みんなしてなんじょにがするべ!

今なすべきは意見を持ち発言すること。どうも心配な雲行きのこの国、言うべきことを静かにしっかりと言い続けたい。。

オバマ大統領の広島訪問は、それでも〝歴史的〟だ

2016年05月31日 | 憲法守るべし
からしだねさん、コメントありがとうございます。紹介があった のら猫寛兵衛さんのブログ も拝見しました。

この訪問でオバマ大統領が謝罪することはないと、来日前からホワイトハウス関係者は繰り返しておりました。また、プラハ演説後のオバマ大統領の行動は、世界の核兵器廃絶を求める運動からかけ離れたものだったことも、核兵器禁止の運動をしている人々や関心を持っている人ならよく知っています。広島訪問はそれを帳消しする効果も狙ったのかもしれません。
さらに、アメリカ人の多くがいまだに「原爆投下は正しかった。戦争終結を早め、多くの人命を救った」とかたくなに信じていることも知っています。
日本政府が、アメリカ政府の〝手先〟となって核兵器禁止条約の実現を妨害していながら、国民には熱心に核廃絶のため努力しているかのように宣伝していることは腹立たしいかぎりです。そのうえ安倍政権は、強い日米同盟のアピールと参院選に勝ちたいがためサミットとオバマ大統領の広島訪問を最大限に利用しようとしたことは見え見えです。

そうしたことを承知したうえで、私は大統領の広島訪問を歓迎しました。謝罪の言葉があったかとか、アメリカの行動を振り返り正す文言があったかなど、内容の検討を〝はぶいて〟演説に〝同感〟しました。おかしいと感じるかもしれません。

からしだねさんは、オバマ大統領の広島訪問とそこでの演説に何を期待したでしょうか? 
私は、アメリカ国民や日本国民はもちろんのこと、世界各国民が、「核兵器を禁止し世界から無くすべし」の声を強くし、運動がもっと広がるきっかけにはなるだろうと思いました。なにしろ、原爆を投下した国・アメリカの大統領です。核超大国のアメリカの大統領です。世界中が注目します。特にアメリカ国民の関心は良くも悪くも高まったはずです。
最終的には核保有国をふくむ各国の〝指導者〟が決断しなければ核廃絶は進みませんが、指導者に決断させるのは人民のたたかい・運動です。多数のアメリカ国民が「核兵器は正義」と思い続ける限り、アメリカ大統領は反省も謝罪も口にしないでしょう。幸い「核兵器は罪悪」と考えるアメリカの若者たちが増えているということです。大統領の演説の後、日本のメディアには、国連での核兵器禁止のための会議に臨む日米政府の態度を〝告発する〟番組や記事がいくつかありました。こういうところにも影響が及んでいました。
長年、世界の首脳とりわけ核保有国の首脳に、被爆の実相を一度見てほしいと運動してきた被爆者団体協議会の坪井代表委員は、テレビのインタビューに、「あなたはノーベル賞をもらったのだから遊んでいてはいけない」と大統領に話したと答えていました。次の大統領に続くかどうかわからないけれども、現職のアメリカ大統領に被爆者がこのような声をかける関係ができたことは大きな変化だと私は思います。同時に被団協の田中事務局長が「資料館もたった15分だった。核兵器禁止条約のために力を尽くすと言ってほしかった」と語っていることは重要です。

オバマ大統領は原爆資料館で「・・平和を広めて『核兵器なき世界』を追求する勇気をともに見つけよう」と記帳したそうですが、これを「誤魔化し」と採ることもできますが、それよりも「核兵器なき世界を追求する」ために、核保有国を核兵器禁止条約の交渉に参加させる運動の力にする方がずっと前向きな受け止め方ではないでしょうか。世界人民が力を合わせて核兵器廃絶の運動をもっと大きくする、そのために日本で頑張りたいと思っております。

岩手選挙区統一候補きどぐちさん始動

2016年05月31日 | 憲法守るべし
全国の参院選一人区の31選挙区で統一候補が決まったそうだ。岩手選挙区の木戸口英司さんは、ずいぶん遅れて全国29番目くらいに決まったので、人々の目に今やっと動きが見えはじめたところだ。後援会を立ち上げたり、街頭に立ったりしているようだが、まだまだ、木戸口さん?聞いたことがない、どんな人?とかえってくることの方が多い。
そこで、県内野党4党に共闘・統一候補擁立の実現を働きかけた「いわて市民ネット」が、5月28日に「きどぐち英司さんと出会う市民のつどい」を開いて、市民ときどぐちさんの“ご対面”を実現した。およそ100人が参加して盛り上がった。きどぐちさんは「皆さんと政治を国民の手に取り戻すたたかいをやらせてほしい。若者が『自分の一票で政治が変わる』と思えるような結果を出そう」と決意を述べた。
相手の自民党公認の田中さんは、去年秋から着々と準備を重ねて、今度こそ議席を奪回すると息巻いている。相手も必死だが、負けてなるものか!

