怪食一家 支店

食い散らかして経験値を上げていきます。
トライアスロン・マラソンを通じた肉の引き締めも同時並行します。

結婚式帰りでも、祇園祭でも、やることはひとつ

2006-07-17 16:21:24 | food

海の日を月曜日に接続した三連休の中日。去年は徳島の日和佐にてトライアスロンやったと思いきや大阪へトンボ帰りをするというとんでもない一日でしたが、今年は結婚式。大学で同じゼミで卒業後仕事場も近く、しかもいつの間にかお取引先様とまでなっちまってた男というまああ非常に縁深い男の式。おかげで、皆生(同日にフルトライアスロンやってんだよね)どころか日和佐出られない、、、というのではなく、今年はその翌週の七尾へ言ってこいという教示なんでしょう、きっと。

北山方面で式がありましたが、その途中でいつの間にか雷を伴う大雨。式もなんか水を差されることとなってましたが、時間的に一日かけてレースを行なう皆生あたりは大雨に見舞われているのではないんでしょうか。大丈夫だったんでしょうか。

で、帰りは河原町方面へ。なんですか祇園祭って。なんですか宵山って。





人多いよ。。。。

というだいこんのなか、何故わざわざこんなとこに突入するのか。お店の名前は三吉という歴史ありげなお店。ここにくるため、ですね。ええ、ろくに大阪も制覇してないのに京都進出なんかしちゃってます。一緒に結婚式に出席した京都在住の同級生のトシちゃんといっしょに焼くことにしました。ついさっきフルコースらしき何かを食ってた気もしますが、なんのことでしょう。





ひとえに雰囲気満点ですね。こんなお店が河原町OPAの真裏にあるなんて。いや、よく真裏がどうとか言って場合によってはいささか表現がイカなこともありえそうなところですが、実際OPAの裏口出たらその真正面なんだもん。しかもこんなつくりで、





お店の中こんな感じで。雰囲気最高。生ビールがなく瓶だけってのも非常にありですね。まあつい三時間ほど前泥酔間際まで飲んでた気がしますが、多分気がするだけでしょう。うん。





まずはレバ刺しを、、、と思いきや、三連休の中日ということでレバはないんだとさ。なので、タン刺しを注文。何年ぶりかなタン刺しなんて。色いいね色。味のほうは、、、いや、普通の牛の刺しよりいいかも。なんかとろける感じだしさ。一切れが大きく食べ応えがあるのもいいね。というか分厚すぎだよ。からし添付ですが、これはなくてもいいかな。





最初は、、、タンを焼いちまいました。まあ、そういうこともありますよ。でも、この肉汁の浮き出し具合あたりは絵になりますね。口に運んでみると、、、いや、やっぱいいね。肉だ肉。トシちゃんは汁が乾くまで焼くのが好きみたいですが、、、10年来の付き合いでもこんなもんだね。





さて次にやってきたのは、てっちゃんとマメ。マメとは腎臓のことみたいです。初めてですね、こういう形で網の上で焼くのは。串の形式では今橋ホルモンで最近出しているみたいですけど(リンク先に記載はありませんが)個人的にはこっちのほうがいいかな。網ですよ網。





焼き上がりがタレの中へ。片栗粉かなんか入れたのかというくらいのとろみのある甘辛いタレには上から刻みネギがたっぷりと。味は、、、うまくないわけないじゃないですかもう。ビールが進む進む。腎臓は、、レバーに近いんですがなんともいえない味。少し甘いのかな。それよりも大腸さんですよ大腸さん。もう脂いっぱいで最高ですよほんと。

といいながらも、当然のことながらそんなに焼きまくれるはずもなく、違う食品へと移行します。まあその理由のひとつとしてミノサンドどころかこの日はミノがないとか、そもそもハラミがメニューに載ってないという具合もありまして、、、こういうマイナスに行きかかった振れ幅を一気に逆方向へ持ってくるナイスなブツを注文してくれましたよ。





煮込みですよ煮込み。これがねぇ、入ってるのほとんどスジ肉。時折センマイとかレバとかいるんですが、とにかくスジだらけ。しかもゼラチントロトロ。もう白米頼んで上にのっかけてやろうかと思いましたがな。いや、メモ帳に下書きしながら思い出してきましたよ。それくらい絶品。





こういう食べ方が出来るからこそ京都、と深く感じ入ってしまいます。左側が一味、右側が七味でしてもちろんお店備え付け。七味ってのも香ばしくてまた乙なもんでしたよ。

このあと不死身のトシちゃんが困ったことにホルモン盛り合わせとか頼みやがって、、、勝手に食ってくれもうといいながらおすそ分けをちょうだいいたしました。





これはもらわないわけにはいきませんよね、やっぱ。うますぎて話になりませんといいたいとこですが、この日は睡眠不足に加えて結婚式に肉。。。ふらふらだううう。


***

聞くところによると開店して40年は優にたっているとのことでしたが、、、それ以上の歴史と奥行きを感じました。値段もそう高くなくホルモンしか食べませんでしたが、味のほうも満足ということありませんっす。もともと京都の地元の方々がよく行かれるお店だそうで、普通は行列必死だそうです。確かに出るときは店内いっぱいだったしなぁ。

また機会を改めて来たいですね。あんまり胃袋にもの入ってないときとかに。


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