人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

リーダーその2

2020-04-30 12:48:27 | Weblog

日本でも諸外国でも官僚は政治家のリード次第でどのようにも働きますが、政治家がリーダーシップを取らなければ自分たちで動かないのが官僚組織だと思います。亡くなられた中曽根元総理を思い浮かべますと、政治家のリーダーシップが危機において如何に重要であるかが分かります。とても困難だと思える電電公社や国鉄の民営化を実現できたのは、政治家のトップの明確なビジョンがあったからですが、官僚の強固な壁があっても周囲に政治と財界の実力者がそろえば困難な改革も進むのです。残念ながら我が国には国民の信頼が厚いリーダーシップのある政治家の存在が表に出てこないようです。現在の状況は長期政権と与野党パワーのアンバランスが原因だと思います。たとえ長期政権でもトップの将来ビジョンがしっかりしていれば、国民は安心して政治を任せるので何ら問題はないのですが、実際はそこまでの信頼が届いていないのではないでしょうか。翻って会社経営における経営トップにも同じことが言えます。政治も会社経営も民衆や働く従業員の気持ちをトップリーダーがどこまで理解できるかが重要です。至らない私自身も反省ばかりですが、周囲の意見に耳を傾ける姿勢だけは失わないように心がけたいと思います。困難に立ち向かうリーダーの姿勢が強く問われているのが、まさしく今の現状ではないでしょうか。

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小説

2020-04-29 14:42:39 | Weblog

30歳半ばで経営の素人ながらも会社を引き継ぎ、山のような経営書やビジネス書をひたすら読んだり、異業種交流に参加したりと、じっくり小説を読む機会というか気持ちもなく、まめな読書家でもない私に、周囲の仲間から読むのを勧められた書籍で印象深い思いを抱いているのが、池波正太郎の「真田太平記」シリーズ全12巻と宮本輝の「流転の海」シリーズです。この度、春の叙勲の受章者に小説家の宮本輝氏が選ばれたことに感慨深い思いがしました。幼いころの父の事業の失敗と貧困の経験が、宮本輝という作家の小説の中身を通して、時代が自分の人生と重なるように思えた私はしみじみと小説の中に引き込まれてしまいました。それまでは日々の会社経営しか脳裏に無く、気持ちもぎすぎすした落ち着きのない面が多々あったように思われます。中高時代は暗記するばかりの歴史が大の苦手だった私も、成人してから歴史小説などを読んだり、史実を考察したりすることで、ものの見方も随分変わったような気がいたします。遅ればせながら、これからもっと様々な小説に触れていきたいと思う次第です。若い人たちにももっと歴史に興味を抱いてもらえると大変有難いです。

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コロナ対策

2020-04-28 09:07:50 | Weblog

私の思い違いかもしれませんが、若い社員の皆さんから毎日送られてくる勤怠連絡を拝見すると、在宅勤務の心地よさなのか何となく元気そうな様子が感じられます。私などは在宅ばかりだと退屈するので出社したくなりますが、寂しさを紛らわせるどころか管理部より厳しく出社を拒否されます。これ程までにコロナ感染が世界中に蔓延している状況ではやむを得ないのかもしれません。さて昨今、素人ながら一つ疑問なのは、今注目されている「アビガン」がコロナ感染の治癒に効果があると言われながら、政府が中々早期投与の承認に踏み切らないことです。「治験に時間がかかる」「胎児に副作用の疑い」などリスクを考えればキリがないのですが、人の命を最優先に考えれば重症患者に投与しない方がリスクは大きいと思われるからです。専門家でもないので余計なことは言えませんが、海外の治験もあることなので、思い切って投与に踏み切ってから、対処療法は事後に検討するとしても良いのではないかと考える次第です。素人意見となりますが、治療の対策が遅れることで尊い生命も救われない医療行政には賛同をしかねます。

