庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

南国にはなぜ赤い花が多いのか?

2015-06-27 17:21:47 | 日記・エッセイ・コラム

ミツバチやその他多くの昆虫にとって、白や黄色や青はよく識別できるが、赤い色は色で
はなく、黒っぽい灰色にしか見えない?らしい。。。 

それが、自然界では白や黄色や青の花が多いのに、赤い花が少ない理由の一つだと
考えられています。

でも南国や熱帯地方では、鮮やかな赤や黄色、青色の花をよく見かけますが、その理由
はなぜなのでしょうか?

花の赤い色は、ミツバチやその他多くの昆虫には感じ取れないのですが、カラスアゲハや
キアゲハなどの蝶は、赤い色に対して敏感で、黄色や青にもよく反応する事が知られてい
ます。

また、メジロ、ヒヨドリ、ハチドリなどの鳥類は、赤い色を好み、鮮やかな黄色にも反応
します。

南国や熱帯地方では、昆虫が花粉を運ぶより、鳥や蝶が花粉を運ぶ割合が高いことから
考え合わせると、赤色を得意とする鳥や蝶の多い熱帯の国に、赤色や色鮮やかな色の花
が多く存在する理由が、何となく納得できますね!。

私たち人間に見えている花の色と、鳥や昆虫たちに見える花の色には違いがあり、ミツバチ
は人間には見えない紫外線色を見ることができ、人間にとっては白い花が、ミツバチから見
ると青から緑色に見えているらしい... 

つまり、ミツバチから見ると、私たち人間は紫外線色盲?と言うことになります。。。

自然界には、植物の花の色と動物の関係など不思議なことや面白いこと、興味深いことが、
まだまだたくさんありますね! 

サルビア・グアラニチカの花に来たミツバチ。

ヒメジョオンの花粉を食べる アオハナムグリ。
 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする