人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

早朝のお騒がせ

2023-05-31 16:01:48 | Weblog
今朝、いつものようにEテレのテレビ体操をしていると、いきなりテレビ画面が変わって、北朝鮮からミサイルが発射されたとの緊急ニュースが流れました。沖縄在住の皆さんに対して地下や建造物へ非難するように要請がありました。北朝鮮からは事前に衛星を打ち上げることを日本政府内に知らせがあったようですが、北朝鮮のミサイル発射とも言われており、早朝から急な臨時ニュースとして放送されましたので吃驚しました。早朝のお騒がせは避けてほしいものです。

早朝から沖縄地区には非難の呼びかけはありましたが、日本国内には飛来しないことが後で判明し、避難要請は解除されたようです。このところ北朝鮮はミサイル発射を続けていますが、米韓の軍事演習に対しての対抗措置なのでしょう。双方の軍事的な行動より対話の門を開く努力が必要と思われます。今となっては遅いですが、ウクライナとロシアも最初から対話をしていれば今日のような残骸に至ることも多少は防げたのではないでしょうか。

日本は戦後平和主義を貫いてきた結果、他国との戦争をしなくて済みました。軍事的な侵攻は太平洋戦争の敗戦で痛いほど経験しているので、専守防衛のみで憲法9条の平和主義の精神を遵守すべきだと考えます。北朝鮮と敵対関係にならなければ一方的な攻撃は回避できます。価値観は違っていても拉致問題解決のためにも日本から対話を持ちかける努力は必要だと思います。日本中が困惑していることを北朝鮮に伝えることも対話のきっかけとなるでしょう。
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マハティール元マレーシア首相

2023-05-30 16:49:30 | Weblog
今月5月19日に広島で開催されたG7サミットの当日、G7の会談を前に某夕刊紙のコラムに元マレーシア首相のマハティール氏がインタビューで語っていた記事を拝見しました。ところが後日の5月25~26日に都内で開催された日本経済新聞社主催の日経フォーラム第28回「アジアの未来」でもマハティール氏が先日の新聞インタビューと同じような内容の演説をしていました。

つまり「戦争とは人を殺すことです。人を一人殺せば犯罪です。しかし戦争で何百人、何千人と殺すと英雄となってしまう。問題解決のために人を殺すのは、文明的とは言えません」さらにロシアのウクライナ侵攻については「第3次大戦になり得る」と強く警告して世界に対してネットで発信を続けています。私も現在97歳のマハティール氏が若い頃から注目してきました。

かつて太平洋戦争当時の日本軍も英国が統治していたマレー半島へ上陸して英国を破って占領しました。当時16歳の少年だった頃の日本の支配は喜ばしいものではなかったので日本が負けることを願っていたそうです。案の定、日本は敗戦し撤退することになったわけですが、その後マハティールは国のリーダーとして戦後復興を遂げた日本に学ぶ「ルックイースト政策」を進めたことは有名です。

「故きを温ねて新しきを知る」という言葉がありますが、歴史的事実や先人の思想の教えに謙虚に耳を傾けることが、将来を担う戦後世代の私たちの大切な務めではないかと思い、今回のブログのテーマとして取り上げた次第であります。



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成長戦略

2023-05-29 17:13:25 | Weblog

第二次安倍政権時代に成長戦略を下に日本のGDPを600兆円にする構想があったように記憶しています。しかし結果的に成長戦略が功を奏せず500兆円台を推移していますが、経済を成長させなければ税収も増えないし、少子化予算も防衛費増額も増税に頼るばかりでは如何かと考えます。ウォーレンバフェットをはじめ海外投資家が日本株を買っている直近は日経平均が上がり続けています。

しかし国や企業などの経済状況が成長し続けるファンダメンタルズが良くならないと海外投資家の資金が先々海外へ逃げていくことも十分予想されます。経済を強くするために国や企業が何をしなければならないかが問われていると考えます。日本は様々な課題に対して取り組みが遅れていると思われますが、対応が遅くなればなるほど海外に後れを取ることになります。

米国で揉めている政府債務の上限も日本には無く、国債の増発による国の財政赤字に責任を取る政党も存在しないようです。お金がないのに借金で次から次に予算を増やしているのが我が国の現状ですが、日本経済を成長させるためにも実行力のある成長戦略が必要と考えます。企業も成長戦略なくして生存することも経営が安定することもあり得ません。真剣に考えたいものです。

 