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行動が変わる

2020-04-27 15:13:17 | Weblog

私たちの日常業務は全社員がPCを使って仕事をしていますので、特別なセキュリティで外部接続がお客様から厳しく制限されていない限り、大多数の業務は在宅勤務でも可能です。会議等もWEB会議のツールを使って数十人の社内ミーティングも実施されています。これは正に政府による外出禁止要請が施行されたからです。営業活動もこれまで人の移動で主に行われていましたが、これからは営業担当者の行動も手法も大きく変わることでしょう。残念なのは各種スポーツイベントや娯楽まで中止となる決定が続いていることです。新型コロナ感染を防ぐために人と接してはいけないとなると、観客を集めて様々なイベントを開催することは危険が伴うため不可能となります。おそらく政治・経済・社会のあらゆる階層においてネット配信が今まで以上に普及する時代が到来すると思います。社会のパラダイムシフトが起きると専門家が言っても、どのような社会に変わっていくのか漠然としていますが、日本人の働き方は大きく変わるでしょうし、企業内においても様々な仕組みを変えていかなければなりません。

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終着駅シリーズ

2020-04-24 15:19:42 | Weblog

一昨日夜、たまたま録画していた森村誠一著の推理小説シリーズである「牛尾刑事・事件簿」シリーズの作品をテレビで拝見しました。このシリーズの監督はいつも池広一夫氏ですが、西村京太郎作品の監督である村川透氏と並んで毎回素晴らしさを味わっています。テレビでは「終着駅シリーズ」として放送されている森村誠一原作の刑事ドラマシリーズですが、毎回、片岡鶴太郎と岡江久美子の夫婦役がとても理想的なお似合いで、ドラマながらいつも憧れて観ていました。録画は見てすぐに消してしまいましたが、昨日昼、いきなりスマホ画面に飛び込んできた「女優の岡江久美子さん、新型コロナ感染で死亡」のニュース速報を見たときは正直驚愕してしまいました。63歳の若さでしたが、本当に惜しまれる女優さんだったように思います。サスペンス・ミステリードラマが大好きな私も、これまで多くの岡江久美子出演の作品を見てきたので大変残念です。今回も新型コロナウイルスの恐ろしさをあらためて感じました。慎んでご冥福をお祈り申し上げます。

 

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時間

2020-04-23 11:34:32 | Weblog

これまで外出自粛や在宅勤務という経験がなく、毎日出勤したり、人々が移動することで経済活動が成り立っている風な考えも無きにしも非ずでした。長時間労働を見直すという昨今の産業界の動きは、それでも従来と比べ遥かに進化した印象に思えましたが、ここまで在宅勤務が日常化すると産業界における時間の使い方や活動の動きは一気に変わりそうです。どのように変わるか想像つきませんが、リアルとバーチャルの世界で業務の流れが加速することは間違いないと思われます。例えば印鑑を目の前で文書に押すという日本独特の決済文化も変わっていくことでしょう。つまり社内業務の流れが変わっていくと、オフィスに居なければ仕事が成り立たないという必然性も無くなるわけです。これからは余剰の時間を企業人がどのように活用するかが問われる、あるいは企業間でも時間の使い方を工夫する時代へ大きく変化すると思います。

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自覚

2020-04-22 14:29:04 | Weblog

外を眺めていると新緑が美しさに気分が安らぎます。在宅勤務も次第に慣れてきましたが、オフィスの稼働率を考えますと、出勤しないスペースの広さばかりを求めてきた従来の感覚には無駄なコストという認識はあまり働かなかったように思われます。通勤時間しかりで、往復4、5時間を費やして出勤する人も少なからずいましたので、都心部での仕事の生産性も上がるはずがなかったわけです。通勤がすべてというこれまでの働き方は大きく変わっていくでしょう。医療も教育も対面ばかりが強調されていて、遠隔医療も教育も進まず、都会と地方の不公平感が解消されないまま今日に至っています。戦後、日本は米国の背後を追い付け追い越せで目指してきましたが、あとから追い上げてきて通り越していった周辺国にはほとんど無頓着ではなかったかと思われます。今や日本は周辺諸国よりIT後進国だということも徐々に自覚されてきました。今回の新型コロナ感染症対策でももっと海外に目を向けるべきだと思います。