今日は写真だけです

2016年05月29日 | 憲法守るべし

盛岡市の街路樹の一つがトチです。たいていは白い花を付けますが、一部の樹は紅色の花をつけるベニバナトチノキです。アカバナトチノキとセイヨウトチノキ(マロニエ)との交配種ということです。
旧岩手銀行本店の赤レンガ館敷地内のガス灯の上で咲いていました。そろそろ花は散ったかも。

アベノミクスを世界に展開する???

2016年05月28日 | 憲法守るべし
昨日はオバマ大統領が主役で、広島訪問と演説の話題でいっぱいだった。G7の話題はかすんだが、実はサミット後の安倍首相の記者会見を車を運転しながらラジオで聞いていてびっくりしたことを思い出した。
「三本の矢を・・・アベノミクスを世界に展開する・・・」たしかこう言った。今では日本国民はあまり期待しなくなった、ほぼ失敗が明らかなアベノミクスにG7首脳が同調したとすれば驚きだ。メルケルさんも同意したのかなぁ?などとその時思ったのだが、今日の新聞を見ると首相は確かにそのようなことを言っている。
安部首相は、自分に都合よくあまりにも勝手にサミットを利用しようとしすぎている。すべて選挙のためにだ。
アベノミクスを世界展開するもそうだし、世界経済はリーマンショック前夜という評価もそうだ。都合のよい数字だけを取り出して作りあげた“現実”だ。戦争法の時もそうだった。目的のためにウソを本当のように見せかける工夫に一生懸命て、そのウソに自己陶酔する性格の人だ。これが成功するようだとしたら恐ろしい。
幸いにも日本国内でも世界でも首をかしげている向きも多いようで、安倍首相のもくろみはうまくいっていないようだ。

オバマ人気に便乗する首相

2016年05月27日 | 憲法守るべし
オバマ大統領の広島訪問と世界に核兵器と戦争をなくしようと呼びかけた演説に拍手を送る。アメリカ独立宣言が述べる建国の理想の実現は簡単なことではないが、理想を掲げつづけその実現にむけて努力することこそだいじと述べて、核兵器の廃絶にも同じく努力し続ける責任があると語った。全く同感で支持したい。
ところが、アメリカも日本も「核抑止論」にとらわれて、核兵器廃絶はすぐにはできないという立場で核兵器禁止条約を求める国際的な動きに〝反対〟し続けている。
努力すべきは、すぐに核兵器を禁止しようとすることだ。核兵器禁止は「いつか」ではなく、「緊急の実現」が求められている人類共通の課題だ。
オバマ大統領の演説のすぐ後に安倍総理も核兵器廃絶に努力を続けると発言していたが、日本国民の多くは両国の実際の行動はあまり知らされていない。それを知ったうえで聞いたら、特に安倍総理の発言にはブーイングが起きたかもしれない。長く期待されていた広島訪問を実現したオバマ大統領には、その分批判しにくいだろうが、マスメディアは日本政府の実際の行動を正確に伝えて、オバマ訪問を利用して人気稼ぎする安倍首相の誤魔化しを許さない姿勢が求められる。

舛添知事の他にもいたはず

2016年05月24日 | 憲法守るべし
今日この頃のテレビは、朝から晩までどこかのチャンネルで舛添都知事の「カネ」に関わる話題を取り上げている。自分で説明することをせず、「第三者の公正な判断」に委ねるなどと、あたかも公明正大に応えているかのように装うとはまったくひどい話だ。ペテン師のような振る舞いにますます話題沸騰と言う状況だ。
舛添知事の疑惑を追及するのはそれでよいとして、メディアが追及しなければならない「政治とカネ」の深い疑惑がある政治家がまだいたはずだ。
例えば、小渕優子元大臣の政治資金1億円疑惑はどうなっているのか?秘書が起訴されたようだったが、本人はきちんとした説明をすると言ったままではなかったか?甘利前大臣の斡旋利得疑惑はどうなっているのか?入院したまま参院選挙が終わるのを待つつもりなのか、これまた説明責任を全く果たさないままでいる。舛添知事の疑惑追及とあわせてこちらの疑惑もしっかり掘り起こし追及するのがメディアの仕事。メディアが、次々起こる新たな政治疑惑を追いかけ、国民の関心をそらして次々と忘れさせていく役割を担ってはならない。

「日米地位協定を改める」と言えない首相

2016年05月23日 | 憲法守るべし
北風に向かって立つ少年啄木像  盛岡市大通の「喫茶店の前」にあったが、喫茶店は閉店し今は「ローソン前」になった。
台座には「新しき明日のくるを信ずという自分の言葉に嘘はなけれど」の歌が刻まれている。


翁長沖縄県知事が首相に会って、米軍関係者による凶悪事件が繰り返されることから、日米地位協定を改めることを含む再発防止を求めた。これに対して首相は、アメリカに対して実効性ある再発防止策をとるよう求めるとしか言わなかった。(午後6時のNHKニュース)
日本人の生命や安全よりもアメリカの顔色の方を気にしていると思われる返事ではないか。首相が、いかに「日米同盟」を大事に考えていたとしても、アメリカにはっきりと言うべきことを言わなければ、それは日本国民のためのものではなくなる。すでになくなっている。
米軍関係者による犯罪被害者の一人、キャサリン・フィッシャーさんは、「事件が起きるたびに感じてきた。日本政府は『怒っているふり』をし米政府は『再発防止を約束するふり』をするが、実際の行動に結びついていないのではないか」と日米両政府を告発している(23日「朝日新聞」)
安倍政権、自民党・公明党などに『再発防止』を期待することはできない。国民が運動したたかうことと、選挙で日米地位協定改定を実行する政府をつくって交渉を始めるのが一番だ。
まずは参議院選挙で、続いて衆議院選挙でも自公などの議席を減らすよう頑張ろう。

