全コンデンサ、全半田まし・音質改善・・と、なってくると
当然、
なにもかもが、赤ちゃん状態からはじめるわけで
ここで、音楽をかけると、
だんだん、成長していくわけだけど
当初の状態はまだまだ、コンデンサなど特にわかりやすいが、
コンデンサの素のままの音がでてくる。
すると、たいてい
最初の印象は固い音として感じられる。
≪無断拝借・ご容赦≫
最初はやはり音に硬さを感じましたが、落ち着いてきました。
高域が伸びて再生帯域が広がったのがわかります。
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そこが、わかっていても、
音の硬さに戸惑うことだろうと思う。
本当に変わるのだろうか?
これが、どんなふうにかわるのだろう?
ここから、どれだけかわるのだろうか?
硬い音をきくと
判っていても
心配されるだろうと思う。
だが、もともとの新品時もじつはそうだったのだと思う。
そして、古い機器はどうしても劣化コンデンサ
劣化半田により、音が柔らかくなってしまい
高音も低音もまともにでていないのですが
多く、中古品しか聞くことはないわけですから
およその個性をきいているわけです。
そこをコンデンサなどかえますと
最初は硬さゆえに高域がきつく感じて
硬さでのびてるようにきこえるのか
音質改善で帯域がひろがっているのか
つかみきれないわけです。
そこを辛抱してエージングをつづけますと
コンデンサの硬さがほどけてきて
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高域が伸びて再生帯域が広がったのがわかります。
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引用させていただいたメールの背景を説明すると
こういうことだとおもうのですが、
当方は当然、音が良くなるのがわかっているわけですから
この短い言葉でも、しごく当然の結果としてうけとめますが
お客様のほうは
初めてであれば、なおさら
この人、本当にちゃんと音をひきだしてくれるのだろうか?
本当に変わるのだろうか?
これが、どんなふうにかわるのだろう?
ここから、どれだけかわるのだろうか?
と、不安をもつこともあるところに
硬い音・・・・
エージングでかわってくるといいつつも、
これが、どんなふうにかわるのだろう?
ここから、どれだけかわるのだろうか?
は、まだ、その時点では未体験ゾーンですから
それが、
3~4日すると
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高域が伸びて再生帯域が広がったのがわかります。
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と、なり
まだまだ、エージングで音がよくなりますから
今度は、
これがどんなふうにのびていくんだろうかと
エージングがたのしくなってくると・・いうより
聴くのがたのしいから
勝手にエージングがきいて、また、音が良くなってくる。
こういうことを思うと本当は最初の3日間もきいていただいて
音の変化をたのしんでいただくとおもしろいのかもしれませんが
当方では、およそ3日感の間に隠れていた不具合がでてこないか?というのを
確かめるという意味合いがありますので
この3日間をすぎないと、お客様にお返しできないのです。
音出しするとバランス出力の右側より音が出ないので調べるとコンデンサの不良によるものでした。
使用しなくても壊れるものなのですね。
オーバーホールの依頼も有りましたが殆んど使用された形跡が見えないのと音出し確認では音にまだ硬さが残る感じの音が出てきます。
これは電解コンデンサを交換した時に感じるのと同じ傾向なので今回は不具合の修理だけにさせて頂きました。
過去に修理に来たA727とは違い音が立っておりなかなか良い感じの音がします。
たぶんこれが新品時の音だと思われます。