to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

ツナグ

2012-10-08 14:00:52 | the cinema (タ行)


製作年度 2012年
上映時間 129分
原作 辻村深月『ツナグ』(新潮社刊)
脚本 監督 平川雄一朗
音楽 佐藤直紀
出演 松坂桃李/樹木希林/佐藤隆太/桐谷美玲/橋本愛/大野いと/八千草薫/遠藤憲一
生きている者が、もう一度だけ会いたいと強く願う、すでに亡くなってしまった者。その再会の機会を設けることができる、“ツナグ”と呼ばれる使者の見習いをする高校生・歩美(松坂桃李)。ガンで逝去した母(八千草薫)と会いたいという高慢な中年男・畠田(遠藤憲一)、けんかをしたまま事故死した親友・御園(大野いと)に尋ねたいことがある女子高生・嵐(橋本愛)など、さまざまな依頼人の願いをかなえる歩美。だが、死んだ者と生きる者が再び出会ってはいけないのではないか、それで両者は救われるのだろうかと考え……。

以前ちらっと記事にしたことのある松坂桃李クンが気になっていたし、
その彼が、“使者(ツナグ)”で、たった一人と一度だけ、死者との再会を叶えてくれる案内人を演じるというので観にいきました。.......が、
もの凄く久々に、ちょっと脱力するぐらい、、、私はだめでした。。。

でも、観ながら思っていたのは、「きっとコレは原作は面白いに違いない」でした。
なんせ、セリフが浮いて感じられるほどめっちゃテンポが悪い
同様に、音楽もフィットしていない。
これは、「JIN」や「ROOKIES -卒業-」の監督ということだったけど、
なるほどこの監督のそれらの作品、脚本はちゃんと別に脚本家が担当していたものでした。

お話としては4つのエピソードから、高校生の歩美が“ツナグ”の祖母の手伝いをしながら、
人の人生に立会い、成長し、その継承者となるかどうか…、といもの。

でしたが、
先ず第一に、歩美が高校生に見えなかった。高校生にしては落ち着き過ぎ(?)。
更に、“ツナグ”に生きている人が、どうやって存在を知りえコンタクトしてくるのか
ここが最後まで曖昧模糊としていて説得力が無く、すんなり入って行けない。
しかも、ナレーションはいいのに、各キャラのセリフが恥ずかしいほど浮いていた。
多分それは不自然なほど間延びしている演出の所為かと。。

それでも、良い所を挙げるとすれば、すれ違ったまま喧嘩別れの状態で片方が死んでしまった親友達のエピソード。
これは双方の、女の子らしい嫉妬心と残酷さがどこかほろ苦く胸に迫るものがあり、
勝気な嵐を演じた橋本愛さんもよかったし、
なんの落ち度も無いのに恨みを買ってしまった御園役の大野いとさん、
彼女の最後の決意の表情は、難しいビミョウさをとても良く表現していたと思います

今まで数多くの作品を観て、どれも味わいのある存在感の八千草さんと樹木希林さんまでもが、
とてもザンネンな撮られかたで、もの凄く居心地が悪かったです

連休中のレイトでしたが、途中退席された方もいました。私もチャンスを逃した格好でしたが、
129分が嘘のよう。3時間くらいに感じてしまいましたが、
驚いたことに世間の評判はいいとか・・
う・・・・ん、、お若い方なら、純粋に感動できるのかも
『映画』 ジャンルのランキング
コメント (4)   トラックバック (20)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 今夜は「清盛」~♪ | トップ | ドラマ制作発表会見♪ »
最近の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
昨日観ました。 (rose_chocolat)
2012-10-09 18:09:39
うん、確かに間延びしてましたね。役者さん達はとてもいいのに。

これ、特筆すべきは橋本愛ちゃんのような気がします。
彼女凄かったね。桐島よりもさらに演技がうまくなったような気がします。
大野いとちゃんは最初はキャピキャピに終始してましたけど、からくりがバレた瞬間の表情がよかった。彼女もこれから成長株です。
とにかくこの2つ目のエピソードに救われた形となってしまいました。
rose_chocolatさん♪ (kira)
2012-10-10 21:45:36
殆ど、全編を通してセリフらしいセリフがないのに、
それが間延びしていて、
おまけに、アノ八千草さんをやたら立ったり座ったり忙しなく動かす演出がー
イラットしました。彼女はヘタにいじらないで欲しかった(笑)

