人間万事塞翁が馬

長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。だから人生は生きている価値がある。

感謝

2017-10-31 11:36:29 | Weblog
最近、故人の葬儀はひっそりと身内で家族葬をして、後に有志が集まって「お別れ会」と称する故人を偲ぶ催しが行われるケースが多いようです。昨日もある芸能関係者の「お別れの会」が催されていたニュースを拝見しましたが、故人の縁が多くの人を結びつけていたことが亡くなってから初めて分かります。人として惜しまれる存在になる事は容易なことではありませんが、少なくとも迷惑をかける存在にだけはなりたくないものです。

人は周囲のいろんな方々の影響を受けて人間的に成長します。後に御礼を言いたくても過去にお世話になった方は目の前にいなくなりますし、意外に人は御礼を受ける事を期待されてもいませんが、故人に会えなくても自分自身の心の中で静かに、過去の出来事に感謝することは可能です。我が家にも仏壇がありますが、毎日、御先祖様に感謝の意は表わしているつもりです。現存している身近な家族は貴重ですから、お互い大切にしましょう。

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好きな人生

2017-10-30 13:05:27 | Weblog
数日前にある俳優さんが自らの歩みを語っていました。小学校時代に抱いた将来の夢は俳優になる事で、中高生の頃から両親の期待を裏切り続けて、最後には自分の夢を実現させたという話でした。私と同世代の方なので、その時代背景と若い頃の想いが何となく同感できて、ラジオを聴きながら深夜の暗闇の中で思わず笑ってしまいました。

人生は自分の思う通りに生きるようにした方が後悔はないと思います。「良く学び、良く遊べ」と言いますが、独身時代ならば仕事も一生懸命にやると同時に、遊びも徹底してやるくらいの方がいいと思います。私自身も若い頃は仕事ばかりしていましたが、暇があると遊んでばかりいました。今では人には恥ずかしくて言えない遊びも随分やりました。

最近は学校でもいじめで登校拒否の事例が見られたり、会社でも人使いが荒くて出社拒否に追い込まれることもあるようです。学校や企業での不祥事の話を聴くたびに、世の中全体がおかしくなっているのではないかというような気さえします。もっと笑って冗談でも飛ばすような学校や企業社会の雰囲気を作ろうではありませんか。そして好きな人生を送るのです。

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コンサルタント

2017-10-27 14:59:10 | Weblog
世の中には何がしかのコンサルタントという専門の仕事をしている人が多数います。しかし、コンサルタントが経営に向いているかというとそれは違います。逆に熟練の経営者がコンサルタントという仕事に向くかというと、これも難しいと思います。何故かと言いますと、経営はそれぞれの独自性もあり、独断的になり易い場合があります。その点、コンサルタントは様々にケースを見ているので近視眼的にならずアドバイスができます。

ピーター・ドラッガーに学んでいる経営者で事業を飛躍的に伸ばす人がいますが、それらの会社にはコンサルタントとともに必ず有能な参謀が何人も存在します。「習うより慣れろ」と言いますが、いくら机上で勉強しても実践して反省材料は修正しなければ成長へのプラス効果は得られないはずです。人間的に伸びる人は自分と異なる意見を受け入れる器を持っています。残された時間を大切に事業の駒を進めたいと思います。
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児童文学者

2017-10-26 09:47:40 | Weblog
今朝は児童文学者である松岡享子さんの話を聴きました。初めて肉声をラジオで聴いた人物的な印象がとても良かったので御紹介します。神戸女学院大から慶大図書館学科を卒業後、米国の大学院へ留学し、図書館学を学ばれて、帰国後、日本で児童図書館を設立された方です。現在は東京子ども図書館名誉理事長をなされています。

語り方がとても丁寧に感じられたので、どのような方だろうと調べてみた次第です。児童文学に長けている方らしく、ソフトな語り口の中に、人間的な温かみや穏やかな印象を受けました。同時に幼少時の我が子に、毎晩のように枕元で童話を読み聴かせていた自分の若き頃をふと思い浮かべたのです。

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理念と政策

2017-10-25 13:15:13 | Weblog
総選挙選挙が終わったばかりなので敢えてこんな話をするのも変ですが、政治の上での政党だけでなく、ビジネス上での会社の在り方も理念と政策が重要です。理念は企業の価値観ですが、トップから社員まで一致していないといけません。戦略を練って政策を立てる訳ですが、理念という自社の思いが会社全体で共有されていないと目標が明確にならず右往左往してしまいます。

会社経営も人的リソースの数合わせだけでは組織基盤が脆弱となり、強化するには大変な時間的エネルギーを必要とします。人の考えはそれぞれで、相手の考えを変えることは不可能です。ですから理念と政策は組織の前提として一致していなければなりません。会社経営も同じです。理念は同じでないと経営陣がバラバラの考えだと会社の経営は成り立ちません。時には政党の在り方も会社経営の反面教師になります。
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目は心の鏡

2017-10-24 15:04:30 | Weblog
「私は生まれた時から目が悪くて、左はほとんど見えず、右は0.3とか0.4有ったと思うんですが、学校では席は一番前にと言うことを親が先生に伝えてました。柔道部の監督の先生は盲学校に勤務された経験もあり、私に対して理学療法師になってみないかと言う事で盲学校に入りました。しかし、夜遅くまで勉強した為に視力が落ちて右目も0.1位になりました。現在も人の顔が判らず挨拶しないで誤解されたり、小さいものが見えないので掃除が苦手だったりします。」

