相場の詩(うた)

青山在住のトレーダーのブログ

日銀 ~ 宴の終焉

2023年01月16日 | 経済政策 & 金融政策

( kindle版あり )

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藤巻健史さんの「Xデイ到来」を読む(その2)

2023年01月08日 | 経済政策 & 金融政策

藤巻健史さんは

その著書の中で、

「日銀の債務超過(転落)」

ということをしきりに喧伝されているが、

「統合政府論」の視点からすると

国債が暴落し

日銀に巨額の債務超過が発生するような状況では

政府の方にそれを上回る債務者利得が発生する。

( → 日銀の国債保有が発行額の半分とすると

日銀に発生する債務超過額の2倍の

債務者利得が政府の側に発生 )

そして、この「債務者利得(=インフレ益)」こそ

リフレ論者の目論んできたものだ。

( 続く)

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藤巻健史さんの「Xデイ到来」を読む(その1)

2023年01月08日 | 経済政策 & 金融政策

安部元首相の「日銀は政府の子会社」発言で

一躍注目を集めた「統合政府論」だが、

藤巻健史さんは、

その著書「Xデイ」の中で

冒頭に掲げた図を使って

( 統合政府論者の言うように

政府発行の国債が日銀の保有分と

相殺されたとしても )

国債という政府の債務が

統合政府の「日銀当座預金」という債務

にかたちを変えるだけで

なんら問題の解決にもなっていない、、、

と述べられている。

では、統合政府なるものが

「日銀当座預金」という債務を抱えると

何が問題なのか?

さしあたって問題となるのは

インフレの進展等の理由で

金利が上昇局面に入ったときだろう。

( 日銀当座預金に付利しない、ないし

マイナス金利を適用するというならともかく )

プラスの金利を付与せざるを得なくなった場合、

( 金額が金額だけに )

「統合政府」に莫大な金利負担が発生する。

(続く)

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