女子校生役の2人は、甲乙つけ難いと、
今回は思いました。
素直なイイコの心に、アクマが停まった瞬間。の大野いとさん、
素直になれない嵐の、恐れていたことが露見し、崩れていくさまも、
この作品の収穫でした
結構 (sakurai)
2012-10-18 10:53:15
期待をされてみると、がっくりかもねえ。
あまり期待感を持たず、ハードル低かったんで、見れたところが多々ありました、はい。
kiraさんのおっしゃる通り、テンポは悪いし、とんとんといかないし、妙な間延びはあるしで、どうにも居心地が悪かったのですが、それらを吹っ飛ばしてくれたのが、橋本愛ちゃんでした。
大野さんも、きらり寸鉄の表情を見せてくれましたが、愛さんからは、何か憑依したような、鬼気迫るものを感じさせてもらいました。
波はあるけど、この子すごいと思う。
桃李の高校生には、ちと無理がありましたね。でも、まだ高校生役やるみたい。
若い役振られるってことって、どうなんでしょうね。
演技力を見込まれるのか、若いと思われるのか。
sakuraiさん♪ (kira)
2012-10-19 22:05:27
実は、これ、、予感めいたものがありました。
後で知ったんですけど、正直な樹木さんが、番宣に出た番組で、
「感動作とは云えない」って言ってたと友人から聞きました(笑)

こういう作品って、やっぱり観る側の体験や、経験値で
大きく評価が変わると思うんですよね~。

>愛さんからは、何か憑依したような、鬼気迫るものを
確かに!
でも、CMのワンシーンも(シャワー中に号泣)被りました

私は舞台俳優のような演技よりも、やっぱり静かに細やかな演技に惹かれるようです。
そういう意味で大野いとちゃんの可愛いキャラの、こまやかな鬼になった瞬間の演技がいいと思いました。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

