娘１０歳

今日は７月７日。　娘の誕生日でした。
１０歳。　いやー、ほんと。大きくなりました。

あんな小さかった赤ちゃんが、こんなに生意気な少女に・・・ほんと、生意気なんです。

大きくなったことの喜びと共に、やはりいろんな想いが駆け巡ります。


今日、仕事の帰りに成田で祇園祭だったんです。
驚いたことに、会社の後輩も町内で参加してるそうな。羨ましい。

で、帰りにふらっとほんの少しだけ祭りの様子を眺めながら帰ったんですけど、なんだかとても切なくなってしまいましてね。
みんな、楽しそうな顔しているんですよ。祭りって。本当、老若男女いい顔してる。
僕はこの雰囲気が大好きでした。


思い起こせば１０年前、成田のお祭りに僕らは参加したんです。
ひと通り練り歩いて、祭りを楽しんで。

まさかその時は今こういう風になってるなんて1ミリも考えてなかったな。
ちっちゃいタコがまるごと入ってるたこ焼きがあって、食べたたかったんだけど、お腹いっぱいになったので、また来年だねーなんて話していて。

それからすぐに娘が生まれて、彼女と行ったお祭りはそれが最後でした。

あぁ、娘とは一回行きました。
多分二歳か三歳くらいだったかな。ママに内緒で連れて行って。
得たいの知れない大きなキラキラ光った山車に、目を輝かせて眺めてた娘を、あぁそのうち山車を引かせたりとかできないのかなーなんて思ったりもして。


祭りの場で、なんか色々と考え始めちゃって、後輩の山車を観てやろうかなんて思っていたんだけど、本気で泣きそうになってしまい、そそくさと立ち去ってしまいました。


１０年、本当にいろんなことがありました。
この間に僕がとった選択、それは今でも正しかったのか、わかりません。
多分正しい選択ではなかったんだと思います。

ただ、最後にとった選択だけは今も正しいと信じて今も生き続けています。
あと１０年で娘も成人。

僕はこれから娘が間違いなく背負うであろうあらゆることを、受け入れて、支えていかなくてはなりません。
彼女が迷った時やもしも居場所がなくなった時でも、「おかえり」と言ってあげられるように。
そして将来とる選択を、自分も覚悟を決めて見届けてやろうと思います。

もっともっと強く生きないとです。

まぁ最近普段はだいぶヘラヘラしてますが。
それでいいんです。

良いニュースふたつ

今日は周囲でふたつの良い知らせを聞きました。

ひとつは、職場の後輩が結婚するそうで、暗く淀んだ我が職場に久々に流れた明るい話題だったと思います。
その事を少しだけ話した時の皆のテンションの上がり具合は最近なかったなぁ。そして人が純粋にしあわせそうな顔をするのを見たのも久しぶりではないだろうか。


そしてもうひとつ、千倉回ってた時の友人が別のところで働いてて今日会ったと後輩が教えてくれたこと。
世界は狭いというか、縁てすごいというか。
千倉で亡くなった友人を介して何度か遊びに行った方なので、なんだか本当に嬉しい。
彼が生きた証はしっかりと縁としてちゃんと残ってる。今度お母さんに手紙書いて送ろう。


何の面白みもない、ただ慌ただしく流れていくだけの日常かと思っていましたが、そんな事は決してなく、素晴らしい話題も転がっているんだなと。
ちゃんと目を開いて歩かなきゃいけないなと、前向きになれた一日でした。