こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

日本は、社会主義国家

2010-02-11 08:17:57 | 雑記帳
私は、1989年の東西冷戦が終わった時を思い出していた・・・。

当時、バカな大学2年生だったから、時代の流れを知らずして映像を見ていた。

しかし、今になって思い知ることだが、このソヴィエトならびに多くの社会主義国家が民社化に移行していった事が、その後の「グローバリゼーション」という名を借りたアメリカの更なる世界侵略に傾いていく流れを作った事になってしまったのだ。

そんな中、自分の中に焼き付いているのが、「ルーマニア革命」と呼ばれるチャウシェスク政権陥落のクーデター事件である。

***

1989年12月2~3日の歴史的「マルタ会談」で、ブッシュ親父とゴルバチョフが米ソ冷戦の終結を宣言した。

実は、このルーマニア革命は、この「マルタ会談」での東西冷戦終結時には決まっていたとも囁かれているが、いずれにしても民主化の流れに様々な国が変わって行く中で、独裁制国家を維持するルーマニアがヨーロッパ周囲には、邪魔な国であったのか?なかったのか?わからないが、アメリカにとっては不都合であり、反体制を育て、水面下でルーマニアの国の在り方に反する準備をしたのはアメリカであるらしい。

元々は、民族意識ある人々の支持を受け、長期政権を保っていたチャウシェスク大統領だったが、その軌道を狂わせたきっかけが外交で出かけた様々な国々の有り様だったと言われている。
初めて見て・知る、国の違いに驚きながらも、中国や北朝鮮といった国家権力の絶大な強さを知り、そして、自国に帰ってからの権力行使という実践に入ってしまう。

「権力」の持つ「おいしさ」に酔うかのように、頭の悪い(足し算引き算も出来ない、世間の常識も知らない)妻エレナまで政治に口出しさせ、放蕩三昧を重ね、自分ら家族は衣食住に贅沢三昧をしながら、一方で市民たちには飢えと貧困を押しつけ、文句を唱える者には秘密警察が押さえにかかるという独裁国家へと次第に変貌していく。

これは、今の北朝鮮そのものの姿だが。

最終的には、国の借款を無理な日程で返済する計画・政策を打ち出し、国で出来た農作物のほとんどを輸出してしまうという暴挙に出る。

この事に拠る市民たちの膨張し切った不満と、アメリカによる反体制分子の水面下での放火活動が合間って、1989年12月21日、ルーマニア共産党本部庁舎前の広場でのチャウシェスクの演説中に、不満の声が演説を書き消す程まで高まり、反体制分子含めた暴動に発展し、秘密警察軍VS反体制軍の戦闘になり、千数百人が犠牲になる惨事となる。



チャウシェスク夫妻は、その演説した宮殿の屋上からヘリコプターで逃亡を果たすが、その行き先で捕らえられ、夫婦2人はビデオの回る中、公開の銃殺刑に処される。

崩れ落ちて死んだチャウシェスク大統領の開いたままの目が、今でも、自分には焼き付いている。

***

私が何を言いたいのかは既にお分かりだろう。

このルーマニア革命を、今振り返ると、実に、今の日本に酷似していることだ。

一部の特権階級(官僚・政治家等)が良い思いをし、その利益は、我々一般市民は回って来ない構造になっている。
表面的には「民主主義国家」と名乗りながら、実は、この日本は社会主義国家に近い政治形態を持っている。
ただ、戦後のGHQと東京裁判以降、アメリカに飼い慣らされた国民は、極めて従順で、他の国なら既にクーデターや革命が起きてしかるべき立状況にありながら、未だ「民主主義国家」とだまされ続けて今日に至っている。

そういう歴史観経緯をしっかり知って、日本を救えるのは、石原慎太郎の独裁国家しかないと、再度思うのである。

所詮は、市民の意志の反映など無い。
既にアメリカによって骨抜きにされた日本を救えるのは、石原慎太郎しかないと思う。
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