診断機 修理 アレコレ

BABYMETALをこよなく愛すポンコツ整備士の修理日記

4P10

2017-10-01 00:22:47 | 三菱ふそう
外注依頼ですがようやく待ちに待った入庫です。
症状はエンジンチェックとアドブルー警告、SCR警告です。





赤い斜線のアドブルー警告が出てますが数百キロ走行後の再始動禁止です。
こわいですねーおそろしいですねー
実際はキーOFFにしなければ再始動は可能ですw
エンストしてそれっきりじゃどうしようもないですもんね。



さて・・かっこいいキャビネットと言いたいのですが
そんなスペースと予算もあるわけが無く
そんなお金があるなら診断機か更新料にまわしたいですね。
で、折り畳みできるキッチン用のカートで代用。













よくわからない用語などが出てきますが、おおむね操作性は良好
そしてベンツと同じUIですからショートテストなど
ハタから見たらやってる感バリバリw
アホな見栄っ張りは置いといて、故障コードはやはりNOX・・・
ただ、このコードで再始動禁止まで出るのは初めての経験ですね。





フリーズフレーム見てもこれといった異常は見当たらない。
NOX値も正常なんですよね。



ライブデータを観察しても







強制再生させても特に・・・ん?実測値はそのまま読めば良いのかな?
たぶん違うかな?



と思ったらインフォに説明出てますね。
ということは予測値と実測値の乖離が原因で件のコードが入力されると見ていいのかな?

強制再生させて理解できたんですが、NOXが上がるとアドブルーを吹いて値を下げる
その繰り返しではありますが、回転数、ブースト、水温、などなどあらゆる数値を元に高速演算し、これだけNOXが上がるからアドブルーをこれだけ吹こうと
予測し噴射量を決めています。

尋常じゃない実験と実走行で得た結果なんでしょうね、凄いことです。
裏を返せば何か1つでも欠けた情報があれば成立しないんでしょうね。
その場合、整備書には一定の基準で吹くプログラムがあるようです。

というわけで、後に説明しますが外注先の問診と運送会社さんのお話との整合が取れましたので・・・





すべて消去と始動禁止解除。



これでとりあえず大丈夫かな?と
何度か故障コード確認するとシステムインフォメーションエラーが入力されるんです。
メーター上には出ないのでま、いいかな?とスルーしたいのですが
なんか気持ち悪い。



なんでこんな古いのがいつまでも残っているのだろう?



これが悪さしてるのかも?とECUリセットし、その後出なくなりました。





ドージングノズルを点検、思ってたよりも全然綺麗。
一応洗って元に戻し







ポンプの加圧テストと噴射量を点検し異常なし。

これ以上、問題ないと判断し外注先に納車
問診の結果、数ヶ月前に社外品のアドブルーを外注先が補充、(社外品と言ってもちゃんとしたもの)

ドライバーさんは、今までオレンジの警告は頻繁に点灯消灯していたが
アドブルーの赤い警告は初めてで心配になった模様。
ふそう純正のアドブルー以外を入れたからこうなったんじゃないか?で結論。
抜きかえで様子を見てもらうことになりました。

このキャンターはNOX数値でアドブルーの品質異常を検知してるので
数値としての品質異常はわかりません。
4t大型クラスはセンサで測定してるので単にコストの問題ですかね?

尿素SCR、すっごい難しいなぁ
でもいい勉強させてもらったし、Xentryの有能さも堪能させてもらった。
実走行で点検でもない限りふそうは今後これでいきます。
あ、G-SCANでもほぼ同じことできますよ?
ただ、所有欲とドヤ顔したいだけですw(しつこい

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (三流セルフメンテナンス)
2017-10-12 17:55:06
Xentry見せ付けられると欲しくなっちゃいます。
じっと我慢してます。
右手が勝手にクリックしませんように!!!
Unknown (koyomi-86)
2017-10-12 21:44:46
お疲れ様です

ベンツも見れますしね~
人差し指はもう押したがってますよ!w
冗談はさておき、粗悪といいいますか
サポートが期待できない所から購入すると日本語化とか、その辺りから苦労させられようなので気を付けてお選びください。

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