みんなしてなんじょにがするべ!

今なすべきは意見を持ち発言すること。どうも心配な雲行きのこの国、言うべきことを静かにしっかりと言い続けたい。。

共産党の潔さ

2016年06月29日 | 憲法守るべし
自民党にとっては岩手選挙区が重要選挙区なのかもしれません(なにしろ24年間自民党参院議員を出していないのですから)が、野党・市民共闘にとっては、全国34の一人区すべてが重要ということでしょうね。その中で、野党共闘の〝源流”になった歴史的出来事誕生の地ですから、私たちの間には、木戸口さんを落としてはならんという気持ちがみなぎっています。各党の幹部や達増知事の昨日の演説にもその気迫を強く感じました。

共産党の藤野政策委員長が辞任した。防衛予算は「人を殺すための予算」との発言は、「党の方針と異なる誤った発言で、自衛隊員を傷つけたことを反省しお詫びする」と述べたと伝えられている。
藤野発言が報道されて、これは正確を欠くだと思ったが、さっそく政権応援メディアは飛びついた。
自衛隊が〝人を殺す〟訓練をしていることは紛れもない事実。まして、海兵隊もどきの部隊を創設したり、海外で集団的自衛権を行使するとなればいっそうその訓練は拡大する。戦争法成立後その方向に進んでいる。だから、藤野発言は「軍隊」の本質を突いた正しい一面を持つと思う。しかし、共産党は東日本大震災で救援にあたった自衛隊員の活動を評価していたし、日本国憲法の下でも自衛隊が存続するうちは、そうした活動をしてもらうと説明してきたから、私には藤野発言に納得できない部分が大きかった。
党を代表する幹部が、党の方針と異なる重大な発言をした過ちを認めて辞任する、共産党らしい潔いところだ。
藤野議員は当選1回の若い政治家のようだ。もっと経験を積み勉強していつか再び政策委員長に復帰されることを期待したい。
党の方針に反しても、国民の信頼を裏切っても、言い訳ばかりの政治家には見習ってほしいものだ。

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1 コメント

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Unknown (からしだね)
2016-06-30 08:22:53
私はこの「日曜討論」を見ていましたが、藤野さんの発言そのものよりも、そのあと急に鬼の首でも取ったかのように騒ぎ出した与党および準与党の人たちの発言に違和感を感じました。
最初発言された時、それほど気にならなかったのではっきり覚えていませんが、藤野さんは戦争法で「人を殺すことになるかもしれない」予算が増えることを懸念する、という意味で言われたのであって、例えば自衛隊が災害救助で活動することまで否定する意味での発言とは私は感じませんでした。

ただ、今は選挙の大切な時期であり、特に彼は党の重要なお役を担っているのですから、もう少し慎重に言葉を選ぶべきだったとは思います。
私はこの方が出てこられたとき、やや大人しい感じの方だけれど的確な発言をされてなかなか良い方が出てこられたと思いました。今回の辞任は仕方がないとしても、能力のある若い方の芽を摘み取るようなことがないように願っています。

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