to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

道 ~白磁の人~

2012-06-12 23:53:51 | the cinema (マ・ヤ行)

製作年度 2012年
製作国・地域 日本
上映時間 119分
原作 江宮隆之
脚本 林民夫
監督 高橋伴明
音楽 安川午朗
出演 吉沢悠/ペ・スビン/酒井若菜/石垣佑磨/手塚理美/堀部圭亮/田中要次/大杉漣

日本に併合された約100年前の朝鮮半島で、荒廃した野山をよみがえらせるために生涯をささげ、40歳という若さで亡くなった実在の人物・浅川巧の半生に迫る壮大な人間ドラマ。
日韓併合から4年後の1914年、林業技術者の浅川巧(吉沢悠)は、朝鮮半島の山々を再生するという決意を胸に海を渡る。彼は生まれ故郷の山梨を離れ、京城(現ソウル)へと渡り、朝鮮総督府の林業試験所で働くことになる。何事にも偏見を持たない巧は、同僚のチョンリム(ペ・スビン)に朝鮮語を習うことにし、めきめき上達していく。

感想が遅れましたが、公開初日の夜の回、観てきました♪
時間が無いので簡単に感想、後ほど加筆します。
吉沢悠くんがこの作品に出なければ、おそらく知ることはなかったこの、浅川巧という人物。
原作も知らず、予告も1度観ただけで行って来ましたが、
淡々として地味ながら、日本統治下の朝鮮半島で、汚れない魂を持った一人の男の半生が描かれ
それを知る機会が与えられたことに感謝したい作品でした


何かの記事に、高橋監督も吉沢悠クンも、このような時代とテーマを扱った作品が、
日本と韓国のスタッフによって制作され、ほぼ同時期に両国で公開されると言う事に
「今の時代だからできること。日本映画が禁止されていた時代もあった日韓の関係のなかで、ほぼ同時に公開できるのは奇跡に近い」と仰っていましたが、
確かに、この浅川巧という人物を語るときに避けて通れない、当時の日本の植民地支配の描き方に
抵抗を覚える方もいるかもしれませんが、
そうであっても、
最後まで観て欲しいと思います。
憎みあっている民族の、「個」の想いは果たして通じないものなのか?


私も鑑賞後にちょっと調べたのですが、氏については
留学生のための月間情報誌の'05年9月号,淺川巧の記事が解りやすい。
《現代日本の源流》―『朝鮮の人々に済まない』薄給の中から奨学金を出す


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (miyu-1020)
2012-06-13 08:01:28
道~白磁の人~ は地味ですが感動の映画です ぺ・スビンさんの演技は素晴らしいです
感情の表現がよく出ていて 映画に引き込まれます
映画の中には心を打つ台詞がたくさん出てきます
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miyu-1020さん* (kira)
2012-06-13 12:55:27
ぺ・スビンさん、ドラマでは「華麗なる~」の
ヒロインを温かく支える好い人の役でしたよね~。
吉沢悠くんもドラマの立ち位置はそんなポジが多かったし、
穏やかな感じがふたり、引き合ったのかもしれないと思いました。
そうそう、
素敵なセリフがありましたよね~。
記事、途中で申し訳ないです
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kiraさん (sakurai)
2012-07-16 15:48:22
吉沢君がお好みなんですか?
渋いなあ~、、、と言っても、彼は若いんですよね、まだ。
そうは見えない吉沢君。
最近、こういった実直な人、真面目な人、朴訥で融通があんまり効かない・・と言うのが似合ってますわ。
私も、とんと浅川さんと言う人を知らずに、勉強になりました。
こういう映画も大事ですよね。
脇役の方々をもうちょっと工夫してほしかったのは小声で。。。
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sakuraiさん♪ (kira)
2012-07-18 00:10:21
吉沢悠くん♪
実はデビュー作から注目していたんですが、
恭子ちゃんとの共演もあり、秘かに応援している俳優さんなのですよ~。
そうそう、いつも実直で素直で優しいひと、というポジションが多いんですが、
まさにこの、浅川巧という人物にはうってつけだったのですよね~。
共演のぺ・スビンさんもなんとなく似ている感じを持っています。

高橋監督は、こういう、
観客に阿らない作品を撮られているのがいつも素晴しいところだと思います。
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