雪下出麦

雪下出麦　せっか　むぎいづる。　暦、七十二候による今日からの５日間です。

いよいよ押し迫ってきました。あと７時間で新年です。
家人は私のためには何もしませんが、正月に来宅する息子夫婦、孫たちのためには、せっせと
料理を作り、また室内整理と大忙し。
何もせずテレビ、パソコンで遊んでいる定年さんを見て、露骨にうさんくさそうにしています。
ということで、自室に入り、皆様に２回目の年末ご挨拶を書いています。

人生の終末期にきて、想像だにしていなかった、コロナ禍。とうとう２年になりました。
１９年末にパスポートを更新、ローマに行ったとき１回だけ使いましたが、それ以降は使うこと
がありません。
年齢的にも、コロナ収束時期的にも、もう使うことはないかもしれません。

この事態、いつまで続くかわかりませんが、お若い皆さんも、くれぐれもお体に気を付け、雪の
下から力強く生命をはぐくむ麦のように、いつまでもお元気でお過ごしください。
もうじき来る新しい年が、皆さんに良い年になりますよう、お祈り申し上げます。
来年もお付き合い、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　定年拝

今年最後の日曜日

だんだん押し迫ってきました。クリスマスも終わり、今日を入れてあと5日。
少しずつ日常が戻っているようですが、コロナ、まだまだ油断できません。また感染
者数が増えてきているようです。
欧米ではオミクロン株が猛威を振るい、ずいぶん感染が広がっているようです。
日本でそれほど感染者数が増えていないことに、いろんな理由があがっていますが、
日本人特有な体質を上げる学者さんもいて、なかなか興味深いですね。

昨日の日曜日、高校駅伝、競馬の有馬記念、そしてフィギアスケート男子、いろんな
スポーツで盛り上がりました。
有馬記念は、定年さんが現役最強と位置付けていたエフフォーリアが見事優勝。2着は
フランス凱旋門賞帰りのディープスカイ。
その昔、60年代の終わりころ、有馬記念で、凱旋門賞帰りのスピードシンボリと菊花賞場
アカネテンリュウで2年連続決まったことくぉ思い出しました。
やはり凱旋門賞に行く馬は強い。3着も凱旋門賞帰りのクロノジェネシス。引退レースでした
が、有終の美を飾りました。
小倉競馬場デビューのクロノジェネシスありがとう！お疲れ様！

そして夜は羽生さん。
見事な復活。寒波が襲った列島に、興奮が届けられました。
滑り、ジャンプは当然素晴らしかったのですが、常人とは思えないストイックなフィギア
スケートとの対峙。
痛み入ります。
北京でのスケートジャンプ、世界中に感動を伝えていただきたいですね。ガンバレ！

それでは来年もよろしく。
皆様方にとって、来年が良い年になりますようお祈りしています。

劣化日本

このところ「日本の劣化」なる言葉が、がたびたびマスコミにも登場するようになりま
した。
「失われた３０年」とも言われるように、成長の低い時代が長く続いてしまいました。
この間多くの分野で日本の地位が下がり、国力の象徴GDP、とくに国民の豊かさを表
すといわれる一人当たりGDPが３０位、お隣の韓国が２７位で、日本を抜いたと喜んで
いるようです。

国内にいると、物価は安定し暮らしやすいと思うのですが、コロナ前、中国、香港、韓国
他、その昔日本人が札びらを切りまくっていた国に行っても、「最近の日本人お金ないね」
と気の毒がられることがありました。

とは言ってもまだ日常生活ではそれほど国の劣化を感じることはないのですが、産業、
研究、技術開発などのこれからの国力を示すものが相対的にかなり落ちてきています。
今供給不足で話題の半導体、言うまでもなく少し前までは日本のお家芸でした。
自動車もまだ頑張ってはいますが、EVへの移行はかなり出遅れています。

また社会のデジタル化の遅れ、それに伴う生産性の低さ。なぜここまで遅れてしまったの
でしょうか。

OECDによりますと、日本の２０１９年の時間当たりの労働生産性は、調査対象の加盟国
３７か国中２０位、G７では１９７０年以降最下位が続いているとのこと。

中国がこの２０年で、驚くほどの発展を遂げたことを見るに、当方の停滞を残念に思うばか
りです。

欲望無き日本、とも言われます。欲しいものがあまりなくなったのでしょうか。
成熟した社会を享受するのもいいのですが、これからも伸びていかねば、本当に国が貧しく
なります。

デジタル化、IT、感染症対策ほか、まだまだ遅れている分野は多く、伸びる余地があります。
勉強しましょう。

四国旅行

１１月２８日から３０日の予定で四国旅行に出かけました。
今回は、国内旅行では初めて添乗員さんが付いた団体旅行に申し込みました。
いつもは、勝手気ままに動き回っているので、若干不自由さを懸念していま
したが、まあ集合時間の厳守が気になった程度で、気楽な旅でした。
ツアーは羽田を早朝に出発、四国内はバスでの移動。
まずは徳島空港から高知市内まで移動、市内見物の後、足摺岬へ。
展望台から見た夕日が素晴らしかった。



足摺の宿に泊まった翌日は、竜串海岸から四万十川へ。清流を楽しみました。
船前方に見えるのが有名な沈下橋。まだかなりの数の沈下橋が残っているそうです。



四万十から愛媛に入り、２日目は道後温泉どまり。
そして３日目は松山を経由して、金刀比羅宮へ。かなりの階段登りでした。
その後大歩危小歩危の景観を楽しみ、帰路出発の徳島空港を目指しました。
ところがここまで順調に来た天候が、爆弾低気圧の接近により急転、徳島
から羽田へのJALが欠航、急遽徳島に１泊することに。
移動した低気圧により、昨日１日朝の東京も激しい雨だったらしいのですが、
我々が到着したお昼前には青空。気温も高く低気圧の凄さに驚かされました。
まあ何はともあれ、無事帰宅ほっとしているところです。

もう１２月に入ったんですね。定年さんも一応慌ただしい気分になります。