人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

結婚

2020-11-30 14:12:42 | Weblog

日本国憲法第24条に「婚姻は、両性の合意によってのみに基づいて成立し、・・・」とありますが、離婚も結婚と同じで双方の合意がなければ成立しないことと同じ意味だと思います。よく結婚は「見合いですか、恋愛ですか」と過去には一般的に聞かれることがありましたが、どちらにしても双方の合意がなければ婚姻届けも受理されないので成立しません。

今でも「〇〇家と△△家のご結婚」として結婚披露宴でよく紹介されますが、婚姻後は双方の両家は親戚関係としてお付き合いせざるを得ない関係となります。現代社会に生きる私たちは、核家族化も普通となり自分たちの家庭を優先して、親戚付き合いはかつてほど無理強いもしないし、厳格ではないのが現実です。

しかし皇族の結婚となると、一般人と違って両家や行政上にも関係してくるので難しい面もあるのでしょう。 子どもの幸せを願わない親はいませんが、結婚して仲よく暮らすことが本人たちも親もすべてが望むことです。憲法の条文の「・・・夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」という後半の文面を読んでみて、改めて勉強になりました。

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朝ドラ

2020-11-27 17:37:04 | Weblog

コロナ禍の中で毎日楽しみにしていた朝ドラ「エール」が終了となります。昨年は「なつぞら」も最後まで楽しませていただきました。私自身、近年は漸く朝ドラに嵌る精神的余裕が持てるようになりました。

昨日が実質的な最期の場面だったようですが、コロナに感染して惜しくも亡くなられた志村けん(作曲家・山田耕作のモデル)さんがリバイバルで登場されていました。NHKにおける最後の配慮ではなかったのかと私なりに感じた次第です。

歴史上の人物を朝ドラを通して拝見できるノンフィクションの物語も楽しみです。コロナ禍による巣ごもりで、家庭でもライブ配信やネットフリックスなどの動画配信も普通になりましたが、私自身はNHKのBSプレミアムを中心に録画で見る時間が一番の楽しみです。

朝ドラの「エール」も録画を毎晩観てきましたが、次回作も大河ドラマ同様に歴史物で面白そうです。世代間で観る作品も違いますが、夜など騒々しい番組は疲れるので控えるようにしています。 それと最近はラジオ番組も毎日のように聴いていますが、想像が膨らむのでラジオもいいですね。

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イノベーション

2020-11-26 18:19:08 | Weblog

イノベーションをテーマに大企業の人たちが連日議論していますが、社内でベンチャーを立ち上げるのは容易なことではないと思います。イノベーションのジレンマはどうしても大組織では起こり得るものです。

一方、小企業ではイノベーションを起こすための様々な資産的ゆとりがないので、ベンチャービジネスが起きにくい面があります。

重要なポイントは企業の垣根を越えて、若い世代が盛んに交流する機会を増やして、新たな起業をシニア世代が後押し、成功に導くことではないかと考えます。

しかし、コロナ禍で世の中が急変する中で減少していく労働力を背景に日本社会を維持していくには、新たな発想で新市場を作り出していかなければならないと思います。

そのためには大企業から多くの人材が流動しなければ、既存の枠組みでは保守的なためにイノベーションは起きないし機能しないはずです。

今の日本には若者に成長をアドバイスしようとする人は年々増えていますが、自らリスクを取って起業する人はまだまだ足りないように思われます。

失敗しても復元を目指していくことで、新たなチャレンジの道を歓迎する企業社会ができることを切に希望します。

 

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違い

2020-11-25 17:53:30 | Weblog

人は誰でも自分自身の事が分からないので、人生の中でどのように自分の弱点を補えばよいか困難を要します。長年にわたり妻と生活している私自身も、自分自身の弱点は家庭生活が唯一の鏡となって様々な事に気づかされます。

結婚して40数年になりますが、未だに家庭生活の中で一度も妻から褒め言葉を言われたことはありません。褒めたら私が調子に乗って有頂天になることが、かえって本人にマイナスだと妻自身が分かっているのでしょう。

しかし自分の事をさておいても、自分の子どもや他人はできるだけ褒めなければいけないと思います。このことは会社経営においても大変重要です。社員に対しても時々注意することは必要ですが、できるだけ褒めて育てる方が弱点も補われるような気がします。

