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あなたも同意する国産H-3ロケットの徹底した失敗検証!!

2023-03-10 00:00:00 | 防衛
既にあなたも残念に思っていますよね。
日本国産ロケットH-3試験1号機の発射失敗。

筆者も本当に残念に思っています。
長年製造業に携わってきただけに、人一倍、悔しいですね。

何故、どうして??

これには、かなり深刻な問題が潜んでいるのです!!


製造業関係の方なら、その問題にピンと来るはずです。

現代の製品は、自動車のような耐久消費財は勿論、スマホ等の携帯電話であれ、TVや家電製品であれ、工作機械等であれ、食品以外であれば、何らかの動力や電気を使用する圧倒的多数の製品が何らかの電子機器が組み込まれてあり、そしてプログラムが内蔵されて動くようになっています。

H-3ロケットのようなロケットに至っては尚更、多数の部品や電子機器類、制御機器等が組み込まれています。


3月7日13時25分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「徹底的な効率化、多様な新手法の検証を H3発射失敗」の題で次のように厳しく指摘しました。

『日本の次世代ロケット「H3」は、民間企業からの衛星打ち上げ受注増を狙い、従来と異なる多様な新手法を導入。徹底的に効率化を進めていた。打ち上げ失敗の原因究明をする上で、こうした効率化の影響がなかったかの検証も必要になる。

H3で最も特徴的なのが、部品の調達だ。これまでは、専用のものを一から開発していたが、既成の民生品を利用することに方針転換。電子部品の約9割に、自動車用を転用するなどした結果、打ち上げ費用を従来の主力機H2Aの半分に減らした。また、機体の組み立て作業期間も、ライン生産の強化のほか、3Dプリンターの導入などで、従来の1カ月を半分に短縮した。

このほか新開発の主エンジン「LE9」は、部品数が減り構造が単純になったことで低価格化に貢献したが、トラブルが相次ぎ、打ち上げ予定が2回にわたって延期された。世界と戦うための新たな手法が、打ち上げ失敗に影響はなかったか。専用開発品に比べ、民生品は品質が劣るのではないかとの指摘もある。

計画を指揮する宇宙航空研究開発機構(JAXA)の岡田匡史プロジェクトマネージャは「自動車用の部品は信頼性が高い。温度や振動などの耐久性も開発の試験で確認している」と説明する。今回着火されなかった第2エンジンについて、岡田氏は「汎用(はんよう)品は使っていないと思う」と話すが、電気系統の部品に使用されている可能性もあり、問題がなかったかを洗い出していく考えを示した。』

記事にありました「自動車用の部品は信頼性が高い」、とは言っても故障が皆無という訳ではありません!!
筆者もこれらの製造や検査で、品質異常などのトラブル対応に追われた経験も沢山ありますから。


航空宇宙の分野では、「成功した部品は20年、30年単位でその製造方法や仕様を継承する」のが当たり前であり、基本的には現在でもそうです。

それがH-3ロケットで方針が一変して、汎用品を多数使うロケットを製造すれば、当然の如く、部品の信頼性が低下して、日本等の民間宇宙ロケット会社が直面したようなロケット制御失敗等の問題が出てきます。


あなたも同意する国産H-3ロケットの徹底した失敗検証!!




H-3ロケット 飛行イメージCG
出典:JAXA HP


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