人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

ゼロ金利の終焉

2024-03-19 21:40:10 | Weblog
 金利の無い時代が長年続きましたが、漸く日銀がゼロ金利政策を解除すると宣言しました。今後は欧米諸国のように愈々日本も金利のある社会へ進むことが考えられます。確かに金利の上昇は社会に様々な影響を与えますが、リーマンショック後のアベノミクスによる異次元の金融緩和が執行され株価の回復に少しは寄与しましたが、デフレ経済が定着し、長期にわたり日本経済が低迷しました。

私自身も長年会社経営をしてきて過去には高金利にも悩まされましたが、寧ろ借入金を減らそうと経営努力をしたものです。しかし、金利が低くなると借りやすくなるため借入金はなかなか減らないものです。経済が上昇している時は資金需要も増えますので、金利の支払いをしながら会社の事業も成長します。

いつの間にか日本は低金利が普通となり、ドルを買い円が売られるようになり為替も円安が定着するようになったのです。円安は輸入物価の高騰を招き国内企業の業績を苦しめる結果となりました。一方、グローバル企業を中心に為替差益によって業績も堅調となり、中国経済の低迷から一転、日本経済が注目されるようになり、漸くゼロ金利の終焉を迎えました。
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