ニコラス・ケイジが刑事でありながら法で裁けぬ悪を成敗する処刑人に扮したパ
ニッシャー・アクションです。
湾岸戦争で活躍した元軍人の刑事ジョンは、警察で長年の相棒を亡くして失意の
どん底にいましたが、あるパーティで知り合ったシングルマザーの女性ティーナと
の交流を通し、次第に活力を取り戻して行くのでした。
そんなある日、ティーナが町のチンピラたちに暴行される事件が起こり、犯人たち
は逮捕されたものの、金に物を言わせて雇った悪徳弁護士によって無罪を勝ち取
られ釈放されてしまうのです。この現実に怒りを覚えたジョンは、自らの手で犯人た
ちに制裁を加えることを決意・・・。
主人公ニコラス・ケイジ扮する刑事の行動は荒唐無稽ですが、映画って大体そうだ
と思うので、深く考えず最後まで面白く見ました。
小粒な作品ですが、よく纏まっていてキレもいいし、時間も99分という短さで、ある
面で感動しました。
最近の邦画で裁判物が話題になっていますが、比較してみたくなり、こちらの作品の
方が判りやすいし面白いのでケイジに軍配を上げます。拾い物の一本です。