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「 不朽の名著「エセー」の著者モンテーニュはどのようにして自らの精神を確立していったのか。彼が生きた16世紀は後にルネサンスと呼ばれたが、この時代はまた、イデオロギー抗争が渦を巻き、暴動、虐殺、陰謀がうごめく時代でもあった。モンテーニュは、樅の巨木の生い繁る城館で、自らの思想を深めていった。長編“モンテーニュ三部作”第一部。
著者略歴
堀田善衛
1918~1998。富山県生。慶大仏文科卒。広い視野と独自の文明批評に貫かれた多くの作品を発表。その作家活動は世界的に高く評価された 」