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変化その2

2020-04-21 17:08:08 | Weblog

本日は朝から35歳の大学の先生とスカイプでやり取りしながら、6月に大学生向けに依頼されているオンデマンド講座のため、パワーポイントによる音声入力のコンテンツづくりをしていました。残念ながら本年4月に予定されていた大学の講義は新型コロナ感染の予防対策のために、学生を前にした集合教室での講義は中止となり、急遽オンデマンド講義または双方向のインタラクティブ講義に切り替わることになりました。今回の大学教育の変化は、従来から長く続いたフェイス・ツー・フェイスの講義からオンラインでの講義へ変わる大きな分岐点となるかもしれません。企業の在り方も今後、大きく変わっていくことになると思います。残念ながらメディアによる連日のコロナ報道は当分の間続くのでしょうが、アフターコロナによる変わるゆく時代の変化も、今からしっかり見据えておく必要があります。弊社は本業のICTを通して、これからもお客様へ幸せをご提供する企業でありたいと考えておりますので、今後ともお客様からのご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。

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習慣

2020-04-20 13:11:07 | Weblog

手書きの日記を綴り続けて一年を経過しました。5年日記なので途中で諦めないで続けられるかどうかです。ブログも10数年続けていますし、毎朝6時25からのテレビ体操も10年以上続けています。三度の食事と同じで毎日続けていることが生活習慣となるのです。何か効用があるかと言いますと、ITの普及で手書きの機会が減り、漢字も忘れてしまいかねないのです。毎年の年賀状も敢えてパソコンを使わずに手書きで書くようにしています。理由は年賀状や手紙を受け取った方が、こちらが丁寧に手書きすることで喜んでくれるのではないかと考えたからです。そのために、日記で日頃から手書き練習をしておく必要があると思っています。ブログは自分自身の考えを表現して自分の理念を少しでも相手に理解してもらうためです。

テレビ体操は腰痛の予防のためです。過去に途中でさぼって腰痛になったことがあるからです。テレビドラマの作品と言えば、コロンボ刑事シリーズ、アガサクリスティ、横溝正史、松本清張、西村京太郎、内田康夫、山村美紗などの各作品にはほとんど精通しています。最近は池井戸潤の作品も大好きです。映画は洋画の不朽の名作と言われている作品や、邦画では五味川純平、山本薩夫、市川崑、山田洋二監督など庶民派作品など、また高倉健を主人公とした人情ものが習慣的にも好きです。他には毎日、時間があればいろんな雑誌を通して活字を読むことを習慣にしています。読書はもっと幅広いジャンルで習慣的に読みたい気持ちだけはあります。時間の使い方が下手なので、まだまだ時間の使い方に工夫が必要です。

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危機意識その2

2020-04-17 15:33:55 | Weblog

連日、新型コロナのニュースに明け暮れる中、今週も在宅勤務で週末が終わろうとしています。双方向の遠隔ツールを活用することで、普段の机上の打ち合わせと違いリラックスして意見交換ができたように思います。スマホは近くにあるので、願わくばもう1台ディスプレイがあるともっと仕事がはかどるように感じます。今後、サーバー空間でTVやWEB会議が行われることが普通となり、交流会や懇親会などが主にフェイ・スツー・フェイスで行われるようになれば、大半の業務の生産性は驚くほど向上するのではないかと考えます。手前味噌になりますが、現在弊社では85%以上の在宅勤務が実践されています。100%までには業務の壁がありますが、可能であれば工夫を凝らして感染リスクを限りなくゼロに近づけることが必要です。多くの企業が危機意識を共有して半ば強制的に外出を止めれば、感染拡大は防げるし、経済活動をより早く元に戻すことができます。何故、欧米のように国民の意思に自粛要請するのではなく、行政の指示・命令に従わなければ罰金を科すくらいの特措法にしなかったのか、国として国家が崩壊する寸前だというくらいの危機意識がないように思われます。今回の対応さえ誤らなければ、日本経済は平成のバブル崩壊ほどの災難ではないと私は考えます。

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