ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

アニサキス

2022年03月11日 | 日記(?)
日曜日の夕食に、奥方が近所のスーパーから鯵を一尾買ってきた。
いつものごとく捌くのは私の役目である。
最初はまるごと塩焼きにしようといっていたのだが、
奥方の意見が変わって、半身は刺身で、残りは塩焼きという風に変わった。
なんと、我が家には小出刃と出刃の両方が用意してある。
もちろん全てが私に使いなさいということなのだ。

いつものように、2枚おろしにして半身を刺身にする。
残りには塩をかけて塩焼きの状態にしておく。
刺身は刺身包丁(これもよく切れる柳刃包丁があるのだ)で少し厚めに切り分け、
小ネギを刻んで振りかけてラップし、冷蔵庫に入れておく。

と言うことで、なんとなく贅沢な夕食になり、「天美」の純米吟醸生を味わいながら刺身を堪能する。
3分の1ほどを奥方が食べ、残りは自分のものとする。
6時半頃に夕食が終わり、就寝はいつものように10時。
胃の周りの腹が痛くなって目が覚めたのは夜中の3時である。
キリキリとした痛みで、患部を押さえるとすぐに収まるが、30~40秒間隔でその痛みが襲ってくる。
結局朝まで横になって寝られず、ネットで痛みの原因を探ると出てきたのが、
アニサキス
鯖などの青魚に寄生する寄生虫で、
これが胃に入ると胃壁にくっついてそれに身体がアレルギーを起こして痛みを発するとのこと。
根本的治療は、胃カメラで調べてアニサキスを除去するしかないようだ。

そんな中、正露丸が効果があるという書き込みがある。
正露丸を溶かした溶液にアニサキスを入れておくと2時間後にアニサキスの動きが止まるような研究結果もある。
地獄に仏、正露丸は海外旅行の必需品なのでストックがある。
早速4錠を飲んで結果を待つ。
しかし1時間待ってもなかなか改善しない。
痛み始めてから4時間くらいである程度落ち着いて、痛みが定期的に襲ってくることはなくなった。
正露丸の効果か。このまま病院に行かずに済むかと横になっていたら、
8時頃また同じ症状が出たので病院に駆けつける。

医者には、アニサキスの可能性を伝えたが、半信半疑で血液検査やエコー診断などをするが結果はなにもない。
念のために明日胃カメラ検査をしますかと言われ、一も二もなく「します!」と返事。
翌朝一番で胃カメラの検査をした後、担当の先生が「アニサキスでしたね」と摘出した元凶を見せてくれた。
以外と大きい、と言うより長い。こんなやつが胃の中におったんか。許しがたい。
自己診断だったが、やっぱりアニサキスやったろうが。心の中で担当医に毒づいて一件落着でした。


器に入ったアニサキス2尾(?)下の方が長い。器の上にあるのは大きさ比較のための黒い綿棒

これから鯖と鯵の刺身は何の憂いもなく食べられるでしょうか。
光り物が好きな私は心配です。
コメント
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