これは先日、ラジオ深夜便に登場されたで藤本聰さんという、リオデジャネイロパラリンピック柔道男子66キロ級で銅メダリストとなった方の語りの一部です。人生をあきらめずに目指し続けた努力のメダル獲得だったようです。藤本さんは徳島県出身で、過去5大会のパラリンピックに出場していた方です。

先日、東名高速で起きた通行妨害による追突死亡事件の現場検証の模様がテレビに映し出されていましたが、ちょっとした他人の目つきに腹を立てて、相手に危険や不愉快な行動を与えるドライバーが後を絶たないのも現状のようです。ドライブレコーダーで証拠を残そうというドライバーが増えているとのことです。

視力が正常だけでも障害者より格段に恵まれているのに、目が人の心まで乱してしまうことを考えるにつけ、人間同士の関係は悩ましいと思った次第です。少しは視力のない人の立場に立ってほしいと言いたかったのです。目が見える事の価値に日頃から感謝すれば、あのような交通事故の悲劇は生まれないはずです。

「目は口ほどに物を言う」と言います。だからこそ、他人を睨みつけたりしないで「目は心の鏡」だと意識して人と接しなければならないのです。
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国家ビジョン

2017-10-23 13:00:27 | Weblog
「巨竜・中国はどこへ向かうのか」NHKオンラインを拝見しました。
5年に一度の中国共産党大会が10月18日に開幕し、習近平国家主席による68ページに及ぶ政治報告が3時間半にわたり為されたようです。

ちょうど日本は衆議院総選挙の真っただ中で、各党の選挙演説が日本全国にわたり鳴り響いていました。その状況に、日本の将来は誰がどのように考えるのかを、誠に失礼ながら疑問視してしまいました。日本の政府にはどうも詳細な国家ビジョンというものが存在していないような気がいたします。

選挙もそうですが、有権者の関心を得るために甘い蜜のお題目ばかりが並べられます。平成のバブル崩壊後25年近く経ていますが、経済の成長率はこの数年プラスになったばかりです。隣国中国のGDPはその間に日本に並び、現在は日本の2倍以上のGDPとなっています。

おそらく向こう10年後には、中国のGDPは日本の3倍を超えるものと思われます。技術水準においても、日本は今年度を最後に徐々に中国と差が付くとも噂されています。今こそ、日本も将来に向けての国家ビジョンを考えるべき時ではないでしょうか。
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行き違い

2017-10-18 15:00:11 | Weblog
近年、メールが伝達手段の主流になってきましたが、メールのやり取りのみだと約束事の行き違いが発生する場合があります。重要事の場合は、できれば電話にて再確認したほうが無難のようです。メールはお互いにやり取りしていても、相手の方が見ていない場合があります。特に初めての方との約束の時は、メールと電話でお互いに確認し合えば行き違いを防止できます。

私自身もスケジュールは再確認するようにしていますが、メールでの訪問場所の変更を見落として、過去に無駄な時間を費やした事があります。特に時間や場所は急に変更される可能性がありますので、出かける前日までに再確認しておくことが大切かと思います。以前、FAXで回答する文書が送られて、他の文書にまぎれて見落とした事がありましたので、重要な文書は先方様にメールでお送り頂けるようお願いしています。

かつては携帯電話やメールが無くても今より不便でしたが、何ら問題なく世の中は動いていました。デジタル機器の使用が当たり前になった現在は、便利な反面、行き違いや勘違いには一段と注意を払う事が必要かと思われます。また大事な事はメールでなく、Face to Faceで直接、相手の方と会ってお互いに顔色を見ながら話し合う事がとても重要だと考えます。
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コンプライアンス

2017-10-17 13:51:15 | Weblog
言わずもがな「法令順守」という意味ですが、これには広義の意味でのコンプライアンスと狭義の場合とがあるようです。法令には国が定めた各種法令のほかに、企業内での組織規程があります。しかし昨今の企業の中には、企業ブランドを棄損するような様々な事例が後を絶ちません。経営のトップがテレビの前で不祥事の発覚に対して釈明するケースが、未だに減らないということです。つまり広義のコンプライアンスが実践されていない企業が多いようです。

今日学びました事は、法令順守に加えて、企業倫理や道徳観を従業員に対して広くそして深く浸透させなければ、コンプライアンスも絵に描いた餅になるという訳です。ブランド力のない中小企業も自社のささやかなブランド力を少しでも守るためには、広義のコンプライアンスを重視して質の高い組織づくりを目指さなければなりません。企業ブランドは一夜にして棄損することを経営者は厳しい覚悟で臨まなければならないという事です。

願わくば、政治の世界でもコンプライアンスを国民の前で堂々と議論して頂きたいものです。
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仕事

2017-10-16 13:22:46 | Weblog
小さい頃、家の壁に貼られていた語録の中に「世の中で一番さびしい事は、する仕事のない事です」という件(くだり)があったのを思い出します。確かに、人は、する仕事がないと寂しいものです。先日、初代の社長を長年続けて、数年前に完全リタイアされた方の話を聴く機会がありました。毎日が日曜というのも、やることがなくて辛いと話されていました。

昔から町長や校長や社長を引退された方にボケる人が多いと言われます。定かかどうか分かりませんが、仕事で頭脳をフルに使っていた方が、仕事を離れて急に頭を使わなくなると認知症になり易いようです。何事においても段階を経て徐々に進まなければならないということです。その方も食べることしかないので太ってしまうと話されていました。

結論的には、人は年齢を気にせず、常に何らかの仕事に関わった方がいいという事です。健康さえ維持すれば今の世の中は長寿社会ですから、残りの人生を楽しむことは可能です。健康のために自己投資をすることは、翻ると社会に貢献することでもあります。私ならば自らの健康を維持して、少しでも社会の為に働く事をお勧めします。
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