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親子の関係

2023-05-26 09:43:54 | Weblog

最近、頻繁に起きる悪質な事件のニュースを聴くと耳を塞ぎたくなるのは私だけではないと思います。親子が対立して諍いが絶えない家庭も多いようですが、大体、事の発端は親と子供を比較するのが原因のようです。親と子供は別人格と考えた方がいいのですが、世間でいう立派な親ほど子どもと様々な面で比較したりします。世間では寧ろ至らない親の子どもほど反面教師として立派に成長して世の中で活躍したりするものです。

親は今日まで人並み以上の勉強と努力を積み重ねた結果、現在の立場まで至ったのは事実です。しかし子どもにも同じように期待するのは、子どもにとって対外的にプレッシャーだったり、家族間では反感の意識を抱いたりするのです。なぜ最近このような親子間のトラブルが起きるのでしょうか。私は親が自分自身の生き方を無理に押し付けるからだと思います。親は親、子どもは子どもで自由に人生を歩ませてあげればいいのです。

「足るを知る」という言葉があります。子どもを幼少時から我慢することを教えず甘えかして過保護に育てると自分の足で進もうという自立の芽を摘んでしまうこともあります。親に頼らず自分の人生は自分で考えて歩んでいくように導くことが子育てとして肝要かと思います。心の中では子どもに期待しつつも、他人や親と比較したりすることなく、木の上に立って様子を見ながら危ない時は救う「親」という姿勢を貫くようにしたいものです。

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小津安二郎展

2023-05-25 18:54:55 | Weblog

 日本を代表する映画監督の一人、松竹映画の小津安二郎監督の没後60年を記念した展示会が開かれています。小津監督は1964年の東京オリンピックの前年の1963年に60歳で亡くなられています。墓地は鎌倉の円覚寺にありますが、コロナ前ですから5年くらい経つと思いますが一度墓参りに行った時に珍しく若い学生風の人が来ていました。若い方だったので思わずどちらからですか?と訊きましたら、中国から来た学生だということが分かりました。

日本人でも知る人ぞ知る名監督ですが、中国の学生が小津監督に関心を持っていることに正直驚きました。小津監督も兵役を含め30代後半から42歳まで映画を作れない時代を過ごしました。本格的に名作を世に出し続けたのはほんの20年間にも満たないのですが、日本人の心に家族の日常や人生の悲哀を映像を通して表現してくれているのです。もし戦争が無ければもっと多くの作品を残されていたでしょう。

私も展示会を閲覧して、ご本人の書かれたノートやメモ帳を拝見してみて詳細な記録と筆跡からかなり繊細で几帳面な方だったのではないかと想像しました。私も名画と言われる洋画も観てきましたが、邦画の良さは何といっても日本の文化と奥ゆかしい人情の悲哀が独特だからです。個人的には松竹の山田洋次監督の作品が大好きですが、監督があとどれだけ作品を世に残して頂けるのか気がかりでもあります。

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地盤(経営基盤)

2023-05-24 09:48:06 | Weblog

最近、頻繁に太平洋沿岸で地震の発生が見られます。活断層の多い日本列島でいつ何時地震が発生しても不思議ではないのが現実です。企業でもBCP対策を常に認識して災害が発生しても経営が揺るがないように準備することが求められます。企業が健全であれば経営の早期立て直しは可能だからです。不動産で言いますと、地盤がしっかりしていれば家屋を再建することは可能です。しかしメンテナンスを怠ると崩れやすいのは企業と同じです。

弊社も代表になったばかりの頃は地盤(経営基盤)が安定せずに常に揺れていました。バブル崩壊後に地盤の土を全面的に入れ替える(解体的出直し)、つまり改良工事(経営陣の入れ替え)を施したのです。元々あった土地は地震に耐えられない土壌でした。そしてバブル崩壊後の1996年8月から建物(会社)を徐々に新築(経営)していきました。 先ずは基礎となる石垣(人財の基礎)を積み重ねるところから始めましたが、石垣は積んでも積んでも容易に崩れるのです。

石垣(人財の基盤)がしっかりするまで10年近くかかったと思います。土台(経営基盤)がしっかりしなければ上物を建てても後にぐらついて折角建てた建物(会社組織)も崩れてしまうのです。何度も何度も石垣を積み直して会社の基礎を造ってきました。周囲の人たちは企業経営で波乱万丈の経験は少ないので認識は浅いと思いますが、会社の基礎が盤石になるまで長い歳月を要します。創業のオーナー経営者であれば理解できますが・・・。

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人間ドック

2023-05-23 18:43:57 | Weblog

待ちに待った、という訳でもないのですが本日は年に一度の人間ドックでした。朝8時半前から並びましたが健診を受ける人はまばらでした。少し時間が早過ぎたのかと思いましたが、雨日和(予約なので)なのはおそらく関係ないでしょう。診察を受ける人は少ないのに職員の多さには今回も驚きました。建物も設備も立派なのに受診者が少ないと採算が取れないのではないかと不安を感じました。

