ものぐさ日記

~明日は明日の風が吹く~
日々の出来事、感じた気持ち

驚異の小宇宙

2007年10月28日 | 日常
今勤めているのは大学の研究室、、生物系です。
そこで私は秘書のお仕事をしていますが、業務のひとつに、講義に出席した学生の出欠カードや、小テストや、感想文などをチェックすることがあります。
先生の持つ講義のひとつに「生命のしくみ」というのがあり、これは文系の学生でも誰でも受けられる授業になっていて、誰にでもわかりやすく生命科学を学べるようなクラスになっています。
この講義は毎回、感想文を提出してもらっているので、私もチェックしながら毎回学生の書いた感想文を読んでいるのですが、その感想文を読んでいるうちに、この授業にものすごく興味を持ってしまい、先生に尋ねてみました。
すると、先生が授業で使っているというDVDをかしてくださいました。
驚異の小宇宙 人体Ⅲ

はっ!

これ、私が中学のときの理科の授業で見せてもらった物だ。あれからパートⅢまで出たんだぁ~
当時はタモリがガイド人をしていて、私はその内容にものすごい衝撃と感動を受けたことを今でも鮮明に覚えています。

あれから数年経って、パートⅢは「遺伝子」について。でした。
誰にでもわかりやすい語りで映像化されていて、これまた中学生の私以上にすごい衝撃を受けているところでございます。
人間の体は奇跡としか言いようがないって思いました(そんな言葉では片付けられないほどに)。
ものすごいことが日々、自分の体の中で起こっている。
感動を受けると同時に、人間が遺伝子を操作出来てしまう技術に驚きと恐ろしさを感じます。。未来の人類の中には、遺伝子を自由自在に組替え、望み通りの性質を持った子供を産むことができるという「デザイナー・チャイルド」の登場を予測する科学者もいます。地球に生命が誕生してから現代まで、環境の変化に応じて進化を積み重ねてきた人間の能力を無視して、欲望のまま操作してよいのか。進化を止めてしまうことになるのではないか。という不安と、今まで治らないとされていた病気が遺伝子治療で治る病気になるかもしれないという期待が入り混じります。
医学の進歩にはなってほしいけれど、それを超えてデザイナーチャイルドを作ってしまうような、人間の欲望で扱ってはいけないんだと思う。。。その線引きはしっかりしないと、大変なことになるんじゃないか。。。と思う。
これは99年にNHKスペシャルで放送されてたみたいですが、再放送を希望します。
また音楽もとても良い。
サントラ買おうかな・・

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