自民党などのおかしな言い分

2016年05月22日 | 憲法守るべし
参院選1人区のすべてで野党共闘・統一候補擁立のめどが立ったと報じられた。嬉しい限りだ。
戦争法が“成立”した直後に共産党が「戦争法廃止、立憲主義回復の国民連合政府」めざして野党共闘を呼び掛けたときは、驚きと歓迎とが一緒の気持ちで、どこまで実現するかと不安は大きかった。それが、公示間近までかかったけれども32全部までこぎつけた野党各党の努力に大きな拍手を送りたい。
野党共闘が自民党や公明党にとっては大変な脅威であることを彼らが大声で騒ぎたてている。「大変だ、大変だ」とだけ言ったのでは格好がつかないから「大変だ。大変な『野合』をしている」と攻撃してきた。谷口自民党幹事長は今日も言っていたようだ。その中身は反共を軸にした野党の分断と国民の不安を煽ることを狙った古い手のままだ。
憲法を無視した政治を進める政権を倒すことを目的に野党が手を組むことのどこが悪い。共産党と組んでいるから政治が不安定になるって!? ということは、自公が多数を占めて暴走政治を強行するのが政治の安定と言うことか??? 
谷口幹事長は真面目な顔をしておかしなことを言っている。よく分からないことを言っている。

岩手県教育長に拍手

2016年05月21日 | 憲法守るべし
銀座の柳三世と盛岡城の時の鐘(鐘楼)
東京銀座の柳並木は1960年代に街の整備に伴い、他所に移植されたが大半が枯死したという。銀座商店街の人々は柳を復活させようと残った柳の枝を挿し木して二世、三世と甦らせた。

盛岡城堀跡・鶴が池端の枝垂柳は、銀座の朝日新聞旧社屋跡に啄木歌碑がある(啄木は最晩年、朝日新聞の校正係だった)縁で、甦った柳が盛岡市に贈られたと説明板に記されている。


選挙権年齢が18歳に引き下げられることによって、高校生の“政治活動”を制限しようとするような動きをあちこちの教育委員会がしている。「高校生だから制限されて当然」という考えが土台にある。これでは何のために18歳にするのか、わけがわからなくなる。
岩手県教委は文科省の〝下部組織〟のようなところも多いが、高橋県教育長が19日の定例記者会見で、次のように立派な見識をもった発言をされた。

県立高校での18歳選挙権への対応について「政治的活動は自由というのを基本に置くのが大事。新たな県独自の制約は考えていない」と述べた。
宮城県教委が県立高校に対して、生徒が学校を通してマスコミの取材を受けることを「不適切」とする通知を出したことに関連し、岩手県教委の考え方を問われ、答えた。政治活動の「届け出制」について高橋教育長は、「そういう制約は適切でない。生徒たちが政治的な信条を持つことは権利で、規制は客観的に必要な場合に限定することが大事だ」との認識を示した。(20日、朝日新聞岩手版)

岩手選挙区も野党統一候補実現

2016年05月19日 | 憲法守るべし
 昭和2年(1927)に建てられた旧盛岡貯蓄銀行。今は盛岡信用金庫本店。

1階から2階まで伸びる6本の太い円柱、花崗岩に施した石彫りのパターン、内部のステンドグラスなどが重厚感を与え、昭和初期のモダンな表現と近代的デザインの流れをくんでいる。盛岡市保存建築物に指定。


最後になるのではないかと心配していた参院選岩手選挙区の野党統一候補・選挙協力がやっと決まった。18日、民進党、日本共産党、社民党、生活の党の実務者会議が行われ、4党は生活の党が推す木戸口英司さんを統一候補とすることで一致した。木戸口さんは、小沢一郎さんの秘書を長く勤めたが、ついこの前まで達増岩手県知事の政策秘書を勤めていた。
21日に4党と木戸口さんが政策協定を結び、その後記者会見を行って正式に発表されるということだ。ほんとうに良かった。
4党合意が成った後木戸口さんは、戦争法を廃止するため野党共闘を求めてきた「いわて市民ネット」と会談した。市民ネットの代表も政策協定に加わえるべきだと思うが、今のところそうした話が聞こえてこないのは残念。
4党は、民進党が推していた畑浩治さんを衆議院選岩手2区の野党統一候補とすることも決めた。これもよい結果につながると思う。
現在、岩手選出の衆議院議員4人のうち自民党は1人だけで、それが岩手2区から選ばれている。いま、畑さんを統一候補と決めたことは、他の3選挙区も統一してたたかうということのはずだから、岩手では小選挙区で自民党全滅となる可能性が強くなったと思う。