私たちの健康保険組合から人間ドックと脳ドックはオプション検査以外は基本的に全額が補助されます。現在受診している健康診断センターには20年間くらい通っていますが、当初は単価が合わないと中々健保組合と受診契約をしてくれませんでした。たまたま健保の保険事業を理事として担当していましたので直談判で交渉して契約したのです。それまでは毎回現金で立て替えていました。

この病院もかつては大手電機メーカーの所有でした。本体の経営悪化によるリストラの末、他の医療法人に売却されました。当時、病院構内では組合の反対運動も見られましたが、多くの職員はそのまま残ったり、他へ転職したりと病院内も色々と動揺があったようです。私はずっと通い続けてきましたが、当初は従業員でないと受けられない診療もありました。時代は変わるものです。

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人生の記録

2023-05-22 20:25:11 | Weblog

一度限りの人生はやり直すことができません。しかし、いい年になっても過ぎ去った昔のことは後悔はします。それが人生なのでしょう。私が最初ブログを立ち上げる時に大テーマを「人間万事塞翁が馬」にしようと決めました。誰の人生も大小の違いはありながらも波瀾万丈だからです。ブログは日記ですから同じ現象が毎日起こる訳がないので内容もその日の気分で書けるので歩んできた人生の記録として最適です。

実はブログの投稿件数も累計5千件に近いと思います。当初YAHOOブログから匿名で投稿し始めたのですが、途中でYAHOOブログが廃止されましたのでGOOブログに引き継ぎました。現在は5つのブログに投稿を続けていますが、この先どこのブログが廃止されるか分からないので併用して投稿しています。しかし最近はSNSが主流なのでブログを閲覧する人も減少しているようです。

でも人生は先にしか進みませんので、日々選択して歩んできた現在の自分をポジティブに捉えた方が良いと思います。できれば利他の精神を身に付けることができれば、自らの人生を最高に満足できるのではないでしょうか。私も未だに至らない点ばかりなので妻に毎日注意されることばかりです。幸いにも社員から間違いを指摘されることもあり、その行為に大変感謝しています。

 

 

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アフターコロナ

2023-05-19 16:18:23 | Weblog

昨日は夕方近くから東京を通り越し上野まで北上してまいりました。電車中は皆マスク着用をして静かに乗車している人が大半でしたが、上野駅に下車すると外国人の姿もあり、南方の横浜と比べるとどこかの旅先にでも来たような違った雰囲気がありました。

京成電鉄からアメ横方面に歩くと、かつて有楽町のガード下に連なる飲み屋街に群がる大勢の客の賑わいに似た光景を思い出しました。日はまだ高く、早々とまだ客のいないお店に入りましたが、店を出る午後8時過ぎ頃にはアフターコロナの店内は満員の客で溢れていました。

外へ出ると道路にはみ出した居酒屋に大勢のお客が道路まで溢れていました。ワイワイガヤガヤとした雰囲気で賑わっており、コロナであれだけ騒がれていた頃が想像できないほど客の群れと華やかさで盛り上がっていました。飲み屋街のあまりの人の多さに驚いてしまいました。

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百聞は一見に如かず

2023-05-18 14:59:19 | Weblog

 3年ちょっと都内の大型書店に立ち寄る機会がなかったのですが、数日前に久方ぶりに以前度々立ち寄っていた有名書店を覘いてみました。大型書店のコーナーを眺めていると今の時代が見えてくるからです。売れ筋も気になりますので、どんな事に多くの人が関心を持っているのかが何となく理解できます。仕事柄、弊社がITの先端技術に携わっているために書店のコーナーが何を重視しているかが仕事上も参考になります。

映画や小説も時代を背景に社会問題を如実に描いているものがヒットしているようです。個人的には作品として取り上げられるテーマに疑問を呈しない訳ではないのですが、メディアによって表現されることで社会的な課題が浮き彫りになります。残念ながらテレビや新聞を読まない世代が増えているので、人々に映画や小説を通して社会の裏側を映して訴えかけることが必要なのでしょう。最近、本屋大賞を受賞した小説を好んで読んでいるのは時代背景が見えるからです。

情報化社会と言えども生成AIが進化しても全く法規制やルールが整備されていないとデータの偏りで人々の価値観が歪んでしまう危険性もあります。急速に進化する生成AIはあらゆる可能性を秘めています。人間社会が頼り過ぎると肝心な思考力が衰えることもあり得ます。書店のコーナーも日々変化していきますので、リアルの書店で時代の再び流れをしっかり掴み判断力を身に付けていきたいと考えています。「百聞は一見に如かず」ですね。

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