人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

余生

2024-03-12 15:22:08 | Weblog
近年、若い藤井聡太八冠の目覚ましい活躍に刺激されてプロの将棋に興味を持ち始めました。私自身は将棋に関して全くの素人で、駒の動かし方そのものは何十年も前から知っていますが、成人してから他人と勝負したことも専門家の下で将棋を習ったこともありません。しかし、同じ集合住宅に住むアマ将棋6段という方と偶然に顔馴染みとなり、その方が毎日のように通っている将棋道場に来ないかと何度も勧められました。

結局、一度だけ対戦の様子を観ただけですが、その後、その方は病で倒られて現在は介護老人施設に入っています。現役中に真面目に習っておけば良かったと今は後悔しています。最近は日曜日のプロの将棋をとても楽しみに観ていますが、意外なほどプロは差し手に時間を掛けるので素人の私でも手を読める場合があります。終盤は詰将棋のような状況になるので勝敗が予想しやすいのです。

これまで将棋を真剣に習わなかったのも、将棋は一日中座ったままで体を動かすことが無いので運動不足になりがちのことと、凝り出したら他の趣味ができなくなると考えたのです。プロの対戦を観るだけで素人ながら差し手を読む訓練になると感じたのです。蕎麦打ちも、料理も、芸術の観賞も、旅行も、多少は仕事でお役に立てればと考えています。自分なりの余生を愉しみます。

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