20 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
「ツナグ」会いたい人は誰ですか? (シネマ親父の“日々是妄言”)
[松坂桃李] ブログ村キーワード  一度だけ、死んだ人間と会わせてくれる“使者”の物語。「ツナグ」(東宝)。さあ、あなたがもう一度会いたい人はいますか?  一度だけ死んだ人と会わせてくれる“使者”=“ツナグ”。高校生の歩美(松坂桃李)は、一族に代々伝わる...
ツナグ (佐藤秀の徒然幻視録)
ゴースト もういちどつながりたい 公式サイト。辻村深月原作、平川雄一朗監督、松坂桃李、樹木希林、佐藤隆太、桐谷美玲、橋本愛、大野いと、遠藤憲一、別所哲也、本上まなみ、浅 ...
映画「ツナグ」感想 (タナウツネット雑記ブログ)
映画「ツナグ」観に行ってきました。辻村深月の同名小説を原作とする、人の死と死後の再会をテーマとするファンタジー要素を含有した人間ドラマ作品。その街には、ひとつの都市伝説...
ツナグ (Memoirs_of_dai)
歩美はなぜ何度も死人に会える? 【Story】  “ツナグ”という、たった一人と一度だけ、死者との再会を叶えてくれる案内人。そんな都市伝説のような噂にすがり依頼に訪れたのは、癌で亡くなった母(八千...
ツナグ (花ごよみ)
試写会に当たったので行ってきました。 辻村深月の同名小説を映画化。 「ツナグ」の仕事は、 この世から去ったものと 生きているものとの再会の仲介。 亡くなった人を一回に限り、 会わせてくれるというもの。 男子高校生、歩美と彼の祖母アイ子が その役目を負いま....
ツナグ (ダイターンクラッシュ!!)
2012年10月7日(日) 15:50~ TOHOシネマズ川崎3 料金:0円(フリーパスポート) 『ツナグ』公式サイト フリーパスポート25本目。 「黄泉がえり」とか「スープ~生まれ変わりの物語~」とか、古くは「ゴースト」や「天国から来たチャンピオン」などの死人系ファンタ...
ツナグ (Break Time)
連休最終日は、天候にも恵まれ・・・
「ツナグ」会いたい人とツナグ先にみた伝えなければならない聞かなければならない1度しかない機会への決断と決意 (オールマイティにコメンテート)
「ツナグ」は辻村深月原作の「ツナグ」を映画化した作品で生涯1度だけ会いたい死者に会す事ができる使者が3人の依頼主の死者との出会いを通じて使者としての役目、そして使者に ...
ツナグ (あーうぃ だにぇっと)
ツナグ@ニッショーホール
ツナグ (タケヤと愉快な仲間達)
先に書いたこの三連休の最終日。テレビでも 何度か見た番宣では樹木希林さんの強烈な キャラクターだけが強く印象に残り・・・ (ああ面白そうだな。)と思い朝一番の上映回 にて観賞してきました。 僕の地元の映画館はどんな話題作の時でも 場内が満員になる事はほとん...
ツナグ(2012-122) (単館系)
ツナグ ユナイテッド・シネマ浦和 生きている者が、もう一度だけ会いたいと強く願う、すでに亡くなってしまった者。 その再会の機会を設けることができる、“ツナグ”と呼ばれる使者の見習いをする高校生・...
ツナグ (いい加減社長の映画日記)
樹木希林さんの演技に注目・・・ 「オフィシャルサイト」 【ストーリー】 死んだ人間と再会させる能力を持つ「ツナグ」。 工務店を営む畠田靖彦は、土地の権利書のある場所を死んだ母親に聞くために、ツナグとの接触を試みる。 約束の場所に現れたのは、男子高校生。 半...
『ツナグ』 (京の昼寝~♪)
□作品オフィシャルサイト 「ツナグ」 □監督・脚本 平川雄一朗 □原作 辻村深月 □キャスト 松坂桃李、樹木希林、佐藤隆太、桐谷美玲、橋本 愛、遠藤憲一、大野いと■鑑賞日 10月8日(月)■劇場 TOHOシネマズ川崎■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点...
映画「ツナグ」 (FREE TIME)
映画「ツナグ」を鑑賞しました。
ツナグ (迷宮映画館)
子役の子の鼻の穴が、桃李の鼻の穴とそっくり!ってどこに感動してる、自分!!
最上のわざ~『ツナグ』 (真紅のthinkingdays)
 歩美(松坂桃李)は幼い頃に両親を亡くし、祖母(樹木希林)と二人暮らしの 高校生。彼は死者とこの世を繋ぐ使者「ツナグ」である祖母に弟子入りし、後継 者になるべく経験を積んでいた。  満月の夜...
『ツナグ』 (pure breath★マリーの映画館)
                      あなたがもう一度、会いたい人は誰ですか? 『ツナグ』 監督・脚本・・・平川雄一朗 原作・・・辻村深月 出演・・・松坂桃李、樹木希林、佐藤隆太、桐谷美玲、橋本愛、大野いと、遠藤憲一、別所哲也、本上まなみ、浅田....
「ツナグ」 (NAOのピアノレッスン日記)
~あなたがもう一度、会いたい人は誰ですか?~ 2012年   日本映画   (2012.10.06公開)配給:東宝           上映時間:129分監督:平川雄一朗原作:辻村深月『ツナグ』(新潮文庫刊)脚本:平川雄一朗美術:花谷秀文音楽:佐藤直紀主題歌:...
ツナグ(試写会) (まてぃの徒然映画+雑記)
直木賞作家、辻村深月の吉川英治文学新人賞受賞作を松坂桃李主演で映画化。出演はほかに樹木希林、佐藤隆太、桐谷美玲など。 死者と生者を一度だけ引き合わせる能力を持つ“ツナグ”、高校生の歩美(松坂桃李)は祖母(樹木希林)から少しずつ“ツナグ”の手ほどきを受...
映画『ツナグ』を観て (kintyre's Diary 新館)
12-82.ツナグ■配給:東宝■製作年・国:2012年、日本■上映時間:129分■観賞日:10月20日、TOHOシネマズ渋谷■料金:0円 □監督・脚本:平川雄一朗◆松坂桃李(渋谷歩美)◆樹木希林(渋谷アイ子)◆遠藤憲一(畠田靖彦)◆八千草薫(畠田ツル)◆橋本愛(...