先日はNHKテレビで実話をもとにした「引きこもり」のドラマを観ましたが、父親の在り方を理解しないために子どもの芽を摘んでしまう例が、世の中の家庭に絶えない現実があることも感じさせられました。

家庭も社員も同じで、決して兄妹や他の社員と比較しないで、本人自身と常に向き合うことが教育上も大切です。皆一人一人性格も異なるし、それぞれ特徴を持ち、人と違う面を持っているからです。

大事なことは、其々の違いを尊重することではないでしょうか。夫婦でもお互いに違いがあるから、補い合いながら家庭が成り立っているように思います。会社も違った人財がいるからバランスが取れて経営が成り立っているのです。

 

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三島文学

2020-11-24 11:19:36 | Weblog

 今、静かな三島由紀夫の作品ブームであることを知りました。恥ずかしながら私自身も若い頃はノンポリ学生のひとりに過ぎなかったので、当時ノーベル賞候補として注目された三島作品も難しそうで目に触れることもなかったのです。

このブームの原因をどうしても掴みたかったので、再び三島由紀夫の生い立ちからのドキュメンタリーを拝見したところ、若い頃に全く理解できなかった謎を漸く三島作品の中に見出すことができました。

当時は単に右翼思想を持った人物で、行きついた先が「楯の会」での決死だったのかと思っていました。しかし実際は様々な内面的理由が存在することが小説を通して表現され、自分の肉体改造によって心身ともに思想的行動が形成されたものだと思います。

素人ながら思うに、川端文学は誰にでも受け入れやすい内容であるのに、三島文学は一部のファン層に根強く浸透した作品なのでしょう。今の若い世代で静かな三島作品ブームが起きているのは、現在の世相を反省しているように理解できます。

まだ書籍は手に入れていませんが、現代の若い方たちの心情を理解するために、未だに名作と言わている三島作品をこの機会にじっくり読んでみたいと考えています。もし三島文学のファンの方がいらっしゃれば、ご感想を是非お聞きしたいと希望しています。

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バラ見物

2020-11-20 12:53:55 | Weblog

10月31日(土)久しぶりに鎌倉文学館へ庭園のバラを夫婦で見物に行ってきました。家内のお目当てはバラですが、私は文学館でちょうど開催してた川端康成作品の展示会に興味がありました。他にも鎌倉にゆかりのある作家の生の原稿が展示されていますので、時間つぶしには見物し甲斐があります。

鎌倉市民は無料だそうですが、入場料も安いのでお勧めの場所です。名作がどのような時に生まれるのか、文学的センスのない私には理解しようもありませんが、昨今の日本の女流作家の作品は海外でも翻訳本が評価されており注目に値します。

現地でのバラですが、もう最後の見納めという感じがしました。今年も夏場はほとんど外出できない中、文学館の秋の庭園のバラを鑑賞できただけでも良かったと思います。高台で海も一望できるし、作家に扮してベランダでくつろぐのもいいです。

今週末は山下公園の紅葉見物を予定していますが、紅葉のシーズンも11月一杯で終わりではないでしょうか。コロナ禍で自宅での巣ごもり生活が続いていますが、晴れた天気の日には外へ出て季節の移り変わりに触れるのも健康的だと思います。

今年は海外渡航も不可能でしたが、国内のGoToトラベル利用に際しても、くれぐれもコロナ感染には十分配慮しなければならないところです。残り少ない2020年の日々を一日一日大切にしつつ、無事に年末を迎えたいものです。

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コロナ禍

2020-11-19 17:36:09 | Weblog

新型コロナの感染者数がまた急に増えてきました。このウイルスは感染のスピードが速いのと広範囲に広がるところに特徴があるようです。

感染拡大の予防と経済の循環を同時に図らなければならないのが現実ですが、「二兎追うものは一兎も得ず」の諺通り極めて難しい選択でもあります。

中国のように都市封鎖と感染病棟の早期建設など、対応が早ければ収束も早くなり、経済活動も早められ、経済の落ち込みを最低限に抑えられます。

政府や自治体による綱渡りの政策の攻防が、今後もしばらく継続するものと考えられます。今後、数か月間は大変な状況にならないことを祈るばかりです。

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時間の過ごし方

2020-11-18 18:46:52 | Weblog

テレワークの急速な普及で、私自身もセミナーのために会場へ出かけることも無くなりました。しかしスケジュールが重なることが多く、3件のセミナーを同時にLIVE配信の内容を吟味しながら視聴することもあります。

