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こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

Japan & 坂本龍一  「Ghosts」(Live)'82

2009-08-06 00:06:12 | 音楽帳


22:00退社。
外に出ると、過ごしやすい温度感が空気に漂う。

しかし、カラダが覚えているはずの季節感のようなものが、最近、麻痺というかズレというか鈍化してきて、そう思いながら生きている感じがあるのは、薄々わかっている。

毎日、電車で移動し、閉ざされて外の景色も見えない密室に朝から晩まで居て、土日も仕事か、そうでなければ家に引きこもりぐったりと死んだように寝ている生活スタイルになってしまったからゆえの「ビョーキ」なんだとも思う。

かつて、まだ職場がここまで切羽詰まった状況になるまでは、しっかり土日休み、音楽を聴きながら、大好きな東京の街をウォークラリーし、街のネコや町並みや空を写真を撮ったりして、街の風情をカラダに皮膚に染み込ませるように、街を住み家として、その中でたゆたっていた。

それは、自分が一生の師と仰ぐ永井荷風や荒木さん(アラーキー)たちと同じ流儀に従った気分だった・・・・。

***

しかし、この東向島に越して1年程の間に、こんなにも街を闊歩しなくなってから、何か感覚のズレが生じ始めた気がしている。

この夏が冷夏であるのも一因だが、この8月5日になっても、未だに「夏」という感触を掴めないでいる。

だから、7月下旬の隅田川の花火も、家では「ボン!ボン!」と爆発音が絶えず聞こえてきても・・・・数分でも歩けば花火が見れるのに・・・・何かそういう風情も感じず、遠くの存在に思われて仕方がなかった。
だから、見に行かなかった。

近所のお祭りにも、公園で鳴くセミにも、自分が「夏」という季節の中に居る感覚が無いのだ。
これは、都市に住む人が陥りやすい症状なのかもしれないが・・・。

だから、毎年夏になると聴きたくなる音楽も封印されたまんまにある。

***

・・・・という訳で、今夜聴いているのは、「夏」という季節とは全く無縁の音楽。


【写真は、1981年11月21日発売 JAPANのオリジナル・ラスト・アルバム「ブリキの太鼓」(TIN DRUM)】

1982年、アッコちゃん(矢野顕子)の名盤「愛がなくちゃね。」の録音のために、坂本龍一・矢野顕子夫妻が、ロンドンで、JAPANのメンバーたちと、いわば「共同生活」をしていた「蜜月」に出演した有名な番組「オールド・グレイ・ウィッスル・テスト」での「ゴースツ」のライブ映像。

教授が、プロフィット5で参加している。

確か、当時、この「オールド・グレイ・ウィッスル・テスト」バージョン以外に、モノクロームの映像で、「ゴースツ」を演奏したものがあるはずだが、YOUTUBEでは見つからなかった。

その映像では、まさに、DAVID SYLVIANが「ゴースツ=幽霊」のような顔をしたバージョンなのだが、その暗さがたまらなく渋い映像だったのだが。。。。。
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