた。

Aさん夫妻とは、世界一周の旅行中、カッパドキアの現地ツアーで偶然知り合ったので、
今年で丸々10年の付き合いになる、とっても気持ちのいい夫妻なのだ。
一度はわざわざ我が家まで遊びに来てくれたこともある。
私のような老人の話を嫌がらずに聞いてくれる聞き上手の夫妻で、
この夜も気持ちよく飲んで話して、再会を約して別れた。

翌日は、東京で評判の「プレスバターサンド」が、
6月限定で羽田のスタースイーツの店で販売していたので、
約束通り上さんに土産で買って帰った。
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