ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

ホテルと居酒屋

2022年06月13日 | 日記(?)
先土曜日に熊本市内に飲みに行った。
一番気兼ねのない学生時代の仲間たち5人での飲み会だった。
泊まりは、ダイワロイネットホテル銀座通り。
今年になって新規営業を始めた最新のホテルである。
料金は12,000円だが、地域振興補助金で4,000円で止まれた。ただし朝食はついていない。
部屋はビジネスホテルのレベルではない。
ホテルニッコーにも泊まったが、遜色ないレベルである。
モデレードダブルで予約したが、セミダブルベッド2台のツインがあてがわれた。
2階がフロントなので、1階からエレベーターに乗れば、無断同伴で泊まれるが、
残念ながらそんな相手も、気力も、体力もない。


一人には十分すぎる部屋。テレビは50インチで、コーヒーはドリップの個包と至れり尽くせり

浴室およびシャワーブースと洗面所がガラス戸で区切られていて使いやすい

朝食は1,500円なので、話の種に食べようかとも思ったが、飲み会の翌日にどれだけの食欲があるのか自信がなかったのと、
昼には娘家族が私たち夫婦と婿の親夫婦を父の日の祝いとして、上の裏通りの「うな雅」に招待してくれることがわかっていたので、
朝食で満腹になるわけにはいかなかった、ということで、朝食はホテル1階にあるセブンイレブンでサンドイッチとヨーグルトを買って済ませた。
そういうことで、ホテルは大満足の体験でした。

一方、居酒屋は思い出したくもないほど酷かった。
最初に刺身5点盛りと馬刺しの皿が出たときに唖然とした。
確かに刺身は5点盛りだが、4切れずつしかない。参加者は5人いるのにだ。馬刺しも同様、4人分の切れしかない。
いや~な予感がしたが、その後に出てくる料理がいずれも3人分くらいの量しかない。明らかに2人分はぼったくり設定である。
おまけにステーキを食べたら、差し歯がもげそうになるほどに堅い。
久しぶりにティラノサウルスの歯を借りたくなった。
焼酎のお湯割りは何杯飲んでも酔わないくらいに薄く、久しぶりに素面状態で店を出た。
その店の名前は、*****(ネットで叩けばいろいろと差し障りがあるので匿名で。本当は書きたい!)。

満足のホテルと、逆に詐欺に遭ったような不愉快な居酒屋。
非常に微妙な一夜でした。
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最近読んだ本 8

2022年06月10日 | 最近読んだ本
つい最近、新聞の書評で高い評価のあった本を読んだ。
作者は砂原浩太郎氏。書名は「高瀬庄左衛門御留書(たかせしょうざえもんおとどめがき)」。
書名でわかるように時代物である。
作家はなじみのない人だったので、そろそろと読み始めたが、いつの間にか作品に引き込まれ、
かなり厚い本にもかかわらず、2日間で読破した。
それだけ暇だということかもしれない。



最近は、就寝前にベッドで本を読む癖があって、長くても20~30分読んだら寝る習慣をつけているのだが、
この本の前には、その習慣がもろくも崩れ、途中やめられずに1時間以上かけて読破したのだ。
おかげで、眠り損なったようで、なかなか寝付けなくて翌朝欠伸の連発で寝覚めた。

まだ今年は半分も過ぎていないが、今年一番の本に出会った気がした。
神山藩という架空の小藩を舞台にした物語で、主人公は50歳を前にした郡方役人。
扶持の少ない下士である。
この主人公の目線から見た人の生き様を描いているが、物語としても、伏線が巧妙に張られたりと、飽きさせない。

思い返せば、私は時代物の小説は数多く読んでいる。
山本周五郎、藤沢周平、葉室麟、青山文平などなど。
こうしてみると、傾向としては似通っているかなと思わないでもない。
砂原浩太郎氏もそれに連なる作家なのかな?
いずれにしても今後目を離せない作家の一人ではある。
ちなみに、神山藩シリーズの第2弾は、「黛家の兄弟」で、もう出版されている。
乞うご期待というところか。
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