旅の楽しみ

週末の東京は一気に涼しくなった。
暑さ寒さも彼岸まで、という通り上着がほしくなるよ
うな気温。そろそろ本格的な秋だろう。

自由人となって、金は無いが時間はたっぷり、という
時間だけは贅沢に使える生活を楽しんでいる。
先週は、バスツアーで碓氷峠の旧線路と、富岡製糸場
を廻ってきた。

平日なので、人数は少ないかと思っていたが、バスが
４台も出るほどの盛況であった。
パンフレットによると、途中彼岸花を見る予定もあった
が、この暑さではまだ開花には時間がかかりそう、数本
に花が付いているだけであった。

碓氷峠は旧上越線のトンネル、陸橋が保存されており、
当時の土木技術のレベルの高さをうかがうことができた。
レンガ積みの陸橋は芸術的な機構で、取り壊しの話もあ
ったらしいが、よくぞ保存していただいたものだ。

その後廻った富岡製糸場も明治初期の工場がそのまま保
存されており、建築物としても、生産技術遺構としても
一軒の価値がある。

このようにツアーに乗るもよし、自力で旅するも良し。
贅沢に時間を使える幸せを感じている。

明日からは北海道札幌から稚内、そしてサハリンへの旅。
自由人となって最初の年、今年は船で国境を超える旅を
一人楽しんでいる。

下関ープサン、下関ーチンタオ、そして今回の稚内ーサ
ハリン、今年はこれら３航路をこなすことになる。

日本から出ている国際定期航路（フェリー）はあと、長
崎ー上海、境港ー韓国東海ーウラジオストック、と２航路
あるが、上海は現地情勢が落ち着いてから、またウラジオ
は、温かい時期ということで、いずれも来年になりそう。

次回のブログではサハリン旅行の土産話をお伝えしたい。

日本の政治

一昨日現職の大臣が自殺した。
今日発売の週刊新潮に掲載されたご自身の女性関係
の記事が原因ではないかと、うわさされている。
しかし、言葉は悪いが、それくらいのことで命を断つ
だろうか。

背後にもっと大きな原因が隠されているように思えて
仕方ない。
いずれにしろご冥福をお祈りする。

現在、民主党、自民党で党首選びの真っ最中。
今の状況からすると、次の選挙では民主党が惨敗する
のは間違いなさそう。
ということで、比較第１党になりそうな、自民党の党
首選挙が注目されている。

日本中が熱狂した、３年前の政権交代、それまでの自
民党のあまりのだらしなさに、国民が選んだのが、民
主党であった。
しかしその結果はご覧の通り。

国民のレベル以上の政治家は出ない、といわれるが、
あまりに政治家のレベルが落ち過ぎている。
まさにチルドレンの集まり。

小泉チルドレンから始まったと思うが、選挙に当選す
ることだけを目的としたような、素人を集めた候補た
ち。
維新の会は議員の数を減らすと公約しているが、議員
の数を減らすより、議員の報酬を減らすほうが先決で
はなかろうか。

国会議員の年収が２千万を超えるといわれるが、金の
かからない選挙方法に知恵を絞り、ボランティアが選
挙に出れるような制度を作るのも必要に思える。

代議制民主主義、政党政治、その他政治の基本から議
員の皆さんには考えていていただきたいものだ。

ブログスタートにあたって

昨年（２０１１年）１１月、退職以来早や１０カ月近くの
時間が経過した。
考えてみれば、大学の４年間を除けば、受験や、会社の仕
事で、あまり自由な時間は無かったように思える。

４０年少々の会社勤めも、社会人としてはかなりいい加減
な会社人生を送ってきたが、さすがに完全自由とは言えな
かった。

今にして思えば大学時代に本当の荒野を目指す青年で有れ
ばよかったのだが、何となく怠惰な学生生活を送り、もっ
たいない時間を過ごしてしまったと反省している。

ということで、真の自由人となった今、定年オヤジは荒野
を目指す、として金は無いが、時間だけは十分ある人生を
リポートしていきたい。