これまでの会場のセミナーでは重複したスケジュールを選択することなど不可能でした。折角、セミナーに聴きに会場へ出かけても、期待していた内容ではなくて不完全燃焼で時間を費やして終わることも多々ありました。

社内や社外の業務も重なることが多く、時々LIVEを聞き逃してしまうこともありますが、登録しておくと再配信メールが届くこともあります。ニューノーマルで時間を効率的に活用することができるようになったのもテレワークのお陰です。

ウィークデーも家内と過ごす時間も増えて、互いに好きなテレビ番組を一緒に楽しむことも可能となりました。これまでは朝から晩まで日々の余裕時間がなくて、会社へ出社することが目的のような毎日でしたが、自由な働き方ができる時代に漸く変わってきました。

仕事の生産性や評価を今後どのように測るか、これからの人事制度も大きく変わっていくことでしょう。コロナ禍を糧にして、余剰時間を新規事業に繋げることができれば良いかと思います。自己啓発にどう時間を活かすかが、個人の能力差にも影響してくると思います。

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潔さ

2020-11-17 09:33:09 | Weblog

米国のトランプ大統領が「敗北を認めない」ことが話題となっています。不正を主張すればキリがないし、コロナ禍の中でも結果的に大差で敗北したことは、それだけ政権の継続を危惧する国民の存在が大多数だったのだと思います。私は敗北を認めないトランプ大統領のことで、戦前・戦中の我が国のことを思い浮かべました。

戦時中の日本陸軍総司令部も戦争継続の強硬な姿勢を崩さず敗北をなかなか認めなかったが為に、天皇陛下によるポツダム宣言の受託が遅れたと言われています。日本全国が火の海になっても国民総動員で戦い続けようとしていた当時の軍部には理解しがたい面はありますが、それが戦争だと思うのです。

早めに潔く敗北を認めれば国民の被害も最低限に回避することができますが、当事者が仕掛けた戦争では最後まで敗北は認めたくないので戦い続けようとするのです。自分よがりだと言われてもリーダーはまったく気にしないので、周囲の対応は割れて収拾が大変困難となります。

企業社会やスポーツの世界では白黒がはっきりしますので、潔く負けを認めるのが普通で、その方が寧ろ人間的に好感を持たれます。しかし戦争は勝敗が見えても最後まで戦おうとしますので、お互いに多大な犠牲を被ることになります。

戦争経験者が皆「戦争だけはしないように」と遺言のごとく、戦後世代に語り掛け続けてきたことを我々は何度でも深く肝に銘じるべきです。結果的に米国による原爆の投下が戦争終結に至った要因だと言われていますが、潔く敗北を認め多大な犠牲を回避するべきです。

 

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次代の基幹産業は?

2020-11-16 11:31:07 | Weblog

 子どもの頃の日本経済成長の時代には「鉄は国家なり」と言われ、青春時代も鉄鋼業を始め造船業など重厚長大産業が基幹産業として、広く経済界に君臨して日本経済を牽引していました。

現在は見る影もなく、基幹産業と言われるのは主に自動車産業です。しかし10年、20年後にはEVが世界中に流行ると、内燃機関からなる現在の自動車はコモディティ化して、市場競争で価格も5分のI程度となることでしょう。

豊田章男社長がトヨタはモビリティ企業になると言っても、社内の保守勢力は現状が良いので実感が湧かないようです。つまり儲かっていると、高給な現状に甘んじて将来の危機感まで社員は抱かなくなるのです。

NTTとの資本提携も、自動車産業が将来は日本の基幹産業で無くなる可能性があることへの危機感があるからです。業績が良いうちに社員の意識改革をしなければ将来は雇用も維持できないし、会社も生き残れないだろうと巨大企業の経営者さえも危機感を抱いているのです。

すべての産業に同じことが言えることを水面下で感じさせつつあるのが、世界中に多大な影響を与えてきている新型コロナの旋風ではないでしょうか。絶えず変わらなければ企業も働く人も企業で存在ができなくなる時代へ着実に進むだろうと考える次第です。

 

 

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