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燃調セッティング≪ラピッドバイクEVO≫

2016-03-01 09:23:38 | お勧めです
もうひとつのガリ・レポを続けてupさせていただきます。
レースシーンではインジェクション車への常識となりつつある≪ラピッド・バイク≫。
エンジンへの思いやり、気持ちの良いライディングの為の安心料としても
一般のユーザー様へ広まっております。ご参照頂ければ幸いです。

 



モトビルド神原の大須賀です。
先日はカワサキのZX14Rのフルエキ交換にあわせてサブコンを装着し、燃調のセッティングを行いました。
使用したサブコンはラピッドバイクのEVOという物で、燃料の噴射量のコントロールを行い、
エキゾーストを交換したことによる燃焼状態の変化に合わせて噴射量を増減させ、最適な燃焼状態が得られるように調整するものです。
それに加えて燃焼状態をリアルタイムで監視し、補正を行うMY TUNING BIKEというパーツも取り付けてセッティングを行いました。

最初に現状のチェックとしてノーマルの状態をシャーシダイナモで測定します。
最高出力は184hp。リアタイヤでの出力測定なのでチェーンやサスの影響を考えてもかなりいい状態のようです。
それから各パーツを取り付けていきますが、まずはエキパイに取り付けられているカワサキノーマル用のO2センサーのボスを
MY TUNING BIKEのセンサーに合わせて加工し、取り付けました。
全てのパーツをセットし、セッティングを始めます。
シャシダイとRAPID BIKEのMY TUNING BIKEの両方で燃焼状態をチェックしながらスロットル開度毎に回転を上げていき、
少しずつ補正をかけていくという作業を繰り返し、最適の燃調を探ります。
MY TUNING BIKEはリアルタイムで燃焼状態を監視し、設定した空燃比に向けて補正をかけてくれるので、
普通に走行を繰り返すだけでもある程度セッティングを出すことも可能なのですが、
実際の走行時には気温や路面状況など不安定な要素が多く、安定した測定結果を得ることが難しいため、
まずはシャーシダイナモ上の安定した環境でセッティングを出しておくことがおすすめです。
その上でMY TUNING BIKEのON OFFスイッチを取り付けることで、街乗りツーリングの時は補正をストップさせ、
ワインディングやサーキットで補正をスタートさせることで
自分の乗り方、自分の遊びたい場所に合わせた最適の燃調を追い求めることが可能になります。
最終的には最高出力は187hpとなり、パワー、トルクカーブともに綺麗なデータが得られたところでセッティングは終了です。
後はMY TUNING BIKEのオンオフスイッチと、バッフル付き用とバッフルなし用のマップ切替スイッチを取り付けて完了となりました。
このように車両の状態や走行環境によって燃調マッピングを替えることができるのもサブコンの魅力の一つでしょう。

サイレンサー交換はお手軽なチューニングとして昔から人気ですが、
きちんとセッティングを出すのはキャブでもインジェクションでもなかなか難しいものです。
インジェクションだから・・・と手が出しにくかったり、セッティングを諦めてそのまま乗っている方も多いようですが、
取り付けてしまえばRAPID BIKEは意外と扱いやすく、出来ることの多い優れたパーツです。是非検討して欲しいと思います。

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