平凡にして偉大なるすべての父と母へ――。
原題 海洋天堂/OCEAN HEAVEN
製作年度 2010年
上映時間 98分
製作国・地域 中国
脚本・監督 シュエ・シャオルー
撮影 クリストファー・ドイル
音楽 久石譲
出演 ジェット・リー/ウェン・ジャン/グイ・ルンメイ/ジュー・ユアンユアン/カオ・ユアンユアン/ドン・ヨン
世界的アクションスター、ジェット・リーが得意のアクションを封印して挑む父と子の感動のドラマ。
水族館勤務のシンチョン(ジェット・リー)は、21歳になる自閉症の息子ターフー(ウェン・ジャン)を男手ひとつで大切に育ててきた。ある日シンチョンはガンで余命わずかと診断され、息子の将来を案じて心中を図る。だが、泳ぎの得意なターフーが海面に顔を出したため、シンチョンは息子に一人でも生きていけるよう教育することを決意する。
昨年から日本公開に向けて活動していらっしゃるしゅうさんの活動に微力ながら参加させていただき、
公開を楽しみにしてきましたが、関東でのスタートが7月と言う事で、
もしかしたら行けないんじゃないかと気をもんでいましたが、滑り込みセーフ
会社を一歩出た時から走り続けて、電車を乗り継ぎ、
シネスイッチ銀座にたどり着いたら入場規制?とにかくあそこでは初めての経験でした!
公開週の満足度ランキングが1位だったのもあったかも知れません。
その日が金曜日でサービスデイ(誰でも900円)だというのもあったでしょう。が、
とにかく最前列まで、ほぼ100%の入りだったでしょう。大盛況でした!
「平凡にして偉大なるすべての父と母へ」というキャッチコピーが温かく胸に沁みる、
看板に偽りなしといっていい、
子を想う親の、愛と、
その子を遺していかなければならない焦燥感と寂寥感。
繰り返される日常の中に漂う不安と孤独を、ジェット・リーが見事に見せてくれるのですが、
今、親ではない人も、
きっと親の心に触れられる・・そんな作品でした。
ひと口に『自閉症』といっても、その障害の重度も症状も様々で、時間をかければ
一定の社会生活をこなせる人から、本作のターフーのように知的障害を伴う場合などあり、
本当に親が病気になったら・・・ぃや、病気になれない、そんな差し迫った父と子―。
世界のどこかで、きっと今、現実にあることなのです。
大事に面倒を見てきたシンチョンが、自分が安心して逝く為に、
ターフーを導く様は、心が痛みます。。。一人の親として、共感できるその姿にやられます・・。
そして、ターフーを安心させて逝く為に、彼がターフーに与えたもの・・・!!
こういう場合、他人は本当に、よき隣人の域を出られないのだと思いました。
ジェット・リーのノーアクション、ノーギャラでの出演が話題になりましたが、
それほどに彼が惚れ込んだ作品。
ただ、子を想い、幸せへの道しるべを探す死期の迫った父――、愛情深く演じていて
とても素敵でした
グイ・ルンメイちゃんは相変わらず透明感を感じさせる存在。
ここでもちょっと切ない鈴鈴チャン、よかったです!
そして、ターフーを演じたウェン・ジャンに、拍手
クリストファー・ドイルの描き出す水の青!
その水の深い流れとシンチョンのこころの漂いを奏でる久石譲の音楽もヨカッタ・・・
シネスイッチ銀座では8/26(金)迄は確実に上映されるそうです。
青が美しい!!
コレ、是非観たいです。
遅れてですが~単館系映画館で観れそうです。
観たらまたきま~す。
こういう映画は本当にミニシアターではなく全国拡大公開してほしいんですけどね。
ジェット・リーがアクションばかりの演技が出来ない人だとは元々想ってないので
楽しみにしていましたが、
期待以上でした
いい作品ですよ
>スマトラ沖地震以降の彼の思いが凄く反映された作品だった
そうなのでしょうね・・。
大家の女性との絡みも、焦りながらも幸せなターフーとの日々も、
とてもラブリーなジェット・リーでした
クチコミでロングラン公開されて、多くの方が観てくれますように
私の方からは、「送信失敗」の表示になってしまい、お返しができずごめんなさい。
息子への父親の思いの切実さが迫ってきました。心を打たれる感動作でしたね。
情景が伝わってくる、HIROMIさんのレビュー、
TBができないということで記事URLを貼っておきますね。
http://cinema-daisuki.sblo.jp/article/47194505.html
応援してたんですね!!
あたしはとんと知らなかったもんで、失礼しました。おかげで見れました。
半端な気持ちじゃないリンチェイの思いがびんびんと伝わって来ましたねえ。
いつもは、ちょっと鼻につくドイルのカメラなんですが、今回はとっても良かった!
知らなかったからかな~。
この運動を立ち上げた熱意とそのファン仲間の一念近くに及ぶ活動にはただただ尊敬の一言です!
こういう難しい社会問題がそこにあるのに、
ただ子の行く末を案じる普通の名も無き父親の姿として演じた。。
本当に胸打たれました
凄く凄く良かったです~。
ジェット他皆さんの演技、映像、音楽 最初からエンドロールまで全てツボ…
大泣きしちゃった。
ラスト流れるジェイ・チョウの歌も素晴らしかった!
ずっと自閉症ボランティアで関わってきた監督ならではの視点も感じたし~
久々にどストライクの作品…
明日以降じゃないと書けないけど又TB頂きにきまぁす。
マリーさんったらお忙しいのになんて優しいの~
>ずっと自閉症ボランティアで関わってきた監督ならではの視点も感じた
主演のジェット・リーだけでなく、息子役のウェン・ジャンも基金を立ち上げたし、
この作品によって少し、ワンのような親に優しい未来が近づいたかも。。
今日もお昼にお邪魔したのにコメントもしないでごめんなさい!
マリーさん、無理しなくていいよ~。。といいながら
感想、楽しみにしてるね